2015年4月24日金曜日

海外の和食ブームは本物か ・ 和食の国別人気メニューはこうなっている



このところ海外では和食料理店が急激に増えている

和食が世界遺産に登録されたこともあってか、このところ海外では日本食人気が沸騰中です。

 
それをよく表しているのが海外の和食店の数の多さです。

 
例えばニューヨークですが、この名実ともに世界ナンバーワンと言われる都市に、いったいどれくらい和食を提供している店があるかご存知でしょうか。

 
聞いて驚かないでください。和食専門店だけでなく、メニューの一部に和食を加えている店を入れると実に1万店近くもあるのです。

 
ニューヨークだけで1万店近いとはすごい数ではないですか。

 
これだと街を歩いていても、そこにも、あそこにも、という感じで行く先々で和食を出す店に行き当たるのではないでしょうか。

 
ニューヨークだけではありません。パリでもロンドンでも、いま和食を食べることが一つのファッションのようになっています。

 
海外で和食が喜ばれている第一の理由は<ヘルシーさ>ではないでしょうか。


つまりダイエットに良いと思われているのです。それ故に女性ファンが多いことも和食の特徴です。

 
さてこうした海外での和食ブームですが、注意すべき点はこのところ人気メニューに変化が出てきていることです。

 
下の表を見てお分かりのように、最近になってラーメンが台頭してきたのです。

 
海外での日本食の代名詞といえば長い間、<寿司>、<天ぷら>、<スキヤキ>が幅を利かせていました。

 
その中でさすがに寿司はいまだにトップの地位を譲りませんが、次に続くのは天ぷらとスキヤキではありません。

 
それに変わって人気を挙げてきたのが<ラーメン>と<焼き鳥>なのです。

 
特にラーメンの人気上昇ぶりはめざましく、今では寿司に続いて2位の座を確かなものにしていると言っていいほどです。

 
日本人の国民食とも言われるラーメンですが、そのうち世界中の人が愛する<世界食>と言われる日がやってくるかもしれません。
 

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好きな日本料理メニュー・国別人気ランキング
       
           1位   2位    3位     4位   5位 

中国       寿司  刺身 唐揚げ 天ぷら  ラーメン 

香港       寿司  刺身  ラーメン 天ぷら  

台湾       寿司  ラーメン 刺身 焼き鳥  しゃぶしゃぶ すき焼き  

韓国       寿司  刺身 しゃぶしゃぶ うどん とんかつ 

米国       寿司  天ぷら 焼き鳥 味噌汁  ラーメン 

フランス   焼き鳥 寿司 刺身 味噌汁 カレーライス 

イタリア   寿司 天ぷら 焼き鳥  カレーライス  刺身 

 ロシア    寿司・刺身 焼き鳥  うどん 天ぷら ラーメン 

ベトナム   寿司・刺身 焼き鳥  うどん 牛丼  しゃぶしゃぶ 

ブラジル  寿司・刺身 天ぷら とんかつ すき焼き  そば 

タイ         寿司・刺身 しゃぶしゃぶ すき焼き  ラーメン  天ぷら 

インドネシア  寿司・刺身 ラーメン 天ぷら 焼き鳥  カレーライス 

アラブ首長国連邦    寿司・刺身 天ぷら 焼き鳥  カレーライス  ラーメン 


(出典) 社会実状データ図録

2015年4月17日金曜日

ブログに広告はいらない ・ 目ざわりな広告が入ったブログが多すぎる



目ざわりな広告がブログの価値を半減させる

ブログのサーフィンをしていて気づくのは、やたらと多いブログ内の広告です。

それも小さくてつつましいものならまだしも、広告のスペースの方が記事スペースより大きいものが少なくないのです。
 

でも何故ブログにこれだけ多くの広告が入るようになったのでしょうか。

それに何のためにこれほどの広告が必要なのでしょうか。
 

言うまでもなく、これはブロガー自身ががアフィリエイトなどという宣伝文句に惑わされた結果起こった現象なのです。

つまり広告を載せるとお金が入って一挙両得になると考えるのです。

でも、本当にそうなのでしょうか。仮に得になるとしても、どれほどの得なのでしょうか。

おそらく、その額は微々たるものであるに違いありません。
 

よく、ネットの記事などに、広告を出してアフィリエイトで稼ごう、などというキャッチコピーを目にします。

おそらくこんな宣伝文句を見て、安易に自分のブログに広告を載せるのでしょう。

でも、見る人によってはこうした広告は非常見苦しく、しかもうっとうしく感じます。

それ故に場合によってはブログの価値を大きく下げることにも繋がります。

広告によって見苦しくなるため、記事の価値が半減するからです。
 

商用でないプライベートブログに広告を載せている方は、この際一考が必要ではないでしょうか。

2015年4月10日金曜日

このデータがおもしろい ・ 日本の教師は世間知らず?



