いつまでたっても詐欺に騙されるのは<人が歴史に学ばない動物>であるからなのか?
このところ詐欺に関する話をよく聞きます。
例えば<銀行の裏口座にお金を預ければ高い利息がつく>とか、<中国の富裕層があなたの土地を欲しがっている>などと言った話にコロッと騙されてしまうのです。
前者の場合の「銀行の裏口座・・・」の詐欺では、一つの街だけでも実に<数十億円>ものお金が動いたと言われています。
つまりそれだけ多くのお金が<銀行の裏口座預金?>として集められたのです。
でも問題になるのが遅れたのは、最初の年だけは約束どおり高い金利が払われ続けたからです。
ところが2年目に入ると金利の配当はピタリと止まり、それどこlろか預けたお金の返済にも応じないというのです。
これだけ聞くだけも、これが詐欺だということは明らかです。
つまり最初の1年目だけは高い金利を払って相手を信用させ、さらに追加預金を引き出すのです。
これを引き出すのが目的で最初の1年間は高金利を払い続けたのです。
したがって新たな預金のお金を引き出した後は<用済み>となりますから、最初の約束を反故にするのです。
二番目の「中国人の富裕層が・・・」に関しましては、かつて原野商法とかで、過疎地の山林を高値で掴まされた人の名簿を元にして、今度は前述のようなトークを使って、それを売ってくれと迫るのです。
その際、「契約には別の安い土地を買ってくれることが条件になる」、などと言ってその土地代をせしめるのです。
当事者としては長い間お荷物になってきた土地が高値で売れることが嬉しくて、ついその誘いに乗ってしまうのです。
しかしこのどちらも手口としては幼稚なもので、少し考えればすぐ<おかしい!>と気づくはずです。
なぜなら多くの人が騙された<振り込め詐欺>を教訓にして、人々は詐欺に対してはすごく敏感になっているはずだからです。
しかし、またしてもこんな幼稚とも言える詐欺の手口に引っかかってしまったのです。
これから考えられることは<人は歴史から学ばない動物である>ということです。
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