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2026年8月26日水曜日

〈この本〉タイトル見ただけで読みたくなりませんか


書評 「推し」という病   加山竜司 文春新書


この本の表紙のタイトルを見ただけで「読んでみたい」と思う人は多いのではないでしょうか。

誰かが言った「本はタイトルで売る」というフレーズをあらためて思いださせる1冊でもあります。

今の世の中、老いも若きも「誰か(人)や何か(ゲームキャラクターなど)を推したい」という願望に取りつかれた人たちがなんと多いことでしょうか。

まさにクレイジーそのもので、これはもう病と呼ぶしかありません。


つい最近もありました。「親を殺して得たお金のうち1千万円を推しに投げ銭した」という恐ろしいニュースが。

また東京新宿ではホストクラブで大金を入れ上げた女性が相手のホストを殺すという凄惨な事件も起きています。

こうした事件を背景に、いま「推し」は、この本のテーマが示すように「病」として捉えられるようになってきたのです。


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出版社内容情報

なぜ彼らは苦しくても「推し」続けるのか
AKB、ホスト、VTuber、アニメキャラ、ゲーム、地下アイドル、AV女優、ビジュアル系バンド…

当事者への取材を重ねた「推し活」の現在地

「推し」という言葉は、「好きなものを応援する」ポジティブな言葉として使われることが多い。
だが、アニメグッズを購入したり、アイドルのコンサートに参加したりすることだけでなく、たとえば地下アイドルライブでのチェキの大量購入、ホストクラブやメンズ・コンセプトカフェでの過激な売り掛けなどを表す際にもこの言葉は使われている。
少なくとも、言葉のうえでは、学生のささやかな「推し」と、身を滅ぼすほどの出費をともなう「推し」は地続きだ。

「高田馬場ライバー刺殺事件」をはじめ、「推し」を端緒とした刑事事件も発生している。その精神性の根が同じであるならば、私たちは「推し」とは何かを慎重に見極める必要がある。
実際に「推し」によって人生を大きく変える選択をした人々の言葉に耳を傾けることで、「推し」の何が人々を病的なまでにエスカレートさせていくのかを探る。

【目次】
第一章
 「結婚するなら、もちろんアイドル」
“「推し」のためにマンションを売った”トップオタ

第二章
「ホストはコスパがいい“推し活”」
“ホス狂い”風俗嬢のコスト意識

第三章
「二次元は“恋愛対象”になるか」
アニメ、VTuber、2.5次元、声優…オタクたち「推し活」

第四章
「結婚できなかったのはアノ子のせいじゃない」
女性アイドルを14年間推し続ける中年女性の憂鬱

第五章
「AV女優に求める純潔」
秩序を守るAV女優アイドル・トップオタの女子校教師

第六章
「“運営”は搾取をしているのか」
元ジャニーズJr. 地下アイドル運営の見果てぬ夢

第七章
「推しがいないこの世界に、生きる意味はない」
「推し」の後追いで「自殺未遂」した納棺師

第八章
「オタクとアイドルは運命を捻じ曲げて共に生きる」
オタクでアイドルだった彼女は、今日もSNSで未練を語る

内容説明

「推し」という言葉は、「好きなものを応援する」ポジティブな言葉として使われることが多い。だが、アニメグッズを購入したり、アイドルのコンサートに参加したりすることだけでなく、たとえば地下アイドルライブでのチェキの大量購入、ホストクラブやメンズ・コンセプトカフェでの過激な売り掛けなどを表す際にもこの言葉は使われている。少なくとも、言葉のうえでは、学生のささやかな「推し」と、身を滅ぼすほどの出費をともなう「推し」は地続きだ。「高田馬場ライバー刺殺事件」をはじめ、「推し」を端緒とした刑事事件も発生している。その精神性の根が同じであるならば、私たちは「推し」とは何かを慎重に見極める必要がある。実際に「推し」によって人生を大きく変える選択をした人々の言葉に耳を傾けることで、「推し」の何が人々を病的なまでにエスカレートさせていくのかを探る。


著者等紹介

加山竜司[カヤマリュウジ]
漫画ジャーナリスト、ライター、編集者。1976年静岡県生まれ。編集プロダクション勤務を経て、2005年にフリーランスに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

出典:紀伊国屋ウェブ


2025年7月5日土曜日

「おっぱい足りてる?」

  


