2018年7月26日木曜日

2018年酷暑の夏 ・ 駅前商店街で目にした珍しい光景2題


その1 ≪ストレス解消≫ カワラ割りの店


確か1ヶ月ほど前にここを歩いた時はなかったはずの見慣れない店舗が駅前商店街の入り口付近にできていました。

店舗と言っても間口が1メートル半ほどの小さな構えです。

入口の奥に珍しいものが並べられています。

なんとカワラではないですか。

何重にもなったカワラが置かれているのです。

入り口の前には看板があり

瓦割り≫
 1枚   500円
 10枚 3,900円

と書かれています。


見た瞬間はビックリしましたが、フーン、こんな商売ができたのか、と、不思議に思いながら何枚も重ねられたカワラを見ていました

でも、このカワラ、素人でも割れるのだろうか? 割れたとしても手が痛くてたまらないだろう。 

そんなことを考えながらしばらくの間店頭前にたたずんでいましたが、店の人にやり方などを訊いてみるところまではいきませんでした。

でも気になるので家に帰ってネットで調べてみました。

以下は地元のネットニュースに出ていた記事です。


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姫路駅前に瓦割り専門店 姫路の新たな観光資源目指す
山陽電車姫路駅の近く御幸通りに接するフラワー通りに瓦割り専門店(姫路市駅前町、TEL 0120-15-1449)が622日、姫路ゆかた祭りに合わせてオープンした。
 店舗面積は1坪。店主は同店に隣接するiPhone修理専門店を経営する松岡昇平さん。松岡さんは元建築業で最近ではいぶし瓦が使われることが減り、いぶし瓦が余ってきていることから、同ビジネスを思い付いたという。「瓦が少し欠けていても使えなくて、もったいない。捨てられる瓦を有効活用したいと思った」と話す。
 瓦割りに挑戦した市内の美容師、田中宏明さんは10枚を見事に割った。田中さんは「瓦を割るとき、通り掛かりの人が立ち止まり、人だかりができて注目を浴びた。割った瞬間はスカッとして気持ちがいい」と笑顔を見せる。
 松岡さんは「今までの最高記録は14枚で市内の歯科技工士の男性が割った。姫路は観光客も増えている反面、滞在時間が少ないと聞いている。滞在時間を増やす手段として遊び場を増やすことが効果的。瓦割りを姫路の名物として外国人観光客に広めていきたい」と語る。
 1人がチャレンジすると次々に挑戦者が現れ、人だかりができるという。団体客や男子高校生は、友達同士で競い合うとも。
 松岡さんは「今後は外国人観光客が集まる大阪の新世界や京都で店舗展開を考えている。世界の人に瓦割りの爽快感を広めたい」と抱負を話す。
(出典)姫路経済新聞
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その2 ≪南アルプス天然氷≫に長い行列


いつも通る駅前商店街のちょうど真ん中のあたりでした。

ある店舗の前に30人以上はいると思われる長い行列ができていました。

その辺りで普段は見ない光景なので、いったい何事なのか?と最前列前の店の入り口を見てみました。

するとうガラスウインドーにはこれまで見たことのない文字が書かれていました。

南アルプスの天然氷」とあります。

暑さ真っ盛りの昼下がりのこと、かき氷の店であることがすぐわかりました。

冷たいかき氷は暑さ解消にはもってこいです。それもただのかき氷ではなく、南アルプスの氷を使ったものとなれば、人が集まるのはよくわかります。

でも本当に南アルプスから氷を運んできたのでしょうか。

こう考えるのは愚かです。そんな遠くから運んでくるはずがありません。単にボトル入りの南アルプスの天然水を凍らせただけにものに違いありません。

とは言え、これに誰も文句をつけることはないでしょう。

長い行列に並んだ人は単に店のガラスドアと大きなのれんに書かれたの≪南アルプスの天然氷≫というキャッチコピーに魅せられたのですから。


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姫路官兵衛堂 かき氷

所在地670-0922 兵庫県姫路市二階町46



メニュー

タカミメロン 800
宇治抹茶あずき 850
オレンジヨーグルト 800
キャラメルラテ 700
信玄氷 800
キウイヨーグルト 800
夏いちごミルク 800
ティラミス 700
etc.





































2018年7月23日月曜日

プロ野球のリクエスト導入で野球観戦がいっそう楽しくなった


アウト、セーフ、どちら?

