2022年2月24日木曜日

ブログ《生涯現役日記》のご紹介


《生涯現役日記》はどんなブログなのか

生涯現役日記というようにタイトルに日記の文字がついているが、主に個人の行動を記録する日記ブログではなく様々なジャンルからテーマを取り上げた雑記ブログである。主な記事内容は・社会の出来事・海外の話題・本の話題・読書感想・読書記録・仕事の話・ハウツウ・文明時評,etc. 

生涯現役日記のUrl tuneoo.blogspot.com 

 

生涯現役日記は、いつ始めてどれくらいの期間継続しているのか

開始年月日 2010年6月23日

継続期間  11年6ヶ月(2022年2月現在)

 

生涯現役日記はどれぐらいアクセスがあるのか 

・累計アクセス数      541,476 (2022/2/24現在)

・1日平均アクセス数 135 (同)

 

生涯現役日記の人気記事ランキング・上位17記事のタイトルとアクセス数(右側青色がアクセス数) 

難しい日本語 ・ わかりますか 「膨大」 「莫大」 「甚大」 「絶大」 「多大」の違い 1.48万

高級ホテルのロビーは怪しい人たちでいっぱい 7,869

日米小学1年生の「時間割」比較 ・ さて、あなたはどちらの内容を支持しますか? 7,322

馬鹿にされないためにも覚えておきたい ・ よく使われる英語の罵り言葉 5,242

日本人の国際結婚 ・ 男女でこうも違う相手国ランキング 4,637

怪しい ! 日本の新聞 "発行部数" ・ 米国の新聞はなぜ発行部数が少ないのか 4,516

 勝海舟も信奉した「六然訓」とはどのような教えなのか 4,243

このデータがおもしろい ・ 自衛官、消防官、警察官 出身大学ランキング 3,982

夏休みが長いのはどの国だろうか ・ 世界の国々、おとなと子どもの夏休み 3,925

IBM」と「HAL」の関係 3,462

リセットとリニューアル ・ 人に必要なのは絶え間ないリニューアル 3,222

平凡な苗字がいい? ・ 日本人に多い苗字 ベスト50 3,043

WBC日本予選 ・ ハーフスウィングをほとんどセーフと判定する海外の審判 2,988

コンビニ&スーパー、レジでの愚問 ・ お箸は何膳おつけしましょうか? (お笑い編)  2,479

小説新人賞応募者にぜひとも伝えたいこと・シリーズ(1)~(5) 11,238文字 一挙掲載

2,300

”お嬢さま”ご用達の雑誌 ・ 「25ans」と 2,136

選抜高校野球決勝戦は「大阪 Vs 大阪」?なのでは ・ 青森光星学院野球部員の出身地と中学校名                                                                                                                                  1,965

 

アクセス数400以上の記事が150以上ある 

マイブログ10周年・アクセス数400越え170記事のご紹介シリーズNo.1No.9  全170記事一挙大公開  

 https://tuneoo.blogspot.com/2019/10/blog-post_5.html 

 

生涯現役日記で最近バスった記事は 

ブログでうれしいのは書いた記事がバズることです。下の2記事は最近検索ページ上位にランクされ、少しだけバズった記事のタイトルです。

・小説新人賞応募者にぜひとも伝えたいこと シリーズ1~5               2020 7月1日掲載アクセス数 2426) 

自分へのご褒美という言葉が気持ち悪い

2018 9月1日掲載(アクセス数 1797)

 

生涯現役日記は国内だけでなく海外からのアクセスも多い 

(国別アクセス数)
日本  38.1万) (アメリカ合衆国  6.66万) (ロシア  2.31万) 

フランス  1.91万) (ウクライナ  5,825) (中国  3,682) 

ドイツ  3,526) (スペイン  2,326) (韓国  2050)(その他  3.45万

 

生涯現役日記 はてなブックマーク 

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2022年2月22日火曜日

これぞ先進国 イギリス指導者の勇気と決断力に敬服

 英、コロナ規制を24日に全廃 扱いインフルと同様に

日本経済新聞(電子版) 2022年2月22日

【ロンドン=佐竹実】ジョンソン英首相は21日、新型コロナウイルスとの共生策を発表した。人口の大半を占めるイングランドで感染者の隔離を不要とし、法的な規制を全廃する。新型コロナの重症化率が低いためで、インフルエンザと同様に扱って通常の生活に近づける。規制の全面的な解除は主要国でははじめてとみられる。