「おっぱい足りてる?」誰が誰に言ってるセリフなのか


ベストエッセイ2024に載っていた「燃え殻」という超ユニークなペンネームの作家〈注2〉のエッセイでこのタイトルを見たとき


これ何?と一瞬考えたが、すぐ頭に浮かんだのは、赤ちゃんを産んだばかりの母親に看護師さんがお乳の出具合を尋ねている言葉なのだろう、であった。


ところがこれは大きな間違いで、なんと、正解は六本木の繁華街近くで筆者が「おっぱい足りてる?」と声をかけられたオッパブ[注1]の店のキャッチの男が客を呼び込むためのセリフだったのだ。


でもオッパブとはなんだろう?さっそくネットで調べてみると。



[注1]おっパブとは


別表記:オッパブ、おッパブ


いわゆるセクシーパブの別名。「おっぱい」と「パブ」から成る造語。そのまま「おっぱいパブ」とも言う。サービス上、客がホステスの体に触れてもよいとされている風俗店のこと。     

          

出典:Weblio実用日本語表現辞典


しかし、ネットとはいえお堅いはずの辞書のサイトによくこんなこと(新種の風俗店)まで出ているものだ、と感心しながら閲覧したのだが、なるほど、これでよくわかった。


オッパブとは女性のおっぱいに触れることが出来る風俗店のことなのだ。


それにしてもその店のキャッチの若い男が発した「おっぱい足りてる?」は実に名言でないか。


キャッチコピーとして見事な出来栄えで、実用的にも効果抜群に違いない。


思うに新宿歌舞伎町を歩く男性が「おっぱい足りてる?」と問われて、どれほどが胸を張って「Yes」と答えられるだろか。


足りてるどころか、大半が日常的に欠乏状態にあるに違いないだろうから。



これって、キャッチコピーの超傑作ではないだろうか


それにしてもこのセリフは実によくできたキャッチコピーではないか。


病院で看護師さんが母親に赤ちゃんにあげるお乳を心配しているのにあらず


歓楽街の一角で、「ピチピチした若い女性のおっぱい触ってみませんか」と勧誘する風俗店のキャッチにピッタリではないか。


〈風俗店キャッチコピーの超傑作〉間違いなしだ。いったい誰が作ったのだろう?



[注2]燃え殻とは


燃え殻は、日本の小説家、エッセイスト、コラムニスト、ラジオパーソナリティ。神奈川県横浜市生まれ。 ウィキペディア

生まれ: 1973年 (年齢 52歳), 神奈川県 横浜市

職業: 小説家; エッセイスト; コラムニスト; ラジオパーソナリティ; テレビ美術制作会社・社員

ジャンル: 小説; エッセイ; コラム

代表作: 『ボクたちはみんな大人になれなかった』; 『すべて忘れてしまうから』; 『あなたに聴かせたい歌があるんだ』


2022年4月6日水曜日

新宿ゴールデン街にいってみた

 


東京へ行ったらぜひとも訪れてみたいとかねてより思っていたところの一つに新宿ゴールデン街がある。だがここ10年ほどの3回の上京ではなぜかそれははたせず、今回の4度目でようやく目的がかなった。

新宿駅からかなり離れていて場所を探すのに少し手こずったが、実際に目にしたのはネットなどで調べていた予備知識をはるかに凌ぐスケールの大きな姿だった。

店舗数は約200というが、5本の筋に分かれて店舗が広がっているせいか、規則正しく作られた四角形のように整然としたたずまいの飲み屋街である。 

佇まいが他の飲み屋街と異なっているのは、かつて青線だったからなのか 

新宿ゴールデン街の特徴の一つは同じような形状の小さな店舗ばかりが密集している点である。

おおかたの飲み屋街のように異なった形状の大小様々な店舗が並んでいるのではなく、極めて小ぢんまりとした同じような外観の店ばかりが並んでいるのだ。

どの店も5~6人、多くても10人も入ったらいっぱいになるようなキャパの小さい店ばかりなのだ。

これは,かつてこの地域が青線(注1)だったからだと言われている。そのせいで、ひっそりと小さくて目立たない店構えが必要だったのだろう。  

かつては作家や映画俳優など文化人の客が多かった 

新宿ゴールデン街が有名になった理由の一つはその客層にある。。いまでこそそうでもないが、かつては常連客として作家を筆頭に、俳優、映画監督などの文化人が多くあつまることが人々の話題になっていた。