野球のアウト、セーフ判定はなにより大切なこと


野球が好きでテレビのプロ野球中継をよく観ています。

しかしいつ観ても楽しいとは限らず、なかには盛り上がりの少ないつまらない試合もあります。そんな時は途中でチャンネルを変えてしまうこともあります。

でも今年になってそうした傾向は少し減って来たようです。なぜかと言えば、昨年までと違ってプロ野球に新しいシステムが生まれたからです。

それはリクエスト制度というものです。プロ野球ファンなら今やだれでも知っていることですから、いまさら説明は加えませんが、簡単に言えばアウト、セーフのビデオ判定のことです。

これが始まったことにより、プロ野球観戦が従来よりうんと楽しくなったことだけは確かです。


リクエストは大相撲の物言いと同じ


リクエスト制度は大相撲の物言いと同じで、要は審判のミスジャッジを修正するためのものです。

不公正なジャッジは選手のヤル気を失わせるだけでなく、観客の興味をも損ないます。

今回のリクエスト制度導入も、そんなことがあっては大変、と、ようやくコミッショナーが気付いたからです。

リクエスト制度導入でプロ野球観戦の興味が増した


最近のプロ野球の試合には、以前はよくあった乱闘騒ぎほとんどなくなりました。

乱闘はママナーとしては褒められたものではありませんが、試合にアクセントをつける意味で、ファンにとってはそれなりに興味深いものでした。

しかし最近の試合では乱闘騒ぎはほとんど起こらず、観戦するものとしては幾分物足りなさを覚えます。

そのかわりと言っては語弊がありますが、今回リクエスト制度が生まれて、また新た楽しみが増えてきました。

それにして大相撲の物言いが古くからあるのに、プロ野球のリクエスト制度はなぜこれほどスタートが遅れたのでしょうか。

ジャッジに公正さを求めるのはどのスポーツでも同じはずなのですが、プロスポーツで最も人気のある野球という分野で、採用されるのがこれほど遅れたのはどうも解せません。

何か大きな理由があったのでしょうか。


大リーグや韓国プロ野球ではずっと前から始まっているのに


リクエスト制度はMLB(米大リーグ)が2014年に、以前から行っているチャレンジ制度を参考にしてつくられたものです。

チャレンジ制度は大リーグで2008年から採用されたホームランや塁打のビデオ判定がアウト、セーフの判定にも拡大されたものです。

大リーグだけではありません。韓国プロ野球でも2014年のオールスター戦後に導入されており、こうした素早い対応は日本とは大違いです。

このところの諸外国に比べて日本はあらゆる面で遅れが目立ちますが、プロ野球でも同じようにこれほど大きな差が出てきているのです。

こうした傾向を嘆かわしいと思うのは私だけではないでしょう。


リクエストの回数は監督の性格によって異なる

審判より判定が確か!オリックスのリクエスト成功率に注目


リクエストには監督の性格が反映されます。それ故に出す回数や成功率、失敗率は異なってきます。

下に並べたのは現在までのリクエスト成功率のランキングです。

これで分かる通り1位のオリックスはなんと50%以上の成功率です。

これは※印で示している審判の成功率44%を大きく上回っている点が注目に値します。

しかし、このランキングが現在の成績になんら関係ないところが面白いところです。


リクセスト成功率チーム別ランキング


順位 チーム名   成功率

1位  オリックス    53%
2位  中日       44%
3位  ロッテ      42%
4位  西武       41%
4位  ホークス     41%
6位  阪神       38%
7位  楽天       37%
8位  巨人       30%
9位  日ハム      28%
10位 横浜       27%
10位 ヤクルト        27%
12位 広島       26%

※審判の成功率  44%


出典(president''s diary 社長の日記)

リクエスト制度は間違いなくジャッジのクオリティを高める


リクエスト制度導入は選手のヤル気を損なわないだけでなく、プロ野球ファンの観戦への興味を高めます。

それ以上に注目すべきは、この制度が審判のクオリティを高める点です。




2018年7月21日土曜日

youtubeのモーツアルト人気がすごい ! ・ モーツアルトは250年も人々に親しまれてきた


youtubeでよく聴く音楽は


わたしがyoutubeでよく聴く音楽はオールディーズとクラッシック音楽です。

オールディーズの中で特に好きなのはカーペンターズ、クラッシックではモーツアルトが群を抜いています。

しかしこの2者には大きな違いがあります。一つはその歴
史、もう一つはアクセス数です。

オールディーズとモーツアルトの歴史を比較すると


オールディーズはその名の通り一時代昔の音楽で、日本語で言う懐かしのメロディに当たります。

どれぐらい昔かと言えば、いまから50年から70年ぐらい前の1950~1970年頃に当たります。日本で言えば戦後の復興期にあたります。

オールディーズはアメリカを主とした欧米のポピュラー音楽のことですが、この時代はポップス全盛時代と言っても良く、今聞いても身も心も踊るような素晴らしい曲が目白押しです。

