2020年5月10日日曜日

コロナ禍で学校へ行けない、でも家で本を読めば勉強はできる


コロナ禍の今、多くの児童が学校へ行きたくても行けないのが現状ですが作家の浅田次郎氏はかねてより

「学校へ行かなくても本を読めば勉強できる」という学習に対する持論を唱えています。

これってまさに至言ではないでしょうか。

言うまでもなく勉強の基本とは読むことにあります。したがって学校へ行かなくても家で本さえ読めば勉強はできるのです。

このことに気づいていない人たちのなんと多いことでしょうか。

コロナ禍で児童が学校へ通えない今、早くこれに気づくことが大事です。


読み、書き、そろばんのうち、二つの能力は本を読めば習得できる

勉強の基本は読み書きそろばんと言われますが、中でも基本になるのは読み書きです。この二つがすべての勉強に基礎になるからです。

この読み書きの力を培ってくれるのが読書です。つまり本を読むことにより読む力と書く力を同時に習得することができるからです。


コロナによる学校の長期休暇は児童に読書習慣をつけさせる絶好の機会

読書を継続的に行うためにはまず習慣をつけさせることが必要です。そのためにはある程度のまとまった時間が必要です。

コロナ禍で多くの学校が休みになっていて時間の余裕がある今は絶好のチャンスです。

児童にとって学校に行けないのは不幸なことですが、これを読書ができる絶好のチャンスと捉れば、まさに災い転じて福となす、の結果が期待できるのです。


ネット時代の家庭での読書には電子図書・青空文庫が利用がおすすめ

読書をするのには本が必要です。今は学校だけでなく町の図書館も休みです。したがってそこで本を探すことができません。

でも心配には及びません。学校や町の図書館でなくても本は見つける事はできるのです。それはインターネット図書館の青空文庫を利用することです。

町の図書館には何万冊にも及ぶ膨大な数の本がありますが、電子図書館・青空文庫も負けてはおらず、小中学生を対象にした児童書だけを取ってみても、その数は数え切れないほどたくさくあります。

しかも図書館のようにわざわざ足を運ぶ必要がありません。家にいながらインターネットでパソコンやスマホを使えば、いつでも好きな作品が手軽に読めるのです。

それに青空文庫には紙の本とは異なる電子書籍ならではの利点が色々あります。


まずはじめは電子図書に慣れること

インターネットの電子図書が出現して久しいとはいえ、いまだに使ったことがない人もかなりいるようです。

そんな人達は電子図書を敷居が高くて利用するのが難しいものと考えているかも知れません。

でも決してそんなことはありません。慣れるまでは少し時間がかかりますが、慣れてしまえば紙の本よりスムーズに読めるかも知れません。

なぜなら電子書籍には紙の本と比べ読む上で様々な利点があるからです。ここではその利点について述べていくことにします。


電子図書が紙の本より楽に読めるのはなぜ?

・活字の大きさは自由に選択
図書館へ行くと、目があまり良くない人のための「大活字本」のコーナーがあり、そこには普通の本の数倍にも及ぶ大活字の本ばかりが並んでいます。でも電子図書なら簡単な操作で活字の大きさを自由に変えられますから目の良くない人でも何ら心配はいりません。


・ハンズフリー、楽な姿勢で読める
紙の本は手に持って読むのが普通ですが長く読んでいたら手が疲れます。でも電子図書は手に持たなくても読めます。パソコンなら画面が立っていますから、手など添えずにそのまま目をやるだけで読めるのです。いわゆるハンズフリーの状態で読書ができるので、長時間でも手が疲れることはないのです。


・ページめくりはワンクリックで
紙の本で煩わしく感じるのはページめくりです。新しいページへ進むたびにページをめくらないといけないのです。本によって異なりますが、分厚い本だと数百ページにも及ぶことがあります。いうまでもなくこうした本の場合には数百回のページめくりが伴うのです。でも電子図書ならこの煩わしさがありません。ページの端まで来ると、その部分をクリックするだけで次のページへ進めるからです。これってすごく楽ちんではありませんか。


・栞も簡単に挿入
本には栞がつきものです。どこまで読んだかをマークするためのもので、紐がついていたり、紙製のものを挿入したりします。電子図書には栞型のマークがあり、それをクリックするだけで次から読む箇所へ自動的に栞が入ります。


いまこそ親や教師は積極的な読書指導を

コロナ禍で学校へ行けない今、不安な思いにかられているのは生徒たちだけではありません。まわりにいる親や教師たちも、なんとも言えない焦りを感じていて、日毎にイライラ感が募るばかりです。

でもここは落ち着いて対策について検討するときです。

もちろん家庭学習を奨励して指導することも大切です。でもこれは春休み、夏休みなど普段の休みにもやっていることで、新鮮味に欠けるために子どもたちのモチベーションを維持することは難しいかも知れません。

コロナ禍という新しい局面の今は、子どもたちの勉強のためにも新しいテーマが必要なのではないでしょうか。

そこで登場するのがインターネットの電子図書・青空文庫の利用による読書なのです。

多くの児童にとって電子書籍は新しい挑戦かもしれず、それだけに新鮮味からくる魅力は大きいのではないでしょうか。

児童の周りにいる親や教師たちは、いまこそ子どもたちが電子図書に馴染むように手を添えて読書指導する時なのです。

この時期にこれによって子どもたちが電子図書を好きになれば、まさに災い転じて福となす、ではないでしょうか。


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