アウト、セーフ、どちら? |
野球のアウト、セーフ判定はなにより大切なこと
野球が好きでテレビのプロ野球中継をよく観ています。
しかしいつ観ても楽しいとは限らず、なかには盛り上がりの少ないつまらない試合もあります。そんな時は途中でチャンネルを変えてしまうこともあります。
しかしいつ観ても楽しいとは限らず、なかには盛り上がりの少ないつまらない試合もあります。そんな時は途中でチャンネルを変えてしまうこともあります。
でも今年になってそうした傾向は少し減って来たようです。なぜかと言えば、昨年までと違ってプロ野球に新しいシステムが生まれたからです。
それはリクエスト制度というものです。プロ野球ファンなら今やだれでも知っていることですから、いまさら説明は加えませんが、簡単に言えばアウト、セーフのビデオ判定のことです。
これが始まったことにより、プロ野球観戦が従来よりうんと楽しくなったことだけは確かです。
リクエストは大相撲の物言いと同じ
リクエスト制度は大相撲の物言いと同じで、要は審判のミスジャッジを修正するためのものです。
不公正なジャッジは選手のヤル気を失わせるだけでなく、観客の興味をも損ないます。
今回のリクエスト制度導入も、そんなことがあっては大変、と、ようやくコミッショナーが気付いたからです。
リクエスト制度導入でプロ野球観戦の興味が増した
最近のプロ野球の試合には、以前はよくあった乱闘騒ぎほとんどなくなりました。
乱闘はママナーとしては褒められたものではありませんが、試合にアクセントをつける意味で、ファンにとってはそれなりに興味深いものでした。
しかし最近の試合では乱闘騒ぎはほとんど起こらず、観戦するものとしては幾分物足りなさを覚えます。
そのかわりと言っては語弊がありますが、今回リクエスト制度が生まれて、また新た楽しみが増えてきました。
それにして大相撲の物言いが古くからあるのに、プロ野球のリクエスト制度はなぜこれほどスタートが遅れたのでしょうか。
ジャッジに公正さを求めるのはどのスポーツでも同じはずなのですが、プロスポーツで最も人気のある野球という分野で、採用されるのがこれほど遅れたのはどうも解せません。
何か大きな理由があったのでしょうか。
大リーグや韓国プロ野球ではずっと前から始まっているのに
リクエスト制度はMLB(米大リーグ)が2014年に、以前から行っているチャレンジ制度を参考にしてつくられたものです。
チャレンジ制度は大リーグで2008年から採用されたホームランや塁打のビデオ判定がアウト、セーフの判定にも拡大されたものです。
大リーグだけではありません。韓国プロ野球でも2014年のオールスター戦後に導入されており、こうした素早い対応は日本とは大違いです。
このところの諸外国に比べて日本はあらゆる面で遅れが目立ちますが、プロ野球でも同じようにこれほど大きな差が出てきているのです。
こうした傾向を嘆かわしいと思うのは私だけではないでしょう。
リクエストの回数は監督の性格によって異なる
審判より判定が確か!オリックスのリクエスト成功率に注目
リクエストには監督の性格が反映されます。それ故に出す回数や成功率、失敗率は異なってきます。
下に並べたのは現在までのリクエスト成功率のランキングです。
これで分かる通り1位のオリックスはなんと50%以上の成功率です。
これは※印で示している審判の成功率44%を大きく上回っている点が注目に値します。
しかし、このランキングが現在の成績になんら関係ないところが面白いところです。
リクセスト成功率チーム別ランキング
順位 チーム名 成功率
1位 オリックス
53%
2位 中日 44%
3位 ロッテ
42%
4位 西武 41%
4位 ホークス 41%
6位 阪神
38%
7位 楽天
37%
8位 巨人
30%
9位 日ハム 28%
10位 横浜
27%
10位 ヤクルト
27%
12位 広島
26%
※審判の成功率 44%
出典(president''s
diary 社長の日記)
リクエスト制度は間違いなくジャッジのクオリティを高める
リクエスト制度導入は選手のヤル気を損なわないだけでなく、プロ野球ファンの観戦への興味を高めます。
それ以上に注目すべきは、この制度が審判のクオリティを高める点です。
0 件のコメント:
コメントを投稿