2026年6月25日木曜日

T.Ohhira エンタメワールド〈6〉紳士と編集長(9)

     

  

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 「雑誌リベーラ、甥が編集長。そんなことも言ったのですか。いやまったくの作り話ですよ。東京に甥なんていません。ただ父は若い頃から雑誌の編集の仕事に憧れてはいたようですけど


『編集長になりたい』ずっとそんな夢をもっていたようですから今度の病気の再発で、夢を現実と見まちがえているのかもしれません。


いもしない甥とかに託して、いやとんだお恥ずかしいことで」


 「それとロンドンかパリに留学された・・・」


僕はそう言いかけたが、事情がわかった今、そこまで聞く必要もないと思い、次のセリフは喉もとでおさえた。


 「よくわかりました。知らなかったこととはいえ、どうもすみませんでした。今後お会いしたとしても一切おつき合いは致しませんからご安心ください」


 僕は職場の周囲の者が気にしてジロジロ見初めているのに気がつき、そう言って電話を切ろうと思っていた。


 「たいへんぶしつけなお電話申し訳ありませんでした。快く承諾いただきありがとうございました。また機会がありましたら、一度お会いした上でお話しします。父のその後のことも」


 相手は最後に少し遠慮しがちにそう言って電話を切った。


 「今野くん、今の長電話いったい何だったんだ?お客さんでもないんだろう」


 奥の席でさっきから僕をにらんでいた課長の岸田が少し皮肉めいた口調で聞いた。


 「ええちょっと。実は紳士の甥が雑誌の編集長でして、でもそれがその・・・」


僕にはすべて事情がわかったとはいえ、相手には何のことだかさっぱりわからないような、そんなトンチンカンな返事を返していた。

 

秋が去り、歩道のイチョウの木は丸はだかになり、また冷たい北風が吹く冬がやってきた。


あと一週間もすると僕のデパートでも一年で最もかき入れ時の歳末商戦が華々しくスタートする。


 その前の十二月一週目の公休日、僕は十時過ぎに起きて、机の前でぼんやりしながらインスタントコーヒーをすすっていた。


 ふとすぐ横に立てかけてある国語辞典が目に入り、何気なく手を伸ばしてそれをつかむと、目的もなしにパラパラと指で滑らすようにしてページを見ていた。


斜め上の部分に〈そう〉と見出しのついたところでページが止まり、また何げなくその中の一語に目をやってみた。


]〈そううつ病〉そこにはそう書かれてあり、僕はハッとして今度はぐっと身を乗り出すと、一気にそれを読んでみた。

 

  躁鬱病(そううつ病)

 

内因性精神病のひとつ。気分が興奮状態を示す

そう病と逆に憂うつ状態であるうつ病を交互に繰り返すが、それぞれが単独であらわれる場合もある。発病は十五~二十五歳の間に多く、遺伝条件に支配される。


   〈躁期の特徴〉

  大言壮語。睡眠時間減少、行動活発、浪    費(買物多し)

  〈鬱期の特徴〉

  食欲減退、厭世感増進、自殺願望

 

 辞書から目を離したとき、僕はふっと息をつき、久しぶりにまた紳士の姿を瞼に描いた。


 どうしているんだろう彼いまごろ。息子さんから電話のあったあとも、バス停では一度も見かけていないけど、病院へはまだ通っているのだろうか? 会わないのは診察時間が変わったせいじゃないだろうか。


あの息子さん、この病気には精神的刺激が悪いと言ってたけど、あの後も病状は変らないんだろうか。それから昼近くになるまで、僕はそんなことをポカンと考えていた。


 それから十日ぐらいたった十二月にしては珍しく風もなく暖かいある日の昼下がり、電車でとなりのK市の得意先へ行った帰り道、僕が駅前広場にある噴水の前に差し掛かったときだった。