そのため、中には文壇バーと呼ばれる個性的な店も少なくなかった。こうして理由から、一時は東京のサブカルやアングラ文化の発信地と目されたこともあった。 

作家の田中小実昌はことさらこの街を愛していた 

上述のようにこの街は作家を中心に文化人の客が多かったが、中でも連日足繁く足を運んで、この上なくこの街を愛した人が作家の田中小実昌(注2)である。

惜しくも2000年にこの世を去ったが、生前は作家としてより、多少変人めいたところもあったが、その人懐っこい風貌と性格が人々を惹きつけていた。

その彼は自著のエッセイで新宿ゴールデン街について次のように語っている。

 


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田中小実昌のエッセイ「ぽくぽく子馬」抜粋  ほろ酔い天国より 

だいたいホステスなんてのがいない。新宿ゴールデン街は、もともと青線のせまい路地に並んだ、小さな飲み屋街で、客が五、六人か、十人も入ればいっぱいになるような店がおおく、たいていママひとりしかいない。こんな店はバーかスナックか飲み屋か、名前のつけようがなくて、こまることがある。 

ママのほかに女のコがいるような店もあるが、これだってホステスといった感じではない。。ホステスなんていったら、みんなふきだすだろう。ホステスのいないバー街。ホステスがいないどころか、ホステスという言葉さえおかしいバー街・・・ ゴールデン街はそんなところだ。 

新宿ゴールデン街は、お酉様で有名な花園神社のもとの青線、花園だ。新宿区役所の前を入っていくと、もとは都電の線路があり、これをこすと、ゴールデン街というアーチがたっている。 

いつだったかゴールデン街の路地にはいっていくと、きれいきれいにお化粧したゲイのおにいさん・おねえさんがコム草履をはいて走ってきて「お金ちょうだい」と、真っ赤にマニキュアした、ごっつい手をだした。「ね、千円ちょうだい。はやく、はやく、わたしいそがいんだから」ゲイ・バーの中ではない。ぼくは、ただゴールデン街の路地を歩いていただけだ。それにぼくはこのゲイさんの店で飲んだことがあっただろうか。   

まだゴールデン街なんて名前もなく、ただ花園とよんでいたずっとまえに、菜々ゾノの路地のいちばん奥にできた「お和」や「奈々津」。お和は週刊誌の記者やぼくなど、よくさわいだが、あそこにはピアノがあったなあ、と、このあいだ、奈々津で言ったら、「うちにもピアノはありますよ」と奈々津のママがピアノをゆびさした。「奈々津」はカウンターの上には鍋がならび、そのなかに、タケノコや魚の煮たのがはいっていたりする。ピアノがあるんだよなあ。 

「プーサン」も古い店だ。ゴールデン街では、いちばん大きなバーかもしれない。U字型のカウンターがあって、若手の噺家などが、さかんに歌をうたう。テレビの「クイズ・ダービー」で有名なマンガ家のはら・たいらさんも、よく見かける。ープーサンの路地だけでも、戸波山文明座長やなくなったたこ八郎など芝居の連中がよくくる「クラクラ」。ゴールデン街にしては紳士があつまる「花の木」「ナベさん」。この路地には「薔薇館」もあった。おキヨがママで・・・・あのころ。おキヨはいくつだったのだろう?。素人がどんな考えでか、ひょいと店をあける。ゴールデン街はたいていそんなふうだった。 

出典:《ほろ酔い天国》河出書房新社 

(注1)青線

1946年連合軍総司令部の指令によって日本の公娼(しょう)制度は廃止されたが,従来の遊廓地帯と私娼街を特殊飲食店街と呼んで,その女給と任意に行われる買売春は黙認された。この特飲街指定地域を〈赤線地帯〉といい,これに対し裏口買売春を行う私娼街を〈青線地帯〉と呼んだ。赤線・青線の名は,地図上に赤線・青線で該当地域を囲んだことに由来する。1957年の売春防止法施行時には赤線およびこれに準ずる地域は全国1800ヵ所,業者3万9000軒,売春婦12万人(警察庁調)だった (百科事典マイペディア) 

 

