2018年7月11日水曜日

本田圭佑選手の 「きよきよしい」 を笑ってはいけない ・ 清々しいを正しく読めない人は少なくない


本田圭佑選手の 「きよきよしい」 はインパクトのある話題だが


サッカーの本田圭佑選手が清々しい(すがすがしい)を、きよきよしいと読んだことが巷を騒がせていますが

ちょうどワールドカップの時期と重なったため、余計に人々の関心を買うニュースになったようです。

要するに本田選手の漢字の読み違えなのですが、これを冷静に考えてみますと、たまたま本田選手であっただけで

今回の日本代表のサッカー選手の中にも、同じように清々しいを正しく読めない選手は他にもいるのではないでしょうか。

いやサッカー選手に限らず同年輩の20代~30代前半だと、清々しいを正しく読めない人は多いのではないでしょうか。

そんな人がどれくらいいるかと言えば、少なく見積もっても全体の3分の1ぐらいなのでは、と推測できます。


大学生ならどれくらいが正しく読めるのだろうか


学力が低下していると言われている昨今の大学生ですが、恐らく漢字を読む力も劣っているに違いありません。

今の大学生に清々しいを正しく読める人はどれくらいいるでしょうか。

恐らく本田圭佑選手と同じように、きよきよしいと読む人は少なくはないはずです。


漢字を知らないのは本を読まないから


清々しいに限らず、今の若者は一般的に字を知らない人が多いようです。その最大の原因は本を読まないからです。

漢字の正しい読み方を覚えるにはその字に慣れることが必要ですが、そのためには多くの活字に接する読書が最も効果的です。

ところが最近の調査でも分かったように、最も本を読んでしかるべき大学生ですら、半数以上の学生が1日の読書時間がゼロだというのです。

つまり読書を全くしない学生が半分以上いるのです。これでは字を知らない若者がたくさいてもなんら不思議はありません。


40過ぎての漢字の読み違えは致命的


何事でも若い時の失敗は許されます。恥は若いときにかけ、と言われるように、ヒトは恥をかくような失敗を重ねながら成長するものです。

したがった若い時の失敗に対しては周りも寛大です。しかしそれも年齢が増すに従って、周りの目は厳しくなります。

ということは、もし本田圭佑選手が40歳を過ぎていたら、世間は今回のように寛大には見てくれないはずです。

つまり、40にもなって、こんな読み違えをするとは、と言って、周りの人たちは軽蔑のまなざしを送るに違いありません。


団塊の世代を「だんこんのせだい」と読んだ人がいた


漢字の読み違えに関したは忘れられない思い出があります。

40になったばかりの頃のことですが、その頃勤めていた会社での研修会でのことです。

講師を務めていた私とそれ程年齢の違わない上司に当たる人が、研修のテキストを読んでいるとき、団塊の世代という用語が出てきたのですが、驚くなかれ、彼はそれを「だんこんのせだい」と読んだのです。

それを聴いて参加者が驚いたのはもちろんのこと、聴く側が恥ずかしくなるような思いでした。

いったいなんとしたことだろう。40を過ぎた講師を務めるの上司が、こんな漢字も知らないとは、と、他人事ながら、とても恥かしい気持ちになったのです。

もちろんその場では誰も間違いを指摘したりはしませんでした。しかし、この上司は、漢字を知らない人として、後々まで部下の記憶に残ったのです。


政治家でも漢字を知らない人がいるではないか


本田圭佑のように若いスポーツ選手だと漢字を知らなくても許されます。しかしこれが最高の知性を必要とする国会議員のような政治家の場合はどうでしょう。

そもそも国会議員が漢字を知らないとは考えられません。なにしろ国会議員は有名大学を出たエリートの集まりですから、字を知らない人など皆無のはずです。

しかし現実はそうではありません。彼らの中にも漢字音痴がいるのです。

その最たる人が麻生太郎財務大臣です。今では同氏の漢字音痴ぶりは有名です。

ネットには麻生氏の漢字音痴ぶりを伝える情報が多数出ていますが、次にご紹介するのもその一つです。

(麻生氏が読み間違えた漢字一覧)  ※出典・ネタフル


・怪我-かいが
完遂-かんつい
焦眉-しゅうび
順風満帆-じゅんぷうまんぽ
措置-しょち
思惑-しわく
低迷-ていまい
破綻-はじょう
頻繁-はんざつ
踏襲-ふしゅう
前場-まえば
未曾有-みぞゆう
有無-ゆうむ
詳細-ようさい

いかがですか。いずれをとってもそれほど難しい漢字ではありません。すべて高等学校までに出てくる用語ばかりです。

言う迄もなく麻生大臣は偏差値の高い有名大学の出身です。にもかかわらずこれほど漢字を知らないとは、いったいどうしたことでしょうか。

それ以前にこうした人でも財務大臣が務まることが不思議です。

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