好きな言葉が一つ増えて3つになった
本を読んでいると、時々ハッとする言葉に出会うことがあります。
そんな時は覚えておかなければ、思うのですが、メモを怠り、気が付いたら忘れてしまっていることがよくあります。
シマッタと思い、思い出そうとするのですが、いくら考えても記憶はよみがえりません。
そんな時ほどメモの大切さが身に染みて分かります。
でも今でもかろうじて記憶に残っている言葉が二つあります。
二つとも随分前に出あった言葉ですが、忘れることなく、今では座右の銘とも言っていいものになっています。
その一つは「彼を知り、己を知れば百選危うからず」という孫子の兵法という書に出てくる一説で
戦争に限らず、ビジネスなどの戦いの場でもよく引き合いに出されることもあり、今ではポピュラーな言葉として広く知られています。
でも知られているのは最初の「彼を知り、己を知れば百戦危うからず」の部分だけで
その後に続く部分はあまり知られていません。実はこの言葉には続きがあり、全文は次のようになります。
「彼を知り、己を知れば百選危うからず、彼を知らず己を知れば一勝一負し、彼を知らずして己を知らざれば、戦うごとに必ず危うし」
この全文に接したときは、まったくそのとおりだと、いたく感心して、今後はこの言葉を「座右の銘」にしようと決めたのです。
さてもう一つの言葉ですが、こちらの方はポピュラーなものではなく、座右の銘にしている人が他にいるかどうかは疑問です。
その言葉とは今は亡き吉行淳之介という作家が、エッセイの中に書いていた言葉です。それは
「何でも知っている人より、なんでも分かる人の方が好きだ」
というものです。
これだけの短いフレーズですが、なかなか含蓄のある言葉だと思いました。
私流に解釈しますと、人には物知り顔でさも何でも知っているというかの如く、知識をひけらかす人がいるが、わたしはそんな人は苦手です。
反対に口数は少なくても、こちらが話すことはどんなことでも良く理解してくれる人は好感が持てる。というふうになります。
作家吉行淳之介のこうした価値観が好きで、忘れずに今日まで覚えてきた訳です。
それ以後人に好きな言葉を言え、と言われたとき、とっさに思いつくのはこの二つです。
その二つに最近もう一つの言葉が加わりました。
今度の言葉は絶対に忘れてはいけないと、その場で大きな文字でパソコンに打ち込みコピーを取りました。
その言葉は米国のサミュエル・ウルマンという詩人が著書「青春の詩」に書いた次のような言葉で、
「人は歳を重ねるだけで老いるのではなく、理想を失うときに初めて老いがくる」
というものです。
この言葉は接した人の年齢のよって理解は異なるでしょうか、少なくても高齢者に属する人々にとっては、ズシッと重みを感じる言葉ではないでしょうか。
特に心身ともにいつまでも若くありたいと願っている人たちにとっては、まさに的を得た名言と言えるのではないでしょうか。
こううした訳で私の座右の銘が前述の二つに加えてもう一つ増えたのです
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