ビジネス界の頂点を極めた人の説得力ある読書啓蒙書
この本の著者は元伊藤忠商事会長であり、現在早稲田大学特命教授でもある丹羽宇一郎さんです。
無類の読書家である本人が、読書と情報収集、仕事の極意などを熱く語った一冊です。
読書に関しての手引書や啓蒙書は数多くあります。
この本もそうし分野に入りますが、説得力という点では過去のどの本より優れています。
この本もそうし分野に入りますが、説得力という点では過去のどの本より優れています。
この本を読めば読書の大事さがひしひしと伝わってきて心底理解できるからです。
それはこの著者が日本を代表する商社の元会長であり、ビジネス界のトップを極めた人であるからかもしれません。
つまり商社というビジネスの頂点とも言っていい舞台で、世界を股にかけ百戦練磨の人々を相手にシビアな商取引を展開してきた人の言うことだけにそれが言えるのです。
ビジネスという、いわばお金儲けを優先する世界に生きてきた人が、本の大切さを説いているだけに余計に説得力があるのです。
ましてや著者は今年で78歳にもなる、いわば人生の終盤に差し掛かった人です。そうした人がいまだに、読書の大事さを説いているのです。
人間いくつになっても分からないことだらけで、おそらくこれは死ぬまで続くだろう、と著者は言っていますが
こうした気持ちこそが読書へと駆り立てる原動力になっているのです。
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