うーん! この店ヤル気がある!
駅前の一等地とはいえ、すべての店がはやるわけでなく、中には開業後わずか1~2年以内にあえなく閉店してしまうところもあります。
そうしたケースを目の当たりにすると、他人事ながら
・いったい何のためにこの店を開店したのだろうか?
・開店前にしっかりした計画を立てていたのだろうか?
・見込みが甘かったのではないか?
などと、考えさせられてしまいます。
1~2年で閉店してしまうとなると、おそらく大きな損失を被るでしょうが、やりようによっては、それを避けられたのではないか、という気がしてなりません。
ふとこんなことを考えることになったのは、先日思わぬ光景を目にしたからです。
いつもよく通る駅前の繁華街を歩いていたときのことです。
このところしばらく空いていた店舗の中で、なにやら造作工事をやっているようでした。
「ははーん、改造してまた何か新しい店がオープンするな」
そう思って店舗の内部に目をやってみました。
内部には少し高めのコの字型のカウンターが作られており、飲食店らしく、カウンターの高さから察するとバーか、立ち飲みの店のようでした。
新しい店ができる時は、前を通ったりすると、どんな店ができるのだろうか?と
なんとないく期待感を抱くのは誰にもあることでしょう。
そんな場合、できることならオープンの前に、店に関する情報が知りたくなるのが人情です。
でもたいていの場合、オープン直前にならないとそれは分かりません。
店側が早めに情報を開示することがあまりないからです。
でもこの店は違いました。
写真でご覧のとおり、なんと店の前には大きなボードを設置して、その上に短冊状のメニューがずらっと並んでいるではないですか。
これほど大掛かりなメニューをオープン前の店の店頭に掲げているのは見たことがありません。
しかも開店の1週間も前からです。
これを見ただけでこの店のやる気がじゅうぶん伝わってきます。
と同時に、開店したらすぐ行ってみよう、という気を起こさせます。
そう思わすのは、この店頭のメニュー表示に魅了されたからです。
なぜなら、これには経営者の並々ならぬ「やる気」がみなぎっており、人を惹きつける力を持っているからです。
店を開店する以上はハヤラセたい、店主ならそう思うのが当たり前です。
そのために考えに考えて、こうした方法を採ったものだと思いますが、これに大喝采を送るのは、おそらくわたしだけではないでしょう。
この店の名前は「飲み処もみじ」といいます。
オープンが待ち遠しくて仕方ありません。
オープンが待ち遠しくて仕方ありません。
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