      (注2)田中小実昌

   小説家、翻訳家。東京生まれ。東京大学哲学科中退。第二次世界大戦中、中国大陸を兵士として転戦、敗戦後復員して、東京大学に入学。新宿のストリップ劇場で働き、そこに集まる群衆と踊り子の生態をユーモラスに描いた随筆で認められた。1979年(昭和54)7月『浪曲師朝日丸の話』『ミミのこと』で第81回直木賞、同年9月『ポロポロ』で第15回谷崎潤一郎賞を受ける。小説にはほかに『自動巻時計の一日』(1971)、『幻の女』(1973)、『乙女島のおとめ』(1974)、『香具師(やし)の旅』(1979)、『海辺でからっぽ』(1986)などがあり、一見とぼけた軽い文体でつづられた私小説風だが、その〈私〉を突き抜けたところに展開する〈私〉の孤独に、この人ならではの魅力がある。

   [古林 尚]

   『『自動巻時計の一日』(1971・河出書房新社)』▽『『ポロポロ』(中公文庫)』

         

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●あわせて読んでいただきたい記事
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 https://tuneoo.blogspot.com/2019/10/blog-post_5.html 

 

 

 

 

 

2021年9月8日水曜日

アイドルオタクが使うお金 年にどれくらい?


矢野経済研究所はこんな数字まで押さえている

矢野経済研究所といえば、経済分野の大手シンクタンクの一つである。

経済研究所といえば銀行や証券会社を筆頭にお金の集まる大企業などメジャーなところをターゲットに、金の流れを調べるものとばかり思っていた。

だがそれは勘違いで、どちらかといえばマイナーな存在と言っていいサブカル分野のオタク族のお金問題にまで焦点を当てて調べているとは驚きだ。

 


オタクの中でいちばんお金を遣うのはアイドルオタク

一言でオタクといってもその分野は多くマイナーなものも入れると十指で数えられないくらいもある。

アイドルオタクはその中ではメジャーなものの一つである。とはいえ数の上では、漫画オタクやアニメオタクに大きく水を開けられており大体の数は300万人弱である(300万人も!)。

にもかかわらず別表のごとく消費する金額がダントツにトップであるのはいったいなぜなのだろうか。

 

お金をよく使うオタクのトップスリーは?

1人当たり年間消費金額のトップは「アイドルオタク」で、その金額は10万3,543円、2位は「メイド・コスプレ関連サービスオタク」で6万8,114円、3位は「鉄道模型オタク」で6万3,854円。

素人考えでは電車など値段の高い模型を買う鉄道模型オタクがトップでも不思議でないのだが、それを抑えてアイドルオタクがトップを占めているのは意外な気もする。

なお「アイドルオタク」は、2016年、17年度の調査でもトップを占め、3年連続で1位だった。 

 

アイドルオタクの消費金額がいちばん多いのはなぜ?

アイドルの消費はコンサートや会員費、グッズ等にかなりの費用が掛かる仕組みになっており、他のオタク分野よりお金がかかる構造になっている。

それに他の分野と比べてのめり込みの度合いが強いのも理由のひとつになっている。


アイドルオタクの特徴とは?

世帯年収が高い、低いに関わらず、消費額が平均して高いのがアイドルオタクの消費の特徴です。

通常、お金に余裕があれば、それだけ消費額が増えるというのが道理でしょうが、「アイドルオタク」は世帯収入にあまり左右されず、高い消費額という傾向があります。

生活に余裕があってもなくても、アイドルにそれだけ人生を賭けている人が少なからずいるのでしょう。

「アイドルオタク」の平均年齢は30.6 歳。既婚率 22.0%。未婚かつ過去にも恋人がいない方の出現率 39.6%。男女比は、男性34に対し、女性は66。

特に、未婚率や恋人がいない人の率が高そうに世間では見られやすい「アイドルオタク」ですが、実際にはそれほど極端ではないです。

出典:FNNプライムオンライン、矢野経済研究所

 

2019年6月12日水曜日

驚愕のレポートが出た!・30代の150万人が性交渉未体験!!

 
「30代の150万人が性交渉未体験」という記事に驚いた!
 
