「前のめり」という言葉は、どちらかと言えば悪いことに対して使われていることが多いようです。
下の例文でいえば3に上げられているような使い方です。
とはいえ、例文2のように、良い意味に使われている方が辞書では優先的に取り上げられているのです。
でもテレビでもネットでも、メディアのニュースなどで見聞するのは圧倒的に悪い意味で使われているケースが多いのです。
そこで問題になるのは、辞書の説明を信じて良い意味で使ってみようと試みても、「悪い言葉なのでは」という先入観から、使いづらい思いが先行して、つい消極的になり結果としては使わずに終わってしまうのです。
ネットでAIの解釈も調べましたが、いまだに釈然としません。
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前のめり(読み)マエノメリ
デジタル大辞泉 「前のめり」の意味・読み・例文・類語
まえ‐のめり〔まへ‐〕【前のめり】
1 前方に倒れそうに傾くこと。「急停車で前のめりになる」
2 積極的に物事に取り組むこと。前向き。「前のめりの生き方を評価する」
3 準備不足で、性急に物事を行うこと。せっかちすぎるようす。
「新政権の施政方針は前のめりに過ぎる」
「当確の早さを競う前のめりな報道」
出典:コトバンク
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AI による概要
「前のめり」は必ずしも悪い言葉ではありません。
状況によって意味が異なり、良い意味にも悪い意味にも使われます。
一般的には、前向きで積極的な姿勢を表す言葉として使われますが、度が過ぎると、準備不足や性急さを伴うというニュアンスも含まれます。
良い意味での「前のめり」:
物事に対して意欲的で、積極的に取り組む姿勢。
興味や関心を持って、相手の話に熱心に耳を傾ける様子。
新しいことに挑戦しようとする意欲的な気持ち。
悪い意味での「前のめり」:
準備が不十分なまま、性急に物事を進めようとする様子。
周りの状況を考慮せず、自分の意見ばかり主張する様子。
周りの状況を把握せず、突っ走ってしまう様子。
例:
「彼の前のめりな姿勢は、周りを巻き込む力がある。」(良い意味)
「前のめりな計画は、失敗する可能性が高い。」(悪い意味)
まとめ:
「前のめり」という言葉は、状況によって良い意味にも悪い意味にも解釈されます。
ポジティブな意味で使われることも多いですが、度を過ぎると
準備不足や性急さといったネガティブなニュアンスを含む場合もあるため、注意が必要です。 google