24日に感染者の隔離の法的な義務がなくなる。定期的な接触者の追跡を終了するほか、感染者と接触した場合でも7日連続の検査や隔離をする必要がなくなる。4月1日からは、簡易検査キットを無料で配ることをやめ、高齢者など高リスクの人で症状が出た場合に絞る。

ジョンソン氏は21日に議会下院で「規制は経済や社会、精神的な健康、子どもたちの人生の機会に大きな犠牲を強いる。これ以上その代償を払う必要はない」と述べた。

ワクチンや感染によって国民の免疫の水準は高く、変異型「オミクロン型」は重症化率が低い。そのため大規模な検査の重要性が薄れていると指摘した。足元の死者数は通常この時期に予想される数よりも少ないという。

今後オミクロン型よりも毒性の強い変異型が出る可能性にも触れた。新型コロナの監視態勢や、ワクチンを大量に接種できる態勢は維持する。春に75歳以上やリスクの高い人に4回目の接種をするほか、秋に年1回のブースター接種(追加接種)を検討している。

パンデミック(世界的大流行)当初に多くの死者を出した英国は、ワクチン接種を急いで免疫を高めた。今後もワクチンをコロナ対策の中心と位置づける。ジョンソン首相は「ウイルスが無くなったわけではないが、過去2年の努力のおかげで、政府の規制ではなく個人の責任で対処できるようになった」と述べた。

パンデミックは終わっていないとしながらも、「(新型コロナとの)戦いが完全に終わるのを待ってから規制を解除するようでは、長い間国民の自由を制限することになる」と指摘した。医療関係者や野党からは、規制解除が拙速だとして反対の声も上がっている。 

出典:日本経済新聞 2022 2・22

 

2022年2月20日日曜日

解説者になった松坂選手の言葉づかいが気に入った


現役を引退してプロ野球解説者に転向した松坂選手がロッテのキャンプ視察で近い将来のエースと目される佐々木投手の投球を見て言っていました。

「素晴らしい投球です。今後も気をつけて観察していきます」というものです。

これを聴いた人は、「なーんだ、普通の発言じゃないか。この発言のどこが気に入ったの?」と聞き返してくるかも知れません。

言われる通り普通の発言です。それもごくシンプルで短いフレーズです。でもこの普通なところが良いのです。

なぜなら最近はたいていの人がこうした普通の話し方をしないからです。

 

営業トークになっていないところが良い

松坂選手は球界を代表するような名投手でしたが今は新米の野球解説者です。ということは周りの人たちには非常に気を使うはずです。

それはまず言葉遣いに現れます。丁寧な言葉づかいで応答しようと思うはずだからです。

今どきの丁寧な言葉といえば、敬語を含んだいわゆる営業トークと言われるもので、語尾を「させていただく」で締める話法です。

でも上で紹介したとおり、松坂選手の言葉の語尾は「します」になっており「させていただく」は使われていないのです。これが聴く人の耳に快く響くのです。

なぜなら今はだれもが、テレビのバラエティ番組などで蔓延している「させていただく」話法にうんざりしていて聴きたくないと思っているからです。

 

他の人だとほとんどが「させていただく」で締めるはず

同じ場面で応答したのが松坂選手以外の人だったらどうでしょう?

それがスポーツ界の人であっても芸能界の人であっても、おそらく100%近い人たちは敬語を交えた営業トークで応えるに違いありません。

つまり松崎選手と違って、終りの部分が「今後も気をつけて観察させていただきます」というふうになるのです。

そうなのです。あのうんざりするような、ひたすらへりくだっただけの「させていただく話法」が用いられるのです。 

松坂選手は名解説者になるのでは

実は松坂選手の言葉づかいが気に入ったのは今回だけではないのです。

確かあれは彼がプロ野球解説者として初めてテレビの登場したときではなかったでしょうか。

テレビの方から耳障りが良くその上スマート語り口の声がするので、目を向けてみると画面に写っていたのが松坂選手だったのです。

そうだ、松坂選手は引退して解説者に転向したのだ。そう気づいて改めて耳を傾けたのですが、その言葉づかいの巧みなスマートな話法にすっかり感心してしまったのです。

その時思いました。彼は近い将来名解説者になるのでは、と

 

 

 

2022年2月16日水曜日

SNSに「それで ?」のボタンを、と作家の井上荒野は言っている

 


