いま海を渡る寿司職人が急増している
先月の下旬、朝日新聞電子版に海外を目指す寿司職人のことが書かれていました。
その記事によりますと、いま世界各地で寿司の人気が急激に高まっており、日本食を提供するどの店でも寿司の注文が急増しているそうです。
そのために必要になるのが寿司コーナーの拡大と寿司職人の増強です。
こうした状況下で、いま海外では寿司職人は<引く手あまた>と言っても良いほどの売手市場にあるのです。
これを受けて活気を帯びてきたのが調理師学校です。
いま東京や大阪など、大都市の調理師学校では、寿司に特化した学科を設置して寿司職人の養成に躍起になって取り組んでいます。
生徒の方もどの学科より集まりが良く、募集すると数百人の定員はすぐ満員になると言います。
何故これほど人気を集めているのかと言えば、寿司職人として海外に行けば、日本国内よりうんと良い報酬で就職することができるからです。
どのくらい良いかと言いますと、国にもよりますが日本の倍ぐらいの報酬を払ってくれるところもは珍しくないのです。
ある新聞報道によりますと、日本より格段給料が低いアジアの国でも、月給が40万円程度に達することも珍しくないそうです。
これはスゴイことではないですか。海外へ行って寿司を握るだけで、これほどの高収入が得られるとなると、たとえ専門学校で2年間ぐらい勉強するとしても、志願者は山ほどいるのではないでしょうか。
寿司がこれほどグローバルな人気食品になったのも和食が世界遺産として認められたからに違いありません。
こうした点を考えても、これが一過性のブームで終わるとは思えません。
今後も世界の寿司市場はますます拡大していくことは明らかです。
この様子だと、これからは寿司職人として世界を股にかけて活躍する日本人がどんどん増えてくるのは確実です。
グローバル社会の今、寿司職人に夢をかけてみるのもスバラシイことではありませんか。
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