そうした曲がオールディーズの名のもとにyoutubeに多数収録されているのです。

youtubeには当時の名だたる歌手が名を連ねていますが、私が最も好きなのはカーペンターズです。

収録されている曲の中で、イエスタデイワンスモアとトップオブザワールドの2曲が特に好きです。

一方モーツアルトの方はどうでしょうか。モーツアルトが生まれたのは1756年です。

神童と言われた彼はわずか5歳で作曲を始めています。しかし天才は夭逝すると言われるとおり、今から約350年前に生まれ、1791年になくなりました。

35歳という若さでこの世を去ってしまったのです。

しかし5歳から35歳までの30年の作曲生活で実に700以上の素晴らしい曲を世の中に送り出しています。


youtubeのアクセス(視聴回数)を比較してみると

次にオールディーズとモーツアルトのyoutubeにおけるアクセス数(視聴回数)を見てみましょう。

下に並べたのが、オールディーズ全体、および人気歌手2名、それにモーツアルトの視聴回数です。

・ベストオブモーツァルト・視聴回数 152,511,429 (1億5千万回超)

・オールディーズ全般・視聴回数 約数十万~数百万回

・カーペンターズ・視聴回数 約300万回

・ビートルズ ジョンレノン・視聴回数 660万回


いかがですか。オールディーズとモーツアルトの視聴回数の違いが分ったでしょうか。

オールディーズにはたくさんのサイトがありますが、アクセスは少し幅がありますが総じて数十万~数百万の範囲です。

最も多いサイトで約700万件程度です。

人気歌手を個人的に挙げると、ジョンレノン、カーペンターズが大きくリードしています。

一方モーツアルトの方はどうでしょうか。

こちらはオールディーズを大きく引き離した1億5000万回超という、驚くべき数です。

単純に計算しても、オールディーズの50倍ぐらいに相当します。

これだけ見てもモーツアルトの人気ぶりがよくわかります。

歴史が圧倒的に古いとはいえ、youtubeに収録された時期はほとんど変わりませんから視聴回数には影響ありません。


モーツアルトはオールディーズより4倍も古い


上でも書きましたがオールディーズはいまから50~70年ほど前の、1950~70年代にヒットしたものです。

一方モーツアルトの方はどうかというと、こちらはオールディーズとは比べものにならないほど古く、約250年も前から延々と人々に引き継がれてきた音楽です。

歴史の長さから見ると、オールディーズとモーツアルトには実に4倍近い開きがあります。


モーツアルトにはノーベル賞を三つぐらいあげてもいい


モーツアルトが活躍した時代は今から250年以上も前の18世紀です。

この時代にはノーベル賞はありません。でも、もしあったとしたらどうでしょう。

ノーベル賞を複数回受賞したのはキューリー夫人で、物理学賞と科学省をそれぞれ1回ずつ受賞しています。

この例からしますと、モーツアルトには3回ぐらいノーベル賞をあげてもいいのではないでしょうか。

世の中への貢献度から見てじゅうぶんそれに匹敵します。

モーツアルトはそれほど偉大な作曲家なのです。








2018年7月18日水曜日

小説家とエッセイ ・ 良い小説が書けてもエッセイも上手とは限らない


色々な作家のエッセイを読んでみたが


このところの私の読書傾向ははっきり言ってエッセイに偏っています。こうした傾向が良い悪いは別にして、なぜだかエッセイ作品ばかりに目が行くのです。
 
きっかけは浅田次郎のエッセイを読み始めたことです。氏の作品を1冊読み、非常に気に入ったので次の作品を読み、気が付いたら連続で6冊読んでいました。
 
その6冊がすべて優れていたからでしょうか、すっかりエッセイに魅了されました。これがエッセイにはまったきっかけです


浅田次郎の次に読んだのはエッセイのアンソジーです。まず最初はは文芸春秋から出ている「直木賞受賞エッセイ集成」です。
 
れには直木賞受賞作家36人の各々が20枚の伝記を綴っています。
 
これがまたまた力作ぞろいで2~3の作品を除いてすべてが素晴らしい作品ばかりなのです。
 
さすがが直木賞受賞作家の作品と、すっかり感心してしまいました。

 