近頃の30代の人々についていろいろ言われていることは知っています。
 
例えば引きこもりの人が何パーセントもいるとか、一昔前に比べて独身者が激増しているとかの話題です。
 
そうしたこともそれなりに深刻な問題でしょうが、今回のテーマはそれらとは次元の違うもっとシリアスな問題です。
 
文芸春秋6月号の記事によれば、なんと30代で性交渉の経験がない人が150万人に達したというのです。
 
しかし150万人とは驚くべき数字ではありませんか。
 
30代といえばいわずと知れた30~39歳までの人ですから、この中の40に近い人たちは、おじさんやおばさんとも言ってもいい年代です。
 
そんな人たちに性交渉をしたことがない人たちがゴマンといるというのですから、想像すると気持ちが悪くさえなります。
 
そうした実情を書いたレポートが文芸春秋2019年6月号で発表されたのです。
 
 
30代の150万人が未体験、どれぐらいの割合?
 
150万は大きな数字に違いありません。でもこの数字の世代全体に占める割合を知らなければ多いかどうかの実態は分かりません。いったい30代の人口はどれぐらいなのでしょうか。
 
人口統計によると平成30年度(2018年)のおける30代の人口は30~34歳が男359万人、女346万人の計705万人、35~39歳は、男396万人、女385万人の計782万人となっています。
 
ということは30代全体の人口は1,487万人ということになります。
 
つまり30代の人々はざっと数えて1500万人いるのです。これだと割合を知るには150万と1500万の二つの数字を並べるだけで十分です。
 
つまり約10%になりますから、30代にうち10人に1人が性交渉未体験者ということになるのです。
 
 
いつのまに草食男子がこんなに増えたのか?
 
上の数字ではっきり分かったのですが、30代の人たちのうち、実に10%もが性交渉が未体験というのです。
 
男性に限って言えば、30代後半なら、そろそろおじさんと呼ばれてもおかしくない人たちの10人に1人がまだ童貞なのです。
 
一時、草食男子という言葉が持てはやされましたが、それが実態としてこの数字に良く現れているではないですか。
 
それにしても10人に1人が童貞とは、草食男子がここまで増えているのは驚きの他の何物でもありません。
 
でも驚くだけでは終わりません。実はこの性交渉未体験は他にも人口減少というシリアスな問題の原因になっているのです。
 
 
性交渉未体験者増加が少子化の原因になっている
 
30代の性交渉未体験者の増加は、単なるサブカルチャーの話題だけではすみません。
問題が深刻なのは、これが日本の人口減少の原因になっているからなのです。
 
つまり性交渉未体験は未婚の増加につながり、少子化の原因になっているのです。
 
少子高齢化での人口減少が余儀なくされている中、性体験未経験者の増加が、新たな人口減少の原因を作っているのです。 
 

 
日本の30代性交渉未体験者の割合は欧米諸国に比べ異常に高い
 
日本のこの数字を海外と比べてみるとどうかといえば、やはり高いと言わざるを得ません。
 
各国のデータを見てみますと、イギリスの男性の性交渉未体験者は16~24歳で19.8%、25~34歳で5.2%、35~44歳で1.5%でした。
 
アメリカの男性は20~24歳では14.4%、25~29歳で3.8%、30~34歳で3.1%、35~39歳で1.4%です。
 
オーストラリアでは20~29歳で9.6%、30~39歳で1.2%でした。
 
以上欧米3国を見ると、だいたい同程度で、今回のタ0ーゲットになる30代では%おおむね1.2~1.5%というところでした。
 
これに比較すると日本の30代の10%という数字はどう見ても異常に高いと言わざるを得ません。
 
 
性交渉未体験は雇用形態や収入にも関係がある
 
上で日本の性交渉未体験者の比率は欧米に比べて格段に高いことを述べましたが、特筆すべきことはこれ以外にもあります。それは性交渉未経験は職業の雇用形態や収入にも関係がある点です。
 
今回のレポートによれば、仕事がアルバイトや非正規雇用の男性は正規雇用の男性に比べて性交渉未体験率が4倍も高くなっており、さらに無職の場合は8倍も高くなっているのです。またこれ以上に影響があるのが収入です。
 
それを示す例を挙げますと、年収800万円以上の男性に比べ、年収99万円以下の男性は、未経験の確率が20倍にも及ぶとされています。
 
これはなんという大きな開きでしょうか。これで分かるとおり、性交渉未体験は雇用形態や収入と大きな関係があるのです。