元中学校長がフィリピンでとんでもないことをやっていた

日本の教師 ・ これで良い教育ができるのか

つい最近、日本の元教師によるとんでもない事件が発覚しました。

新聞などで大きく報道されましたから、おそらくもう誰もが知っているとは思いますが、元中学校長によるフィリッピンでの買春事件です。

それも単なる買春ではなく、その回数たるや、想像を絶するものなのです。

これは教師ならずとも、到底人のすることとは思えません。

しかし、現実にはこんな教師が日本にいるのです。

でも、これほどの人は例外としても、同質の事件を起こす可能性のある教師は少なくないのではないでしょうか。

その理由の一つは日本の教師は学校という閉鎖社会に長い間いるために、世間知らずになることが多いからです。

下のグラフを見ても分かるとおり、日本の教師だけが突出して教師以外の他の経験かありません。

それ故に日本の教師は世界一の世間知らずと言えるのです。

世の中の多くの善良な教師には、ご迷惑かもしれませんが、本日はあえてこの問題をマイブログに取り上げさせていただきます。

以下は最近ウェブに掲載されたデータと記事です。


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グラフをクリックすると大きくなります



日本の先生は世間知らずか

学校の先生は世間知らずだとよくいわれる。そこで、この点を確かめるため、OECD国際教員指導環境調査(TALIS)の結果から、中学校教師の教師以外の職業経験年数をグラフにした(教師以外の経験年数には、教育委員会での仕事など教師以外の教育職の年数も含まれるので、参考までに教育職全体以外の経験年数も示した)。

 OECD国際教員指導環境調査(TALIS:Teaching and Learning International Survey)は、学校の学習環境と教員の勤務環境に焦点を当てた国際調査である。2008年に第1回調査が実施され(参加24か国・地域、日本は不参加)、2009年6月に結果が公表された。

2013年に実施された第2回調査には日本を含む34か国・地域が参加しており、文部科学省との連携のもとに、国立教育政策所が国内における調査の実施を担当しており、日本語版の報告書もここで作成されている。

 この図を見ると、日本の教師の教師以外の職業経験年数は、平均して1.5年と、この項目の調査対象となった32か国・地域の中で最短となっており、世間知らずといわれても仕様がない状況である。平均値は6.5年、最大はセルビアの14.3年となっており、日本と比較すると、かなり長い。

 日本の場合、教育界が産業界と同様新卒採用中心であるからという側面と教師が聖職としての性格をもっていて他分野に馴染まないという側面の両面があると考えられる。

 後者の側面に関連して、教師以外の経験年数と教師の教職観との相関図を参考までに以下に掲げた。「教職は社会的に高く評価されていると思う」という教職観を教師が持っている国ほど、教師に聖職としての性格が強いと思われる。相関度はそう高くはないが、儒教の影響が残っている韓国や華僑の影響の強いマレーシア、シンガポールでは、教職への評価が高く、それと同時に、教師以外の経験年数が少なくなっている。

現代では、日本人の教職観は、ずいぶんとこうした高い評価からは低下してきているが、かつては韓国などと同様であったと推測できる。おそらく、その頃からの習慣や相対的に高い給与水準(図録3874)の影響により、日本の場合、教育界以外との交流が低調のままであり、そのため教師以外の経験年数が少ないのであろう。

(出典) 社会問題デ-タ図録


2015年4月6日月曜日

欧米人は雨の日でに傘をもたない! ・ 小雨の日の傘の所持率⇒<日本人90%> Vs <欧米人20%>

雨の日曜日、傘を持っていた欧米人は16人中3人だけ! 

