高校野球 ・ 県外からの野球留学選手が幅を利かす甲子園出場チーム
高校野球の強豪チームには野球留学生が多いことは良く知られています。
野球留学についてはの是非が問われていますが、ここではそれについては触れません。
でも強いチームの秘密を探るには、野球留学の問題を避けては通れません。
このブログでは,報知「高校野球3月号」の記事を引用して、甲子園常連の強豪チームに、どれぐらいの留学者がいるかについてのデータを載せてみました。
野球留学とは
「野球留学」とは「自宅が所在する地域からの通学者以外の者」を言います。野球留学には1学年5人までとするルールがある特待生と、それ以外の他県出身生徒の2種類があります。
こうした留学生がいる学校には、驚くべきか、ベンチ入り全員が他県出身者のチームもあります。
たとえば明徳義塾(高知)や秀岳館(熊本)がそれに当たります。
あまりの留学生の多さに対して、一部のファンからは高校野球の精神に反する、という批判もありますが、是非について白黒をつけるのはなかなか難しい問題です。
週刊ベースボール(別冊春季号)によれば、明徳義塾、秀岳館いずれにも、高知出身、熊本出身の部員は在籍していますが、ポジション争いにより結果的に全員が他県出身者となってしまった、ということです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
府県からの野球留学が多く、地元出身者が少ないチームは?
地元出身者が少ない高校ベスト5
1位:秀岳館(熊本)→1人
福岡:5人京都:4人
大阪:4人
佐賀:2人
岡山:1人
熊本:1人
沖縄:1人
2位:滋賀学園(滋賀)→2人
沖縄:7人大阪:6人
兵庫:3人
滋賀:2人
3位:明徳義塾(高知)→3人
大阪:4人高知:3人
奈良:2人
岡山:2人
京都、兵庫、香川、徳島、愛媛、福岡、熊本:各1人
4位:盛岡大附(岩手)→4人
神奈川:6人岩手:4人
大阪:3人
東京:2人
宮城、福島、栃木:各1人
5位:健大高崎(群馬)、日大三(東京)、福井工大福井(福井)、大阪桐蔭(大阪)、創志学園(岡山)→各5人
※日大三は東京都内の中学校出身者のみを「地元」としてカウント
多くの都道府県出身者が含まれる高校ベスト5
1位:健大高崎(群馬)→12都府県
群馬:5人東京:2人
沖縄:2人
栃木、茨城、千葉、神奈川、愛知、岐阜、三重、大阪、兵庫:各1人
2位:明徳義塾(高知)→11府県
大阪:4人高知:3人
奈良:2人
岡山:2人
京都、兵庫、香川、徳島、愛媛、福岡、熊本:各1人
3位:大阪桐蔭(大阪)→10府県
大阪:5人岐阜、和歌山、滋賀、奈良:各2人
愛知、三重、兵庫、広島、徳島:各1人
4位:日大三(東京)→9都県
東京:5人神奈川:4人
茨城:3人
栃木、埼玉、千葉、長野、三重、長崎:各1人
5位:盛岡大附(岩手)/早稲田実(東京)→7都府県
秀岳館(熊本)→7府県
出典・報知「高校野球3月号」 (数字は春の選抜高校野球を元に集計)
0 件のコメント:
コメントを投稿