タイトルに知的な響きが
今よく売れている本です。
2015年11月初旬に出たのですが、その月のうちに2刷が出版されていることを見ればそれがよく分かります。
たぶん時代の要求に合った内容だからなのでしょう。
物欲なき世界、なんとも知的な響きのあるタイトルではありませんか。
もともと知性に優れた人は、本以外にあまりモノを欲しがりません。
つまり知性に富んだ人ほど物欲より知識欲を優先するからです。
したがってインテリ層に受けそうなタイトルの本です。
近年ブームになった断捨離もこの精神につながります。
物欲を断ち、モノを捨て、モノから離れた立ち位置に居ようとしているからです。
著者は今の時代は物欲から離れて、ライフスタイルを求める時代だとも言っています。
それを証明するように、ライフスタイル系の雑誌がよく売れている、とも言っています。
まあそれもそうかもしれません。
テレビの料理番組がやたらに多いのもそのあらわれかもしれません。
テレビの料理番組がやたらに多いのもそのあらわれかもしれません。
つまりモノを買うより、おいしいものを食べることを優先するライフスタイルになっているからではないでしょうか。
人に物欲がなくなれば物は売れません。でも物欲がなくても知識欲があれば、再生産へのヒントを生み出す力が養えますから景気の足を引っ張るだけではないのです。
ということは、物欲は無くて良いとしても、知識欲だけは持ち続けなければならないのです。
0 件のコメント:
コメントを投稿