待合室のロビーで新元号発表のTVを見ている人は少なかった
2019年4月1日、新しい元号が発表された日です。この日の昼前、わたしは病院の待合室にいました。
会計の前のソファーで支払いを待っていたときのことです。何やらロビーのテレビの前に人だかりができており、その輪が次第におおきくなっています。
何だろう、と一瞬思いましたが、そうだ、新元号の発表なのだ、とやっと気づきました。
そうなのです。この日が元号の発表であることをそれまですっかり忘れていたのです。要はこれに関して個人的には関心が薄かったのです。
天皇在位中の新元号発表、ピンとこない?
それにしても今回の新元号の発表、天皇在位中のこともあってかもうひとつピンと来ないのはわたしだけでしょうか。果たして国民の多くが強い関心を持っているのでしょうか。
そんなことを考えながらテレビ前の人だまりを見ていましたが、それほど人数は多くありません。
その時間にロビーにいた人はざっと見渡して100名前後というところでしたが、その3分の1も集まっていないようでした。
ということは関心がある人は3人に1人しかいないのですから、関心がないの人が全体の3分の2もなるのです。これでは決して国民の多くが関心を持った、とはいえないのです。
それにしても発表の仕方の地味なことといったらありません。官房長官が札を掲げる様子は30年も前の小渕さんのときのスタイルとまったく同じでではないですか。
さえないおじさんが大きな札を掲げて発表するスタイルは、お世辞にもスマートなものとはいえませんでした。
30年前といえばまだインターネットもなかったときです。そんな時と同じスタイルとは、進歩がなさ過ぎます。まさに踏襲以外の何物でもありません。
いまやグローバルスタンダードは西暦、元号に固執するのは日本だけ
元号はもともと中国で生まれたものです。でもご本家の中国でさえとっくに廃止され1911年以後は西暦が使われています。
諸外国を見渡してもいまや元号を使っているのは日本以外ありません。何故これほど元号に固執する必要があるのでしょうか。
元号と西暦の二重使用は費用と労力の無駄遣いの他の何物でもありません。早急に西暦に一本化すべきではないでしょうか。
西暦と元号のどちらを使っているか? 世論調査ではこうなっている
ごく最近行われた産経新聞社とFNNの合同世論調査で
全体では
「元号と西暦の両方」41・1%
「西暦」31・8%
「元号」26・8%
10・20代では、
西暦は男性38・6%、女性43・3%
元号は男性14・3%、女性16・4%
60代以上では
西暦は男性24・2%、女性29・9%
元号は男性30・9%、女性34・4%
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