2018年11月20日火曜日

大相撲稀勢の里 何度休場しても給料が貰えるのは問題ではないか


大相撲九州場所 またしても横綱がゼロ


大相撲九州場所では横綱でただ一人出場していた稀勢の里がまさかの初日からの4連敗でまたしても休場。

応援していたファンもこれには同情を通り越して憐れみさえ感じている。

テレビでは街頭アンケートの模様を放映していたが、「頑張って再起してほしい」という人と「もう引退した方が良い」という意見が半々だった。

個人的には後者の「引退した方がいい」という意見に賛成だ。これ以上横綱のみじめな姿を見るのが忍びないからだ。

それにしてもまたしても横綱がゼロの場所になってしまった。これを喜んでいるのは出場力士たちだけであろう。

なにしろ強い人が3名もいなくなったのだから、たとえ平幕力士でも優勝が狙えるチャンスが到来したのだから。

しかしファンとしてはどうだろう。特に会場まで足を運んだ人たちは失望しているに違いない。


横綱の休場が多すぎて大相撲観戦の興味が半減


大相撲観戦の醍醐味の一つは下位の力士が横綱を倒し金星をあげるのを見ることである。

強い横綱が平幕力士に敗れるのは興味津々だ。その証拠にこれがあると座布団が乱れ飛んでファンはやんやの大騒ぎするではないか。

これだけを見ても高い入場料を払って相撲見物をした甲斐があると言えるが、横綱がいなければ、その大きな楽しみが奪われてしまうのだ。


横綱がゼロになっても入場料は下がらない


横綱がゼロになって一番不思議に思うことがある。それは入場料の問題である。

横綱がゼロになるということは当然見物に来る人にとってはは観戦する価値が下がる。なにしろ看板の力士が3人すべていなくなるのだから、見る人にとって価値は半分ぐらいになってしまうのではないだろうか。

とすると当然入場料が問題になる。価値が下がったのだから値下げするのが筋であろう。

でも実際は値下げなどまったくなく、普通と同じ入場料が取られる。その理由の一つは、休場した力士絵も給料は払われるからだ。


休んでも月給300万円 せめて半額ぐらいにしたらどうなのか


力士は休場しても給料はもらえる。一部手当の部分が引かれるが本給は全額貰える。したがって休場しても収入の面ではほとんどマイナスはない。

それに平幕力士は番付が下がるが横綱はそんなこととはなく何回休場しても地位が下がることはない。

何場所も続けて休場しても横綱の地位にいる稀勢の里を見ればそれがよくわかる。

問題はこれほど多く休場していながら横綱としての給料をもらい続けることだ。

横綱の給料と言えば月額約300万円にも及ぶ大金である。これを払うために休場しても入場料が下げられないというのなら、せめて給料を半分ぐらい減額にしてその分入場料をいくらか下げたらどうなのか。

それが筋というものではないだろうか。大相撲ファンもいつまでも黙っていないでこの点を追及すべきではないか。



0 件のコメント: