5月11日のNHKクローズアップ現代で興味深いテーマを取り上げていました。
いま日本には800万軒もの空き家があるのに、なぜアパート建築が一向に止まらないのか、という問題を取り上げていたのです。
つまり、新規にアパートを建築するより、800万軒もある空家対策の方が大事ではないか、という問題提起なのです。
しかし空き家が800万軒とはすごいことではないですか。これだと7戸に1戸が空き家になる勘定です。
いったいどうしてこれほど空き家が増えてしまったのでしょうか。
ここまでになる前に、何か対策は立てられなかったのでしょうか。
監督官庁はいったい何をしていたのでしょうか。
これを聴いた欧米の人はいったいどう思うでしょうか。
おそらく<アンビリーバブル!>と両手を大きく広げて驚くのではないでしょうか。
なぜなら欧米の人は家を求める際には、まず中古住宅に目を向けるのが普通だからです。
したがって中古住宅市場が活発に動いていますから、こんなに多くの空き家が出るのを不思議に思うのです。
<空家対策>、これについてはよく考えれば幾らでもよいアイデアは浮かんでくるように思うのですが、皆さんはいかがですか?
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アパート建築が止まらない
~人口減少社会でなぜ~
全国で深刻化する「空き家問題」。とりわけアパートなどの賃貸住宅は5戸に1戸が空き部屋となる一方、新規の建築は増え続けている。そのおよそ半数を占めているのが、住宅メーカーや不動産会社が提案する“サブリース”形式のアパート。会社は、空き部屋があっても「30年家賃保証」するとして、土地を持っている農家などにアパート建設を提案。土地の持ち主は税金対策にもなるしリスクも少ないと、多額の借金をしてアパートを建て、運営を会社にまかせる。しかし、取材を進めると、想定されていた家賃が保証されないなどとしてトラブルが相次いでいる。また、実際の需要を超えて、次々と新しい賃貸住宅が建設され、地域の空洞化が深刻な状態となる地域も出てきている。増え続ける「空き部屋」を通じて、日本の住宅政策のあり方を問う。
(出典)NHKクローズアップ現代
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