浅田次郎の作品と直木賞受賞エッセイ集成にすっかり感銘を受けた後、今度は女性作家のエッセイを読んでみました。
 
しかし、残念ながら今回は一部を除いて良い作品が少なく、これまでのような感銘は受けませんでした。でもかわりに気づいたことがありました。

 

7人の女性作家のエッセイ集を読んで分かったこと

 

まず手始めに読んだのは、好きなベテラン作家の一人である山田詠美の作品です。
 
数多くある氏のエッセイ集からタイトルが目立った「フォーユニークガール」という作品を選びましたがその選択にミスはなく、タイトル通りのなかなかユニークな面白い作品でした。
 
その次には阿川佐和子の「バブルのタシナミ」という作品を読み、これもまずまず気に入り、エッセイに対する興味はさらに増しました。
 
その後ブログが本になった、素人作家の「イギリス毒舌日記」という作品を読みましたが、それも非常に気に入り、これによってさらにエッセイを読み続ける意欲が増しました。
 
ところが、この次からが問題なのです。

直木賞受賞の作家ならエッセイも上手なはず、と思って、次は立て続けに3人の直木賞受賞の女性作家のエッセイ集を読んでみました。
 
名前をあげると三浦しをん、江國香織、角田光代の3名です。3人とも映画化されたベストセラーの小説を出している人気作家です。
 
そんな作家ならエッセイも優れているに違いないと思って読んだのですが、これが大きな見込み違いだったのです。要するに3冊とも期待外れで面白くなかったのです。
 
なぜなのだろう、と考えてみたのですが、結論として出たのは、小説が上手な作家だからと言って、エッセイも上手とは限らないということです。
 
もちろの何編かの数が少ない範囲だと、気合を入れた書いた作品には良い作品もあるでしょう。それが証拠に、前述の「直木賞受賞エッセイ集成」に出てきた角田光代氏と江國香織氏の作品はそれなりに力作で良い評価ができる作品でした。
 
直木賞受賞記念のエッセイということで、気合を入れた書いたからに違いありません。
 
しかし同じエッセイでも1冊のエッセイ集となれば話は違います。
 
1冊分のエッセイともなれば、量は半端ではありません。少なく見積もっても30~50ぐらいのタイトルで、異なったテーマの記事を書かなければいけないのです。
 
これだとネタ探しだけでも大変です。いくら作家とはいえ、これだけの数を満たすテーマを見つけるのは大変なことです。それゆえに無理をするのです。

つまり
 
・エッセイとしての話題性が乏しいもの
・日常的過ぎて読者の関心が呼べないもの
・過去に書いたことのあるテーマ
 
などを題材に使ってしまうのです。
 
これでは書く方も気合が入らないためおざなりな作品になってしまう可能性がありますし、そうした作品が読者の共感を得られるはずがありません。

 

小説とエッセイの才能は別

 

でも小説が上手な作家が、なぜ読者が共感しないつまらないエッセイを書くのでしょうか。
 
理由については上にも書きましたが、究極の結論は、ズバリ、小説とエッセイの才能は別だからではないでしょうか。
 
つまり、上手なおもしろい小説を書ける作家とはいえ、読者を満足させる良いエッセイを書けるとは限らないのです。
 
このことに気づく前は、良い作品を出している作家なら、エッセイも上手だろう、と思っていました。
 
そう思ったのは前述のように浅田次郎のエッセイがことごとく素晴らしかったからです。
 
連続して6冊読んだエッセイ集はどれも優れており、非の打ちどころがなかったのです。
 
それゆえに、ベストセラーになるような小説を書く作家ならエッセイも上手だろうと信じて疑わなかったのです。
 
でもその考えは間違っていました。その理由については上にも書きましたが、まとめると次のようになります。

小説の才能とエッセイの才能はことなる  

小説、エッセイともに才能のある作家は少ない

エッセイはテーマが大切だが

    ・エッセイの才能の無い作家はテーマ選びが上手でない

    ・手持ちのテーマが少なく、ネタが続かない    

    ・日常的なありふれたテーマが多くなり読者の関心を呼ばない

日常的なことをテーマにした場合の切り口に問題がある

実力以上書きすぎてネタが枯渇している


女性作家7名のエッセイ集の評価(独断による)

