2015年9月27日日曜日

高齢者デイサービスの擬似通貨による麻雀やパチンコは行き過ぎか?



神戸市はなぜ規制に踏み切ったのか

神戸市がパチンコ・スロット・マージャンなどをメニューに取り込んだ介護施設の「擬似カジノ型デイサービス」を規制の動きに出たことがいま大きな話題になっています。

テレビでも報道されたこともあって、ネットでも視聴者の様々な意見が飛び交っているようです。

このニュースに最初に接したとき、おそらく多くの人は、福祉目的のデイサービスにギャンブルを採りいれるとはなんたることだ!と、大いに驚くと同時に、少なからず憤りを感じたに違いありません。

それもそうでしょう。高齢者が介護目的で利用するデイサービスでギャンブルが行われるなど考えられないことだからです。

それ故に、これを聞いた時は多くの人が「まさか!」と、耳を疑ったに違いありません。

しかし、よく調べてみると、これは本物のゲームではなく、すべてが「擬似通貨」を使った「お遊び」であることが分かりました。

つまりゲーム場へ足を運んで本物のギャンブルを行うのではなく、施設内で行うお遊びのギャンブルで、いうなれば「ギャンブルごっこ」であり、本物ではないのです。

介護事業者がこれを採りいれた目的は

・楽しみの少ない高齢者に「楽しんで行うことができる遊び」を提供する

・賭け事をして頭を使うことによって痴呆をが防げる

などと言われています。

これに対して神戸市などの反対者側の意見は

・倫理的に言って、カジノを売りにするデイサービスのあり方が問題

・擬似ゲームに飽き足らず本物のギャンブルにはまる危険性を秘めている

・福祉目的の本来のデイサービスの精神に背いている

など様々な意見が出ています。


個人的にはこうしたサービスに反対ではない

こうした賛否両論があるのを踏まえた上で、筆者としては次の理由で賛成側に回ることにします。

○ 高齢者は行動力が乏しいため、自らエンターテイメントの場に参加しにくい

○ 高齢者は興味を示す対象が少ない。したがって射幸心を煽ってでも、楽しい遊びを提供してあげたい

○ 擬似通貨を使うゲームは頭を使うので、ボケ防止の効果が高い

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