作家の井上荒野さんがエッセイに書いている「SNSにそれでボタンをつけたらう意見個人的には大賛成です。

その理由について彼女は次のように述べています 

若い女性タレントなどがSNSやブログをやるのはいいのだけど、その内容が実につまらない。例えばどこどこのレストランでイタリアンを食べておいしかったとか、デパートのバーゲンセールでショッピングして楽しかった、などとどうでもいいようなことばかりを書いて載せているのだ。あまりにもくだらないので、こちらとしては「それで?」とツッコミを入れたくなる。そこで気がついた。これは誰かが言っていたことだが、フェイスブックに付いている「いいね!」ボタンの横に「それで?」のボタンも付けたらどうだろうか。 

        参照:SNSのマナー(考えるマナー)中央公論新社

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 くだらない記事に「いいね!」を求めるのは厚かましい 「それで?」と突っ込まれるのがふさわしい 

井上荒野さんの意見にはまったく同感です。いまブログを初めとして、ツイッターやフェイスブックなどSNSには個人の日常などを書いたどうでもいいようなつまらない記事が蔓延しています。

これを読まされるだけでも迷惑なのに、厚かましくも「いいねボタン」を求めてくるのです。まさに「SNSバカ」そのものです。

こうしたバカぶりを本人に気づかせる方法はないものか。井上荒野さんが考えて気づいたのが

「それで?」ボタンなのです。

 

人はつまらない発言や記事に接すると「それで?」と突っ込みたくなる 

SNSやブロブでくだらない意見や記事が蔓延している昨今ですが、それに接する側はいつまでもいやいやながら『いいね』で応えているだけで良いのでしょうか。これってストレスの原因になりませんか?

もしそうだったら大変です。ストレスの原因は取り去らないといけません。

では、どうすれがいいか? その対策の一つが、いいねボタンの隣に「それで?」ボタンをつけることです。そしてつまらない記事に接するたびに躊躇なくタップするのです。

どうですか?考えてだけでスカッとするでしょう。これについては少しも遠慮することはありまあせん。

なぜなら、人というのははつまらないことに接すると、それで?と、お返したくなる動物だからです。

 

「それで?」と言わせるようなつまらない意見や記事を発表してはいけない

私が井上荒野さんの「それで?」ボタンに同調するのにはもう一つ訳があります。

実は私はかつて自分のブログに「それで?」に関連する記事を書いたことがあるのです。

記事のタイトルは「So What と言わせてはいけない」というものでした。

So Whatは日本語で「それで」とか「それがどうした」という意味です。

こんな記事を書いたのは、相手にSo Whatと言われるのは、発表した内容がくだらなかったり、つまらなかったりするからだということを当事者に気づかせるためです。

2022年2月12日土曜日

落語家の志らくが良いことを言っている 「 パパ活じゃなくて売春予備軍」 


パパ
活 はっきり言って耳にしたくない嫌な言葉です。いったい誰がいつ使いはじめたのでしょうか。

おそらくSNSあたりが発生元でしょうが、思うに 新しい言葉が出ると、なぜ人びとはよく吟味することなく安易に使い始めるのでしょうか。

それも流行に敏感な新しもの好きの若い人たちならまだしも、言葉を選んで伝えるべきメディアの人たちまでがなんの抵抗もなく追随するのはどうにも解せません。

それにしてもパパ活とはおかしな言葉です。このままではなんのことか意味不明です。それ故にこれが売春につながるダーティな言葉であることを理解している人は少ないはずです。

それだけに今回、落語家の志らくさんが「パパ活じゃなくて売春予備軍」と明言したのは大きな意味があるのではないでしょうか。

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志らくが池袋パパ活殺人事件に言及

サンスポ 2022 1・24

落語家の立川志らく(58)が24日東京・池袋のホテルで21日、男性(82)の遺体が見つかった事件で、殺人の疑いで逮捕された住所、職業不詳の藤井遥容疑者(24)が「パパ活をしていた」などと供述しているとされることについて私見を述べた。

番組では女性が男性と食事やデートなどに付き合う見返りに金銭を受け取る「パパ活」がコロナ禍で急増し、性犯罪などトラブルの温床になっていると解説。これに志らくは「『パパ活』っていう言い方がね。若い子にとってはそんな罪の意識がない」とコメント。さらに「知らない男の人にご飯をごちそうになるなんて、普通に考えたらろくなことじゃない」と指摘した。