   作家名           作品名        評価

  


 

ウィルトモ(素人)  イギリス毒舌日記     A 
 
 







 


 
 
阿川佐和子    バブルのタシナミ      A
 
 

  
 
 
 
 
 
 
 
山田詠美     4ユニークガールズ     A
 
 

 
 
 
 
 

 



三浦しをん    お友達からお願いします  B

 
 

  
 
 
 
 
 
 
 
角田光代     世界は終わりそうにない   B
 
 

  
 
 
 
 
 
江國香織     柔らかなレタス         B
 
 

 
 
 
 
 
 
佐野洋子     問題があります        B

2018年7月11日水曜日

本田圭佑選手の 「きよきよしい」 を笑ってはいけない ・ 清々しいを正しく読めない人は少なくない


本田圭佑選手の 「きよきよしい」 はインパクトのある話題だが


サッカーの本田圭佑選手が清々しい(すがすがしい)を、きよきよしいと読んだことが巷を騒がせていますが

ちょうどワールドカップの時期と重なったため、余計に人々の関心を買うニュースになったようです。

要するに本田選手の漢字の読み違えなのですが、これを冷静に考えてみますと、たまたま本田選手であっただけで

今回の日本代表のサッカー選手の中にも、同じように清々しいを正しく読めない選手は他にもいるのではないでしょうか。

いやサッカー選手に限らず同年輩の20代~30代前半だと、清々しいを正しく読めない人は多いのではないでしょうか。

そんな人がどれくらいいるかと言えば、少なく見積もっても全体の3分の1ぐらいなのでは、と推測できます。


大学生ならどれくらいが正しく読めるのだろうか


学力が低下していると言われている昨今の大学生ですが、恐らく漢字を読む力も劣っているに違いありません。

今の大学生に清々しいを正しく読める人はどれくらいいるでしょうか。

恐らく本田圭佑選手と同じように、きよきよしいと読む人は少なくはないはずです。


漢字を知らないのは本を読まないから


清々しいに限らず、今の若者は一般的に字を知らない人が多いようです。その最大の原因は本を読まないからです。

漢字の正しい読み方を覚えるにはその字に慣れることが必要ですが、そのためには多くの活字に接する読書が最も効果的です。

ところが最近の調査でも分かったように、最も本を読んでしかるべき大学生ですら、半数以上の学生が1日の読書時間がゼロだというのです。

つまり読書を全くしない学生が半分以上いるのです。これでは字を知らない若者がたくさいてもなんら不思議はありません。


40過ぎての漢字の読み違えは致命的


何事でも若い時の失敗は許されます。恥は若いときにかけ、と言われるように、ヒトは恥をかくような失敗を重ねながら成長するものです。

したがった若い時の失敗に対しては周りも寛大です。しかしそれも年齢が増すに従って、周りの目は厳しくなります。

ということは、もし本田圭佑選手が40歳を過ぎていたら、世間は今回のように寛大には見てくれないはずです。

つまり、40にもなって、こんな読み違えをするとは、と言って、周りの人たちは軽蔑のまなざしを送るに違いありません。


団塊の世代を「だんこんのせだい」と読んだ人がいた


漢字の読み違えに関したは忘れられない思い出があります。

40になったばかりの頃のことですが、その頃勤めていた会社での研修会でのことです。

講師を務めていた私とそれ程年齢の違わない上司に当たる人が、研修のテキストを読んでいるとき、団塊の世代という用語が出てきたのですが、驚くなかれ、彼はそれを「だんこんのせだい」と読んだのです。

