テレビのバラエティ番組が「嫌いな芸能人」を増やしていく
このところテレビ離れがどんどん進んでいるようですが、原因はいったいどこにあるのでしょうか。
ズバリ、それはくだらないバラエティ番組が多すぎることと、出演する芸能人が飽きられているからではないでしょうか。
テレビはバラエティ番組オンパレード
いま人々のテレビ視聴時間が次第に少なくなっています。例えば3年前は1日に少なくても5時間程度見ていた人が、今では2時間も減って3時間になっているようなケースが少なくないのです。
でもなぜこれほど減ったのでしょうか。その答えはズバリ、見たい番組が少ないからです。
テレビ番組表を見渡しても、載っているのはバラエティ番組ばかりで、見たいと思う魅力的な番組がほとんど無いのです。
その結果ニュースや報道番組を中心に短時間の視聴となってしまうのです。
同じタレントばかり出るので飽きてしまう
バラエティ番組をつまらなくしている原因の一つは、同じタレントが出すぎていることです。いま人気タレントになると、1周間に10本程度のレギュラー番組を抱えている人は少なくありません。
週10本以上ともなると単純計算しても1日に1.5本ですから、毎日1回以上はどこかのテレビに出ていることになります。
これだとたとえ夜のゴールデンタイムしかテレビを見ない人でも、いつも同じタレントの姿ばかり目に付くのです。
これがテレビ離れの理由の一つです。なぜなら、人は飽きる動物だからです。
最初は「いいな」と思っていたタレントでも、いつも、いつも見ていると、だんだん飽きてきて、そのうち嫌いになってしまうのです。
まさに「過ぎたるは及ばざるが如し」という諺のとおりなのです。
人々は「もうテレビは見たくない」と思い始めている
少し極端な表現かもしれませんが、コロナ禍でSTAY HONEの今でさえ「テレビはあまり見たくない」と思っている人は決して少なくないはずです。
そう思っていながら時間つぶしのために仕方なく見たくもない番組を見ている人が多いのです。
くだらないと言われながらも、バラエティ番組があある程度の視聴率を保っているのはこのためなのです。
でも、見たくもないと思っている人たちが見ないと決断するとき視聴率は一気に下降するはずです。
逆効果と思えるようなバカなCMも少なくない
テレビが嫌いになる原因は番組だけではありません。民放テレビには必ず出てくるものにコマーシャルがあります。
いわゆるCMと呼ばれるもので、番組の初めや途中で、これでもかこれでもかというほどたくさん出てきます。
こううしたCMは有名タレントが起用されている場合が多いのですが、高い出演料を払って制作したもにも関わらず、いったいコスパ的に見合うのだろうか?と疑問視される低品質な作品も少なくありません。
それだけでなく質の低さから、出演者自身の価値を下げているケースすらあるのです。
つまり、質の低いCMに出たために、長年かけて培ってきた一流俳優(一流歌手)としてのクオリティにキズをつけているのです。
にもかかわらず黙って出演し続けているのが不思議で仕方ありません。
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