ふと前方を見ると、ベンチに座って横に置いた大きな紙袋を覗き込んでいる身なりのいい初老の男の姿が目に入った。


あっ、あの人だ。距離はまだ少しあったが、見た瞬間とっさにそう思って僕はハッとした。


これまで時折思い出して気にしながら、もう二ヶ月も会ってなくて、懐かしさからか思わずそちらの方へ駆け寄っていた。


つづく


次回7月2日(木)最終回


2026年6月24日水曜日

スーパーの店頭でキャッチセールスをする若者を見て考えた



人手不足が叫ばれている昨今なのになぜハングリーな仕事に若者が集まるのだろうか


最近スーパーの店頭で通行人にティッシュペーパーを配りながら話しかけるタイミングを見つけようとする若者の姿をよく目にします。


こうした人たち、いろいろな業種がある中で特に多いのはスマホ契約の見直しを勧める人たちではないでしょうか。


激戦と言われるスマホ業界ですからセールス活動が激しいのはある程度理解できます。でもわからないのは、この厳しい仕事によくこれだけ人が集まるということです。


理由としてひとつ思いつくのは「時給が高い」という点ですが、いったい今の相場はどれくらいなのでしょうか。


スマホのキャッチセールス 時給いくら

家電量販店やショッピングモールでのスマホ・携帯電話のイベントスタッフ(キャッチ・呼び込み)の時給は、1,500円〜2,000円前後が相場です。一般的なアルバイトと比較して高時給ですが、店舗や条件、インセンティブの有無によって変動します。


スマホのキャッチセールスだけでなく、他にもハングリーな仕事に従事する若者は少なくない

スマホのキャッチセールスだけではありません。そのほかにも繁華街の街なかでは、いろいろな業種の勧誘員が活動する姿が目につきます。

しかし、いずれに対しても通行人の反応は乏しく、立ち止まって話を聞いている人はめったに見かけません。

アプローチに使っているティッシュさえ受け取る人が少なく、見ているこちらが同情したくなるほどです。

こうした勧誘員でもっとの多いのは上にも上げたスマホ関連スタッフですが、このほかにも次のような業種の人たちをよく目にします。


ユニセフ募金活動員

繁華街の広場の一画にユニセフの大きな旗を掲げ、その周りで募金活動を展開する運動員の姿もよくに目します。

社会活動とはいえ、ボランティアではなく時給制で雇われた募集員です。

一見、社会貢献のように見えますが、通行人で関心を寄せる人は少なく、勧誘は非常に厳しいようです。


乗馬クラブ勧誘員

乗馬は一般的にはまだあまり普及してはいないようです。それだけに体験には希少価値があるとも思えるのですが、でも人気は薄いようで、勧誘員の話を聴いている人はあまり見かけません。それもあってか長続きする人が少ないようで、いつもメンバーが変わっています。


献血勧誘員

駅前商店街で目にしない日がないぐらい連日積極的な勧誘活動が続いています。

献血は人の命を守る大切なことは誰もが知っています。でも、話を聴く人が少ないのは何故でしょう。

聞くところによると、この仕事の1か月の報酬は15万円程度だと言いますが、厳しい仕事だけに割に合わないように感じます。


居酒屋の客引き(呼び込み)

夕方になると繁華街に出没するのがこうした人たちです。多くなったのはここ2~3年のことでしょうか。

今はそれだけ居酒屋の競争が激しい時なのでしょう。

男性だけでなく女性もチラホラ混じっています。

でも、こうした勧誘員の報酬で居酒屋の料金が上がるなら、彼らの存在は歓迎できません。


 街頭の勧誘員:雇用形態による時給の相場

  • アルバイト・パート: 時給1,500円〜2,750円程度。週末のイベントを盛り上げたり、チラシ配りや簡単なアンケート誘導を行う仕事です。

  • 派遣社員: 平均時給1,350円〜1,500円程度。

  • インセンティブ: 契約獲得数に応じて「時給アップ」や「ボーナス支給」がつく求人も多く、頑張り次第でさらに稼げる仕組みがあります。

今のスマホキャッチセールスのやり方はアメリカの方法をまねたもの

AI による概要

アメリカにも、日本の家電量販店や携帯ショップのような対面でのキャッチセールスや強引な勧誘は存在します。主に大型スーパーやショッピングモールの特設ブースで行われており、多くの消費者から「しつこくて迷惑だ」という声が上がっています。 

アメリカにおけるスマホや通信プランのキャッチセールスの主な特徴は以下の通りです。

  • 主な出没スポット:
    Costco(コストコ)やTarget(ターゲット)、Walmart(ウォルマート)といった大型量販店の通路や、ショッピングモールの共有スペースに代理店がキオスク(特設ブース)を出しています。 

  • Platform Launchers +1


  • よくある勧誘手口:
    「現在のスマホ代を安くできる」「新しいiPhoneを無料で進呈する」などと声をかけてきます。また、特定のキャリア(Verizon、AT&T、T-Mobileなど)を利用していると伝えても、「うちならさらに特典がつく」と食い下がることがあります。 

  • Platform Launchers +2


  • トラブル事例:
    「無料と言われて契約したのに、高額な請求が来た」「後から詳細な契約内容を確認したら、不要なオプションが多数含まれていた」といったトラブルが報告されています。 

対策と注意点

もしブースのスタッフに声をかけられた場合、関心がなければ目を合わせずにそのまま歩き続けるか、「No thank you(結構です)」とだけ伝えて立ち去るのが最も効果的です。また、その場で安易に個人情報や現在契約しているアカウント情報を教えないよう注意が必要です。


街頭のキャッチより仕事としてはコンビニ店員の方がましかも


人手不足を象徴する職場といえば、何をおいてもコンビニの店員があげられます。


それを証明するのが外国人店員の多さです。


ついさっきも2か所のコンビニにいきましたが、どちらも対応してくれたのがインド系の男性店員でした。


日本の若者がスマホのキャッチセールスで、コンビニの店員がインド系外国人というのが何故なのかよくわかりません。


個人的には街頭のキャッチセールスよりコンビニ店員の方がまし、と思えるのですが。





2026年6月20日土曜日

昭和の香りが懐かしい あのトリスポケット瓶がいま爆売れ!





サントリーの「トリス クラシック ポケット瓶(180ml)」は、手頃な価格と持ち運びに便利なサイズで爆売れしています。1本約300円前後と非常にリーズナブルで、缶のハイボールよりも好みの濃さで割れるため、自宅やキャンプでの晩酌に大人気です。 

トリスのポケット瓶をお探しの際は、以下の店舗や通販サイトで手軽に購入できます。

  • コンビニエンスストア(ローソン、ファミリーマートなど):酒類コーナーのミニボトル枠で高確率で取り扱っています。


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サントリー トリス ポケット 180|酒類・飲料・加工食品・アルコールの卸 ...
「トリスポケット瓶」と
は、サントリー(現サント
リースピリッツ)が販売す
る「トリスウイスキー」の180mlサ
イズの小容量ボトルのことです。持
ち運びに便利なサイズで、日常的に
ウイスキーを楽しむ人に向けた定番
商品となっています。
特徴と詳細
  • 容量: 180ml
  • アルコール度数: 37%
  • 用途: 自宅で少しだけ飲みたい時
  • や、アウトドアなどに持ち出す際
  • の携帯用(スキットル代わり)と
  • して重宝されます。
  • 価格帯: 300円〜350円前後(販売
  • 店により異なりま
  • す)

ポケット瓶の歴史
昭和20年代後半、まだウイスキーが
高価だった時代に、気軽に洋酒を楽
しんでもらうためにこの「ポケット
瓶」が発売されました。これが大ヒ
ットし、同時に全国に「トリスバ
ー」がチェーン展開されたことで、
日本のウイスキー文化の普及に大き
な役割を果たしました。