2018年11月24日土曜日

こんなにユニ-クな本があったのか ・ 〆切本  左右社




古今東西、締切に苦しむ作家たちのうめき声が聴こえる




締切は作家(小説家)にとって恐怖以外の何物でもない


いわゆる物書きとも言われる小説家をはじめとした作家と呼ばれる人たちにとって、およそ締切ほど怖いものが他にあるでしょうか。

ものを書く作業といっても、いつまでにと期限が切られないものなら、それほど苦痛を味わうこともないでしょうが、お金をもらって書く原稿ともなればそうはいきません。

なぜなら何月何日までに書き終えてください、という条件が必ずつくからです。これが締切というものなのです。

これがあると、たとえ体の調子が悪かったり気分が乗らないときでも否応なしに書かなければなりません。

これには相当な苦痛が伴います。プロの物書きは年中付きまとってくるこうした苦痛と闘い続けているのです。

この本には締切に苦しめられる古今東西の作家たちのうめき声がいっぱい詰まっています。


〆切本とは

内容紹介


「かんにんしてくれ給へ どうしても書けないんだ……」
「鉛筆を何本も削ってばかりいる」
追いつめられて苦しんだはずなのに、いつのまにか叱咤激励して引っ張ってくれる……
〆切とは、じつにあまのじゃくで不思議な存在である。
夏目漱石から松本清張、村上春樹、そして西加奈子まで
90
人の書き手による悶絶と歓喜の〆切話94篇を収録。
泣けて笑えて役立つ、人生の〆切エンターテイメント


出版社からのコメント


しめきり。そのことばを人が最初に意識するのは、おそらく小学生の夏休みです――。
本書は、明治から現在にいたる書き手たちの〆切にまつわる
エッセイ・手紙・日記・対談などをよりぬき集めた“しめきり症例集"とでも呼べる本です。
いま何かに追われている人もそうでない人も、読んでいくうちにきっと
「〆切、背中を押してくれてありがとう! 」と感じるはずです。
だから、本書は仕事や人生で〆切とこれから上手に付き合っていくための
しめきり参考書"でもあります。 



締め切りに苦しんでいる作家のうめき声が聞こえる




    

締め切りは古今東西の作家を苦しめ続けてきた






とは言え、締め切りがなければ作家は本を書かない









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