それを聴いて参加者が驚いたのはもちろんのこと、聴く側が恥ずかしくなるような思いでした。

いったいなんとしたことだろう。40を過ぎた講師を務めるの上司が、こんな漢字も知らないとは、と、他人事ながら、とても恥かしい気持ちになったのです。

もちろんその場では誰も間違いを指摘したりはしませんでした。しかし、この上司は、漢字を知らない人として、後々まで部下の記憶に残ったのです。


政治家でも漢字を知らない人がいるではないか


本田圭佑のように若いスポーツ選手だと漢字を知らなくても許されます。しかしこれが最高の知性を必要とする国会議員のような政治家の場合はどうでしょう。

そもそも国会議員が漢字を知らないとは考えられません。なにしろ国会議員は有名大学を出たエリートの集まりですから、字を知らない人など皆無のはずです。

しかし現実はそうではありません。彼らの中にも漢字音痴がいるのです。

その最たる人が麻生太郎財務大臣です。今では同氏の漢字音痴ぶりは有名です。

ネットには麻生氏の漢字音痴ぶりを伝える情報が多数出ていますが、次にご紹介するのもその一つです。

(麻生氏が読み間違えた漢字一覧)  ※出典・ネタフル


・怪我-かいが
完遂-かんつい
焦眉-しゅうび
順風満帆-じゅんぷうまんぽ
措置-しょち
思惑-しわく
低迷-ていまい
破綻-はじょう
頻繁-はんざつ
踏襲-ふしゅう
前場-まえば
未曾有-みぞゆう
有無-ゆうむ
詳細-ようさい

いかがですか。いずれをとってもそれほど難しい漢字ではありません。すべて高等学校までに出てくる用語ばかりです。

言う迄もなく麻生大臣は偏差値の高い有名大学の出身です。にもかかわらずこれほど漢字を知らないとは、いったいどうしたことでしょうか。

それ以前にこうした人でも財務大臣が務まることが不思議です。

2018年7月7日土曜日

「ブラック彼氏」という本も出ている ・ あなたの周りにいるブラックな人たち




「ブラック彼氏」とはどんな本なのか


一見すると漫画本のタイトルのようですが、そうではありません。失敗しない恋愛や結婚のために女性弁護士が書いたマニュアルのようなまじめな本です。

主要テーマは、ブラックな彼氏につかまって恋愛や結婚で失敗しないための対策が書かれています。

著者はブラック彼氏を次のように大別しています。 



(ブラック彼氏のタイプ)

・隠れモラハラ系
・隠れ浮気系
・隠れマザコン系
・隠れドケチ系
・隠れDV

どうですか、あなたの彼氏は上の五つのタイプに当てはまりませんか、これだけの数があれば、誰にでもどれか一つぐらいは該当するのでは、と影ながら心配しているのですが。

ブラック彼氏がいるのなら当然ブラック彼女もいる


あなたの彼氏が上の五つに該当しなかったと言って安心してはいけません。

なぜなら世の中にブラック彼氏がいるということは、ブラック彼女も存在してなにも不思議がないからです。

ブラック彼女はあなたも対象になりますが、果たしてその可能性はないでしょうか。

男性のタイプ例を参考にしながら自分自身をチェックしてみる必要がありますよ。


ブラック彼氏やブラック彼女はその後ブラック亭主やブラック女房に進化する


ブラック彼氏やブラック彼女は、当事者が気付き、別れるなど早めに対策が打たれればいいのですが、そうでなく気付かないまま関係がづづけば将来に大きな禍根を残すことになります。

なぜならブラック彼氏や彼女は、その状態のまま継続するのではなく、いずれ違う形に変化していくからです。

つまりブラック彼氏はブラック亭主へ、ブラック彼女はブラック女房へとなっていくのです。

ということは彼らが家庭を持ち子どもができれば、さらにブラックファーザーやマザーへと形を変えていくのです

そうなれば悪影響は配偶者だけでなく、子どもを含んだ家族全体に及んでくるのです。


最近話題になったのがアメフトのブラック監督とブラックコーチ


最近世の中を大きく騒がせたこととして日本大学アメフト部の問題があります。

しかし監督とコーチが共謀して相手チームのメンバーにケガをさせるよう自チームの選手に命じるとは、なんと恐ろしいことでしょうか。

日本を代表する名門大学でこんなことが起こるとはいったい誰が予想できたでしょうか。

人間とはこんなにひどいことができる動物なのか、と改めて思い知らされます。

これぞブラックの極みです。今回早めに追放できたのが不幸中の幸いです。


身の回りにブラックな人がいないかどうか総点検してみよう


ブラックな人は家族だけには限りません。職場にブラック上司がいる可能性もあります。また子供が通う学校にブラック教師はいないでしょうか。

一度身の回りに居る人を総点検してみる必要があります。

しかし嫌な世の中になったものです。この際いちばん大切なのは、あなた自身がブラックにならないよう心がけることです。