いま稼げるのは選ばれたWebライターだけ
このシリーズ(その1)の「DeNaまとめサイ
ト問題」でも触れたが、Webライター黎明期
ともいえる過去の時代だと、いかにもレベル
が低く、中にはコピペ丸出しというような記
事でもそれなりのお金になることが少なくな
かった。
だが今はまったく状況が違い、コピペチェッ
クツールも広く普及していて、そうした記事は
すぐ見破られる。それだけでなく、Webライ
ティング業界のクオリティ意識が高まってい
て、SEOに則っていない低レベルの記事は端か
ら相手にされないのだ。
それゆえにかつてのように低レベルのライタ
ーでも通用するようなことはまったくなくな
り、いまネットでお金を稼げるのは真に力量
のある実力派Webライターだけだと言える。
ネットでお金になるのは価値ある記事だけ
上でも書いたようにWebライティング業界は
玉石混交だった過去の混乱期をぬけて、今で
は品質に極めて敏感になっており業界全体に
ハイクオリティ(高品質)主義が貫かれている
ためレベルはが極めて高くなっている。
したがって過去の一時のように、コピペ記事
も混じったような低レベルなコンテンツがウ
ェブサイトにに取り上げれることは皆無とは
言わないが極端に少なくなっている。要する
に今のWebライティングは「クオリティが高
く価値がある記事でないとお金にならない」
という風潮が高まっているのだ。とはいえ、い
まだに一部の業者は、例えば1文字0.3~0,5
円というような驚くべき低報酬でライター募
集を続けているのも事実だ。
でもそうした募集案件は年月を経るごとに減
ってきており、おそらく近い将来こうした劣悪
な条件の募集広告は消えていくに違いない。
望むべくは、報酬のミニマムが1文字1円程
度になることだ。
では、クオリティ意識が急速に強くなってきた
今、価値があると認められるのは、どのよう
な記事なのだろうか。
今どんな記事が価値あるのか
・読者ファーストに徹した記事
Webライティングにおける記事の最終目標は
google検索ページ上位掲載でなんとしても1
ページ目のできるだけ上位掲載を望みたい。
そのために何が必要かといえば読者からの支
持とgoogleの好評価以外にないそれを得るた
めに必要な条件ひとつが読者ファースト、つま
り読者のためになる記事を書くということで
ある。
したがって執筆の際は絶えず読者を念頭に置
いて、「果してこの記事は読者のためになって
いるだろうか」と自問を続けながら書いてい
くことが必要だ。これを忘れるとgoogleの好
評価、検索ページ上位掲載のどちらも望めな
い。
・コンテンツの内容が濃い
コンテンツとは記事の中身(内容)のことで
ある。
例えば福袋を買ったとき、真っ先に中身が気
になる。それで開けて確認して中身を確認し
て一喜一憂する。
福袋に限らず何事も中身と内容が重要だ。ウ
ェブ記事にもこれはぴったり当てはまる。タ
イトルが立派なら、コンテンツもそれに見合
って充実していて読み応えがなければいけな
い。
要は読者がどんどん次に進みたくなるほど興
味ある事柄で記事を埋め尽くされていること
が望ましい。
逆にタイトルが立派でもコンテンツがそれに
一致ゼず、内容が薄く読者に満足を与えられ
なければ、googleの高評価どころか早晩は逃
げていくだろう。
・被リンク(他のサイトからのリンク)が多い
何事も良いものに対してはいい評判が立つ。
ウェブ上の記事も同じで良い記事は高評価を
得て、次々と他に紹介されていくのが普通だ。
その紹介に使われるの被リンクで、記事がウ
エブ上に展開される他サイトに掲載され、読
者の輪をさらに広げてくれるのだ。
これでわかるように質が良くて評判の高い記
事は同時に被リングが多い記事であるとも言
えるのだ。
価値ある記事はどのように書いたらいいのか
SEOで重視されることの一つにキーワードが
ある。つまり記事のテーマに関してトレンド
に合ったキーワードがどのように使われてい
るか、についてである。
このキーワードの使われる頻度、使われ方は
googleの記事評価のもっとも重要な要素の一
つであることを忘れてはいけない。
それと同程度に必要なのが記事の専門性であ
る。読者の役に立つためには、この専門性が
高いほどいい。
なぜなら専門性が高いことは誰でもが知って
いるありふれたことではない。読者はプロだ
けが知っているような専門性の高い誰も知ら
ないことを知ってこそ、優越感を感じて満足