さらに「呼び方を『パパ活』じゃなくて『売春予備軍』だってメディアが言うようにすれば、『今何やってるの?』『パパ活!』じゃなくて、『売春予備軍やってます』とは若い子は言いづらいでしょ」と断罪し、「(パパ活の)呼び方からして、本当はあんまりよくないですよね。かわいらしく聞こえちゃいますから」と批判した。

弁護士の八代英輝氏(57)も「○○活っていうとポジティブな表現に使われることが多い中、実体は売春。幅広い意味で言ってるとは思うけど、要するに犯罪。非合法なことをオブラートに包んで表現してるだけという形」と志らくに同意した。

出典:サンスポ 2022 1/24

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これでパパ活をする女性は間違いなく減る

今回の池袋ホテル殺人事件は、若い女性がパパ活の名のもとに売春行為を目的に男を誘い、そのプロセスで窃盗や殺人まで犯してしまうという恐ろしい事件である。

でも犯人の女性も今のようにパパ活がもてはやされていない時代に生きていたのならこんな事件は起こさなかったかもしれない

パパ活という実態を隠した美名が普通の女性を売春という犯罪に引き込んだのに違いない。

でも、災い転じて福となす、という言葉があるように、今回の事件が社会に与えたショックにより、これまで手を染めていた女性も次第にパパ活から遠ざかっていくのではないだろうか。

こうした観点からも、今回の志らくさんの発言は有意義なことに違いない。

 

 

 

2022年2月8日火曜日

《プレイバック(再掲載)記事シリーズ・8》 ウェブライター・こんなに安い原稿料では食っていけない!

 (注)この記事は過去に掲載した記事のまとめシリーズです

 

在宅ライターでどれぐらい稼げるのか?

在宅ライター募集のネット広告がやたらに多いが

ニュース系のウェブサイトを見ていると、求人広告がやたら目につきますその求人で特に目立つのが在宅ライターの募集です。


在宅ライター募集、つまり自宅で記事を書く人を募っているのです。でもこうした募集が何故いま多いのでしょうか。


それはインターネットの普及で、企業がネットサイトに自社のホームページを持つようになったからです。

 

ホームページを持った以上見てもらわなければ意味がありません。そのためにはアクセスを増やさなければなりませんから、ホームページを魅力的ものにしようと、サイトの更新に心がけるようになります。


サイトを更新するには新しい記事が必要になります。それもスケールメリットを狙えば、できるだけ多くの記事が必要です。

 

これはコンテンツマーケティングという営業戦略に基づいたものですが、これが企業をライター募集に駆り立てているのです。でもその内情は、あまり褒められたものではありません。


 

 

NHKクローズアップ現代も取り上げた ・ 時給96円!という在宅ライターの驚くべき低賃金

2017年2月に放送されたNHKクローズアップ現代に取りあげられたのは在宅ライターのアルバイトをしていた関西に住む40代の女性の話です。

育児と両立ができず、勤務していた医療施設を退職して自宅でライターの内職を始めました。

最初にやったのは、記事執筆仲介サイトが紹介してくれた医療や福祉に関する記事の仕事でした。

報酬は1200文字で600円、つまり1文字につき0.5円ということになります。でも実際にもらった賃金は仲介料が引かれており、480円でしかありませんでした。

始める前は1記事に2時間ほどかければできる、と思っていたのですが、実際には事実確認などの調べごとに思った以上の時間がかかり、完成まで5時間もかかってしまいました。

これだと時間給換算では96円にしかなりません。

これは内職の手仕事並みの低賃金で、記事のライターが聞いてあきれます。


時給96円だと10万円稼ぐのにどれくらいかかるか?

ではこうした在宅ライターで普通のパート並みの賃金を稼ぐには、どれくらいの日数がかかるのでしょうか。

仮に10万円を稼ぐために必要な日数を見てみましょう。

在宅ワークの主婦は家事があるためそれほど多くの時間は取れません。とは言え、あまりにも短いと話になりませんから、ここでは1日5時間、実働日数家事があるため25日として計算してみましょう。

