2015年6月7日日曜日

ブラック企業やブラックバイト ・ 必要悪なのでは?



ブラック企業、ブラックバイトと騒ぎ立てる人が多い昨今だが

世の中には仕事を探している人はたくさんいます。でも仕事は簡単には見つかりません。

履歴書を何通も何通も書いて、数知れないぐらい面接を受けて、それでもなかなか決まりません。

すると人はどうするでしょうか。おそらく次第に条件を下げていくのではないでしょうか。

つまり30万円以上としていた給料を25万円以上に、土日休みを希望していたのに、土日出勤可能としたり。

要するに自分の求める条件を、企業側が求める条件に合わせてしくのです。

これを繰り返していくうちに、面接を受ける会社の条件は次第に悪くなっていくのです。

でもある程度までで歯止めがかかれば良いのですが、それがなければ条件の悪化は留まることをしりません。

そして気がついてみると、給料は20万円以下、夜勤あり、残業あり、土日休み月1回のみ、という最初に求めていた条件とは比べようもないような条件を呑んでやっと仕事が決まるのです。

でも、書いた履歴書20通、面接した企業30社以上というような人が、こうした条件を劣悪と言って拒絶するでしょうか。

いいえ、決してそんなことはないでしょう。

良かった!やっと仕事が見つかった。これで何とか生活ができる。条件は厳しいが、これが現実だから,不平を言わず、当分はこの仕事で頑張ろう。

おそらく、このように思って決意を固めるのではないでしょうか。

要するに人間は諦めることができ、それに環境にも順応しやすい動物なのです。

他人がブラック企業とかブラックバイトと言っても、当人たちにとってはその職場はいわば「飯の種」なのです。

ましてや、苦労に苦労を重ねて見つけた職場だと、いくら批判されても簡単に辞めたりはできないのです。


ブラック企業とはそもそもどんな企業のことを言うのだろう

そもそもブラックとはどんな企業のことを言うのでしょうか。

<給料が安い>、<残業が多い>、<休みが少ない>

まあこんなところでしょう。でもこうした会社をブラックと呼んで切り捨てても良いのでしょうか。

こうした条件にしなければやっていけないので、やむを得ずやっているのかもしれません。

世界中を見渡せばこんな企業は山ほどあります。

最近日本ではブラック、ブラックと人々は叫んでいますが、日本でブラックと呼ばれるような企業は外国にはゴマンとあるのではないでしょうか。

というより、もともとこうした企業は外国で生まれたのではないでしょうか。

国をあげるとすると、まずアメリカです。

なぜならアメリカには黒人をはじめ、人種がたくさん住んでいるからです。

差別は良くないと言いますが、人種には明らかにメジャーとマイナーがあります。

大雑把に分けると白人がメジャーで、それ以外がマイナーということになります。

人と同じように企業にもメジャーとマイナーがあります。

もちろんメジャーな仕事にはメジャーな人種である白人が就き、マイナーな仕事にはマイナーな人種が就くことになります。

こんなことはごく当たり前のことです。

そして心ある人は自分の力でマイナーからメジャーへと転進を図っていくのです。

でも決してマイナーな職場が無くなることはありません。

なぜなら、いつの時代もそうした職場を必要とする人がたくさんいるからです。

日本だけがそうではないとは決して思えません。

いつの時代でも、世界中どの国にでも

たとえマイナーで、ブラックと言われようが、そうした職場を必要としている人たちはいるのです。



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