するからである。
価値ある記事はどこ(だれ)買ってくれるのか
Webライティングの顧客は主にホームページ
(以下HPと呼ぶ)を運営する企業(会社)、ラ
イター募集エージェント、それに記事執筆代
行会社と呼ばれるHPなどの記事を代行して執
筆する団体(会社)などだ。
この中で最も取扱量が多いのは、クラウドソ
ーシングとも呼ばれるライター募集エージェ
ント(注1)である。
インターネト全盛のいま、どの企業もオンラ
インのHPを所有している。目的は自社の広
報、経営方針の伝達、製造物や取り扱い商品
の説明などが主だがいずれにしても出している
以上読んでもらわないと意味がない。要する
にできるだけアクセスを集めより多くの読者
を獲得することが必要なのだ。
しかもその読者には1回きりでなく何度も訪れ
てもらうのが望ましい。つまり常連としてリ
ピーターになってもらうのだ。そのためには
HPに高品質の魅力的な記事を載せなければい
けない。
記事が低品質でつまらなければせっかく訪れ
てくれた読者は失望し2度とアクセスしてくれ
ないだろう。
つまりリピーターの望みは消えてしまうので
ある。それではHPのアクセスが増えないばか
りか、企業の発展は望めない。
それ故にどの企業もHPを充実させるために魅
力あるコンテンツづくりに励んでおり、その
コンテンツ制作のために求めるのがWebライ
ターなのである。
企業は高いお金を払ってでも自社のHPや、そ
の他運営する様々なサイトを繁栄させるため
に、直接的にあるいはクラウドソーシング記
事執筆大公害はなどを通じてより良い記事を
書いてくれる優秀なWebライターを求めてい
るのである。
(注1)クラウドソーシングとして代表的な
ところは、「ランサーズ」「クラウドワーク
ス」「サグーワークス」「ココナラ」などがあ
る。
なぜアフィリエイトがお金になるのか
ライターを志す人ならアフィリエイトという
用語は聞いたことがあるのではないだろう
か。
ご存じかと思うが、アフィリエイトとは個々
のブログに何らかの商品の広告を載せる行為
で、その販売を目的に書いたものをアフィリ
エイト記事と呼ぶ。
この種の記事は一般の記事と比べて報酬がう
んと高いのが特徴でだ。どのくらい高いかと
いえば一般的な記事の報酬が1円~3円程度に
対して、アフィリエイト記事はその2倍以上
、つまり5円以上にもなり最高ランクだと1
文字20円というようなケースさえあるの
だ。
それだけに記事執筆には特殊な技術を要求さ
れる。広告として効果を出すためにはまず読
者を引き付ける必要がある。そのために大事
なのが記事の読みやすさだ。それには小見出
しをつけて文をより多くに分割したり、箇条
書で一文を短くしたりすると効果がある。
このように読者を引き付けるための創意工夫
を要することから難易度が高いと評価される
ので、対価として高報酬が支払われるのであ
る。
セールスライティングができれば報酬はさら
に高くなる
Webライティンの対象には様々な記事があ
り、その一つにセールスライティングと呼ばれ
るものがあるが、この分野の最大の特徴は報
酬が極めて高いことだ。
セールスライティングとは販売を目的とした
商品やサービスを消費者が「買いたい」と思
うように、引き付けるための魅力的紹介文を
書くことを言う。
これの執筆のためにはそれなりの高度なテク
ニックが必要になるが、これをアフィリエイ
トに取り入れることができれば、一層の高報
酬が期待できる。
「SEOを意識しない文章では稼げない」とい
う強い認識が必須
WebライティングでなぜSEOを意識しなければ
いけないかを知るためにはまず「google ctr
per ranking」という用語を覚えてほしい。
4つの単語で構成されているが難しいのは2番
目のCTRだけだ。CTRはクリック率という意味
である。
ということはこの用語に意味は「グーグル検
索順位ごとクリック率」ということになり、
それを示すのが上の表なのだ。
これを見ても明らかなとおり検索1位の34.2%
からランキングが下がるごとにその幅は次第
に大きくなっている。
さらに注目すべきは検索1ページ目に掲載さ
れる1位~10位のサイトで実に95%近くが
占められているのだ。
ということは2ページ目以降に掲載されるのは
僅か5%程度でしかないということになる。
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