1日の賃金⇒480円

1ヶ月の賃金⇒12,000円

8ヶ月の賃金96,000

これでお分かりのように、普通のアルバイト並みの1ヶ月の賃金100,000円程度を在宅ライターで稼ぐには、約8か月もの期間が必要になるのです。


ライターが低賃金なのは仲介業者の高い手数料のせい

どの仕事にも仲介業者がいるのが普通ですが、ライターも例外ではありません。

この業界にも大手のランサーズ、クラウドワークスなどをはじめとして、中小を含めれば20社以上あるのではないでしょうか。

こうした業者はライターからの手数料が主たる収入になっています。

その手数料の割合がどのくらいかと言いますと、ランサーズやクラウドワークスなどの大手が20%です。

つまりクライアントから1記事(2000文字程度)1000円で引き受けたものを800円でライターへ下請けに出すのです。

ライターがこれを1時間で仕上げることができれば時間給は800円になりますが、ほとんどの人はそれは無理です。

タイピングの速度や知識にもよりますが、普通の人だと3時間以上はかかってしまいます。

ということは時間給換算では260円~程度になってしまうのです。


これほど賃金が安いと良質の記事は望めない

昨年(2017年)のことですが、誰でも知っている大手IT企業「DeNa」の運営するウェブサイトの質の悪い記事が問題になりました。

DeNaも大手仲介業者を使って記事を集めていました。

ということは、上述のような安い賃金しか払っていなかったでしょうから、当然良いライターは集まりません。

その結果、質の低い記事ばかりがサイトに載ることになったのです。

これではサイト元のクライアントはたまったものではありません。

当然クレームとしてサイト運営者であるDeNaのもとに集まります。

かくして質の悪い記事を提供したとしてDeNaに非難が集まったのです。

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驚くような低報酬でライターを募集する業者はいったい何者?


リタイア後の仕事としてライターを始めて年が過ぎました。この間、数多くのライター募集業者(アフィリエイター)に接してきました。

 

そうした中で実際に契約書を交わすところまで進んで仕事の開始にまで至った業者はごく少数で、ほとんどは応募しても条件が合わずこちらからお断りしたり、相手から断られたりして、まとまるところまで行かないことが多いのです。

 

まあそれはいいとして、現在ライター募集の多くはインターネットのライター募集サイトなどで行われていますが、その募集件数たるや、驚くほど沢山あるのです。

 

ある大手の募集サイトには毎日新しい募集案件が入れ替わり立ちかわり所狭しと並んでいます。

 

その数たるや、まるで無尽蔵と言ってもいいほど多いのです。でも残念なことに内容については決して褒められたものでなく

 

まるで玉石混交状態とでも言えばよいのでしょうか、それとも”ピンからキリまで”というのが適切なのでしょうか、内容にはまるで一貫性や統一性がなく、条件などもバラバラ状態なのです。

 

それが一番よく現れているのが報酬の面です。これこそまるでピンからキリまでという表現がピッタリするような状態で、上下の差が著しくあるのです。

 

それだけではありません。そうした募集を見ていると、業者に対する次のような数々の疑問がわいてくるのです。

 

 

①<どんな人が何の目的でライターを募集しているのか>

 

いわゆるアフィリエイターと呼ばれる、ウェブサイトを運営したり、管理している人達がサイトへのアクセスを増やす目的で、記事のボリュームアップを図ったり、上質の記事を載せることなどによるSEO対策を講じることlで、検索ページ上位掲載を目指すためなのです。

 

でもその目的は良いとしても、今のような劣悪な条件で良い記事などが集まると思っているのでしょうか。それとも記事のボリュームさえ増えればいいと思っているのでしょうか。よく分かりません。

 

 

②<どんなライターを期待しているのか>

 

ライター募集を見ていると多くのものは募集条件の敷居が極めて低くなっています。そうした中には例えば年齢が18歳以上であれば誰でもいいという印象を与えるものさえあります。

 

知識と技術の乏しいライターが書いた記事など、いったい誰が読むと言うのでしょうか。

 

 

③<低報酬でも良い記事が集まると思っているのか>

 

記事のボリュームを増やすには、何が何でも大量の記事を載せることです。そうした記事の調達には既存の記事をリライトしたものをたくさん集める方法があります。

 

リライトは一定のやり方さえ覚えれば別に文才などなくても誰にでもできます。いま圧倒的に多いのが、この手のライター募集であり、それゆえ質をあまり問わないため報酬が安いのではないでしょうか。

 

 

④<そもそもモノを書くとはどんなことなのか分かっているのか>

 

物を書くことはある面では”魂を削る作業”だとさえ言われています。そうして書いているからこそ読む人の心を打つのです。ライター募集業者はそんなことを考えたことがあるのでしょうか。

 

 

⑤<誰でもライターを勤められると思っているのか>

 