桜の花が満開の昨日の日曜日はあいにく小雨が降っていました。でも昼すぎになって、やっと雨は止みました

すると、待ってましたとばかり人が出てきて、花見会場へ通じる沿道は、またたく間に人で溢れました。

駅から桜の公園まで約800メートルの歩道には長い人の列ができていました。

つい、今しがたまで雨が降っていたため、ほとんどの人が手に傘をもっています。

列の中には外国人の姿も少なくありませんでした。

このところ、日本の花見が外国人にも人気になっていることがよく分かります。

ところが、日本人のほとんどが手に傘を持っているのに反して、欧米人と思しき外国人はほとんどが傘を持っていないのです。

もちろん外国人には中国や韓国などからやってきたアジアの人も多かったでしょう。

でもそうした人たちは肌の色が似ているせいで、日本人と区別がつきません。したがって傘の所持率は確認できませんでした。

確認できたのは、はっきり外見が違う欧米人だけでした。

最初に目にした欧米人カップルが傘を持ってないことに気づき、その後興味半分に欧米人らしき人たちの傘の所持率をチェックしてみることにしました。

花見会場であるお城の公園までの行程は約800メートルありますが、その間16人の欧米人を確認することができました。

ではその16名のうち、手に傘を持っていたのは何名でしょうか。その答えはズバリ3名だけです。

つまり16人のうち傘を手に持っているのは3人だけだったのです。

これは驚きです。なぜなら雨が止んだのは、つい今しがたで、それからまだいくらもたっていなかったからです。

それが証拠に、行きかう日本人のほとんどは傘を手にしていました。その率はおそらく80%は超えていたでしょう。

つまり、日本人が8割以上傘を手にしているのに、欧米人は、そうした人が2割程度しかいないのです。

これではっきりしました。欧米人は雨を気にしない人種であることが。

要するに彼等は雨で濡れることなど一向に気にしないのです。

でも、これに気がついたのは別に昨日が初めてではありません。

ずっと昔、ニューヨークへ住んでいたときにそのことには気づいていました。

それを、昨日身近ではっきり再確認したわけです。


話しの方向が変わりますが、日本人も傘が好きですが、中国人はもっと好きなのだそうです。

それをよく示す例として、<中国人は戦争にも傘を持っていく>という話をどこかで聞いたことがあります。

もしこれが本当だとすると、中国人は日本人以上に雨が嫌いということになります。

<戦争にも傘を持参する>という表現が誇張であるとしても、笑える話ではありませんか。

以上、欧米人と日本人や中国人の雨に対する姿勢の違いについて書いてみました。

2015年4月1日水曜日

やはり村上春樹は偉大 ・ 国語教科書に掲載の多い作家ベスト5で、存命は村上春樹だけ

 

作家別・国語教科書掲載ベスト5

1位 芥川龍之介 1作品23冊

2位 太宰 治   2作品12冊

2位 志賀直哉   4作品 12冊

4位 村上春樹   4作品 10冊

5位 夏目漱石   1作品  9冊

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村上春樹の初期短編集を読んでいて、3分の1ほど進んだところで「鏡」という作品に出くわしました。

この作品に到るまで、すべてがすばらしかったのですが、この鏡には特に感銘を受けました。

何がすばらしいかと言えば文章です。

珠玉の文章とはまさにこのことを言うのか、と思うほど、全編が名文で溢れているのです。

文筆を生業とする作家とは言え、いったいこれほどの名文を他の誰が書けるでしょうか。

そんな名文を読んでいてふと思いました。

<こんな文章こそ、学校の教科書に載せるべきだ>と。

でもこの本の解説で著者自身が、「この鏡を、高校教科書に載せて欲しいと打診があったが、恥ずかしいので断った」と語っていました。

そうしたいきさつがあって、初めは載らなかったのですが、出版社は諦めなかったらしく、その後、<精選国語総合>などの高校の教科書に「鏡」はちゃんと掲載されています。


上のリストは歴代の作家別教科書掲載数ベストファイブです。

これを見ると分かるとおり、存命作家は村上春樹一人だけです。

いま彼が世界で最もノーベル賞に近い作家であることは、誰もが認めるところです。

村上春樹は海外でも人気の高い作家として有名ですが、以下の口コミで、その評判ぶりがよく分かります。


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村上春樹に対する海外の評判

カナダ|とても興味深い作家だよ。ありがとう。全く知らないことだらけだった。
イタリア|ムラカミのドキュメンタリーなんて初めて見た。本当によく出来てる! 魂がうち震えるよ。
オーストラリア|瞳が濡れてくる。
・ファンです。ノルウェイの森が一番好き。+6
フランス|ファンといえるほど読んでないけど、彼の本は間違いなく好きよ

