商店街では20年以上も注意喚起のアナウンスが
駅前の商店街を歩いていると、いつものようにキャッチセールスに対する注意喚起のアナウンスが流れています。
「商店街のあちこちのキャッチセールスが横行しています。近づいてきても話を聞かないようにご注意ください」
などという内容ですが、昨日も聞きました。
こうしたアナウンスが始まっていったいどれくらいになるでしょうか。
定かではありませんが、もうずいぶん前から続いていているのは確かです。10年、いやもっと前から、おそらく20年以上は続いているのではないでしょうか。
10年ひと昔と言いますから、20年と言えばふた昔になります。
ということはキャッチセールスはふた昔前の20年以上の長きにわたり続いていることになります。
キャッチセールスは言うまでもなく、街頭で若者を狙って100万円にも及ぶ高額な商品(サービス)を売りつける悪質な商売です。
しかしこんな悪徳ビジネスが、なぜいつまでもなくならないのでしょうか。
答えは簡単です。警察が民事不介入を理由に取り締まりをしないからです。
しかしこの民事不介入は、現実的には警察が面倒くさい仕事を断る口実に使われているような気がして仕方がありません。
警察官は民事法はほとんど勉強してません。したがって、意味もわからずにこれを使うため、言葉だけが一人歩きしてるようにも思えます。
警察の民事不介入は都合のいい口実なのでは
警察は民事事件では動かない、というのは今に始まったことではありません。
過去から現在に至るまで「民事不介入」という言葉を、面倒くさい仕事を断る口実に使ってきています。
本当は警察官は民事法についてほとんど知らないのが現実です。その結果、この言葉を、意味もわからずに使うため、結局は言葉だけが一人歩きしてるのです。
しかし、この民事不介入で、過去にはストーカー事件で、被害者の訴えを無視したが故に多くの殺人事件が発生しています。
そうした多くの犠牲者が出た後になって、やっと重い腰を上げて取り締まりを強化していますが、過去に失った幾多の命はもはや戻ってきません。
また、振り込め詐欺についても同じことがいえます。
これも民事事件ですが、警察はこのところの被害の大きさにやっと気がついたのか、最近になってやっと取り締まりに力を入れ始めました。
でも、時すでに遅しで、詐欺の犯罪グループは手ぬるい警察の捜査をなめきっていて、次々と新しい手を打っており犯罪を繰り返しています。
警察は完全に後手に回っているため、一向に取り締まりの効果が上がりません。
ストーカーや振り込め詐欺同様に、キャッチセールスも犯罪に等しい行為です。
それなのに見て見ぬふりして20年以上も放置している警察の無神経ぶりが理解できません。
法的に積極的な取り締まりが難しいのなら、せめて予防する意味で、キャッチセールスが出没する現場近くをパトロールして牽制したらどうかと思うのですが、それすらやっていないのが現状です。
これは明らかに職務怠慢の他の何物でもありません。
日本の警察はこの現実を恥かしいとは思わないのでしょうか。
キャッチセールス
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