いわゆるブログと呼ばれるものがネット上にはゴマンと載っています。ところが読まれているものはごく僅かで、大半のものはほとんど見向きもされないアクセスの少ないものばかりなのです。

 

今すべてのブログの70%以上が1日のアクセスが30以下と言われています。。これでわかるように文章を書くことが好きな人達が書いたブログでも読まれるものは非常に少ないのです。したがって人に読んでもらうための記事が書けるライターは誰にでも務まるものではないのです。

 


⑥<安い報酬で募集すれば、その結果は自分に戻ってくることが分かっているのだろうか>

 

記事を募集する側の多くの人の目的はいわゆるSEO対策のためではないでしょうか。つまり自社のウェブサイトに多くの人を呼び込むために記事のボリュームアップをはかったり、記事の質を高めたりして検索で優位な立場でありたいためです。要するに検索サイトでのポジションを上げるためです。

 

でも、量は別として、安い報酬でライターを募集して、はたして質のいい記事など望めるでしょうか。はっきり言ってそれは無理です。集まるのはせいぜい他の記事をリライトしただけの質の低いもので、それほどSEO対策には役立たないのではないでしょうか。

 

要するに安い報酬でライターを募集したところで、ろくな記事が集まらないため、けっきょく悪い結果が自分に戻ってくるだけなのです。

 

 

⑦<本当のSEOの意味を知っているのであろうか>

 

SEOという用語が使われ始めて久しいのですが、いまだにこの言葉の意味を誤解している人は少ないのではないでしょうか。つまりこの言葉の意味を間違って捉えている人が多いということです。

 

もっとも日本語に訳したときの検索エンジン最適化(サーチエンジンオプテイィミゼーション)ということ自体が抽象的で分かりにくいことにも原因があります。その結果多くの人がSEOを誤解しているのです。つまりSEOとはからくりを使えばなんとかなると考えるのです。

 

分かりやすく言えば、記事の体裁に気をつけて、例えば見出しとか、リード分とか、結論から先にもってくる書き方とか、そうしたことに注意することだけをSEO対策だと思っているのではないでしょうか。

 

でもそれはSEOのごく一部でしかありません。要するにSEOとは簡単なことで、人をひきつけて読ませるのような、内容が良くて読んでためになり、しかも面白い記事を書くことなのです。

 

 

⑧<時間給換算でいくらになる、と書いてあるが、その金額はどうして割り出したのであろうか>

 

ライター募集記事を見ておかしくて仕方なく思うのは、報酬に関して時間給換算でいくらになると書いていることです。つまり時間給に直すと1200円とか1500円という風に書いているのです。

 

でもこれが実にいい加減なのです。例えば600文字が200円だとします。こんなとき時間給換算で1000円というふうに書いていたとすると、「いったい1時間に何記事書けばいいのかを分かって言っているのか」、と思えるからです。

 

600文字200円だと、時間給1000円にするためには200円の5倍、つまり3000文字の文章を書かなければならないのです。これは400字用の原稿用紙だと7.5枚にあたります。はたして考えながら書かなければいけない文章を、1時間に原稿用紙7.5枚も書けるでしょうか。

 

これは執筆が早いプロのライターでも無理なことではないのでしょうか。何も量だけこなすための書きなぐりをするわけではないのです。したがって時間給換算いくら、などと書いているライター募集記事はすべてインチキと言って間違いないのです。

 

 

⑨<ライターを育てる、などと言っているのは、搾取するための口実ではないのか>

 

年から年中いつも募集を繰り返しているある記事募集業者がいますが、その業者はライターを募集すると同時にライターを育てることを謳っています。

 

でもこの育てるということに、何か胡散臭さを感じます。というのはこの業者は報酬が安いことでよく知られている業者なのですが、要は報酬の安さをカムフラージュするための口実作りだと思えるからです。

 

 

⑩<何故ターゲットをあえて主婦にしぼろうとしているのか>

 

ライター募集では、そのターゲットを主婦にしているところが実に多いのですが、これはいったい何故なのでしょう。主婦に文章の上手な人が多いと思っているわけでもないでしょうが、なぜだか主婦にこだわっているようなのです。

 

でもその意味はちょっと考えればすぐ分かります。つまりターゲットをパートの主婦にすると、報酬が安くても口実が作りやすいからなのです。

 

つまり安いと言われたとき、「うちは主婦のパートがメインですからねえ」などと言って逃げやすいからなのです。