イギリス|ちょうどいま読んでるところです! 私もネコ好きです!
アメリカ90年代にバークレー大学で会ったよ。こんな引きこもりみたいな人だとは知らなかった。
アイルランド1Q84を半分ほど読み終えました!
アルゼンチン|ワンダフル!! 誰かスペイン語で字幕つけて、お願い!
ポーランド|ムラカミは本当にノーベル文学賞に相応しいよ
イギリス|間違いなく面白い作家だけど、他の有名な日本人作家よりも深みがない。夏目漱石みたいに。
アメリカ|ムラカミなんか、ただのホラ吹きさ…
カナダ|そんなことないわ
台湾|私が唯一好きな小説はノルウェイの森だし、他の小説は全く興味ない。元となった短編は戦後の傑作だ。日本文学バンザイ。今から一時間以内に彼がノーベル文学賞を取って、もっとノルウェイの森を読む人が増えてほしいし、現代日本の実相がわかる。私は1993年に東京の読売文学賞のパーティーで彼と出会ったんだ。1991年、私がアラスカにいた頃、プリンストンにいた彼と電話もしたし、彼を探しに東京まで行ったこともある。
イギリス|どうか14:00頃の曲を教えてぇ。どうしても知りたい。
アイルランド|キュー・サカモトのスキヤキだよ。アメリカのディスコバンド「A Taste of Honey」がカバーして70年代後半にトップテン入りしたんだ。
カナダ|このノルウェイの森の場面って、実際の映画のものじゃないんだよね?
スイス|日本人の吹き替えを、ここまできついアジア訛りにする必要があるの? たとえ雰囲気出したいからって、なんか違和感あるよ。
日本在住|ステレオタイプな日本語訛りの英語吹き替えはかなり不愉快です。馬鹿げてる。
ベネズエラ|吹き替えは日本人の翻訳家が担当したんだと思う。だから訛ってるんだよ。
アメリカ|私もそのランニングの本はオーディオブックで聞いた。かなりストイックだよね。ムラカミは初志貫徹の男だよ…
フィンランド|前にとあるブロガーがノルウェイの森は20代のうちに読むべきだって書いてたけど、自分も18才の時に読めて本当に幸運だった思う。
フィリピン|私のアイドルのサリンジャーみたいな作家です。スプートニクの恋人がいまだに好き。
カナダ|アンダーグラウンドが傑作だった。日本人の深層心理を掘り下げていた。
アメリカ|彼の本を読んでる時の気分が好きなんだ。想像の世界に引き込まれて、時に暖かく時に冷たい感情を味わう。まるで登場人物の目や感情を通して、その世界を眺めてる感じがするんだ。作品には彼なりの哲学がふんだんに盛り込まれ、結論などめったに出ない。彼独自の世界を創造し、読者を非現実的ではあっても、彼にとってはリアリティのある世界を体験させてくれるんだ。うまく説明できないけど。1Q84とカフカが彼の傑作だよ。
アイルランド1Q84は複雑な作品だよね。素晴らしい文章もあれば、読んでて気恥ずかしくなる所もあってさ。
オランダ|親が誕生日にアフターダークを買ってくれたんだ。彼の本は一度読み出したらやめられないよ!
アメリカ|村上は読んでインスパイアされる作家の一人だし、日本文学への愛に拍車をかけたわ。
イギリス|ムラカミは本当に独特だよ。文章は美しく流れるようだし、登場人物は現実味があって身近に感じる。彼の作品を読むと主人公の頭の中に入った気持ちになる。彼自身、ただ書くことが好きなんだって。こんなに才能があって有名なのに珍しいタイプだし、ムラカミは本当に地に足の着いた作家だよ。日本の作家を読んだことないなら、どうか今すぐ彼の本を読み給え(英国のどの図書館でも沢山見つかるよ!)
以上

(出典) 海外の反応 マグナム超語訳!