ネットに「わけあり商品」と銘打ったパソコンの広告が連日出ているのは何故?
ネットにわけあり商品として、パソコンの広告が出ているをよく目にします。
まず「わけあり商品」ですが、これがどんな商品かといえば、ネットサイトの解説では次のように説明しています。
訳あり商品とは
様々な規格外を理由に格安販売される見切り品のこと。いわゆる「アウトレット商品」。「わけあり」とされる値下げ理由は、型落ち品、新古品、展示品処分、キズモノ、不揃いサイズなど様々。 たとえば、不揃いサイズの煎餅や、今まで廃棄処分していたケーキの端の部分を寄せ集めて再利用した菓子など食料品から、わずかなキズがある家具類など。僅かな外見上の見劣りに目をつぶるだけで、正規品より半額~8割引きなど格安で販売されている。 これまで日本の消費者は、海外に比べ神経質な傾向があり、流通側は高い検品コストをかけたうえで商品を出荷していたが、近年の不景気デフレによる庶民の節約志向と企業側の価格戦略が、マッチして流行になりつつある。 従来の日本の消費者は、生鮮食料品に対して味や安全性だけでなく、色・形など枝葉末節に至る要求が多かった。この消費者の性向が、値下げに対する歯止めとなっていた。 「わけあり商品」として着目される以前は、廃棄処理されていた商品も多く、工夫次第で商品の再利用、ゴミ減量などに効果があり、エコブームとも相乗効果をあげつつある。
出典・HATENA KEYWORD
上の解説でお分かりのように、訳あり商品を簡単に言えば
・規格外を理由に格安販売される見切り品
・アウトレット商品
・型落ち品、新古品、展示品処分、キズモノ、不揃いサイズ品など
・わずかだがキズがある家具類など
・ケーキの端の部分を寄せ集めて再利用した菓子など
・以前は、廃棄処理されていた商品
のようになり、要はまともな価格では販売することのできない不良品のことを言うのです。
ということは当然数に制限があり、新品商品のように豊富にあるわけではありません。したがってもし宣伝広告をするとしても、控えめで限定的なものになり、何日も続けて派手にやるものではないはずです。
この考えからすると、ネットのパソコンの広告は明らかにおかしいのではないでしょうか。なぜなら数に制限があるはずの品物なのに、まるで無制限にあるかのごとく長い期間にわたって広告を出し続けているからです。どう考えても訳あり商品がこうした広告量に匹敵するほど豊富にあるとは思えません。
こう考えていくと、この広告には何か偽りがあるのでは?という疑念がわいてきます。つまり、訳あり商品ということに疑いが生じるのです。
本当はわけありではない新品の商品を、わけありと偽って値引きして売り込もうとしているのではないか、という疑いです。こうすることによって顧客の関心を集め、より多くの客を集めようとしているのではないでしょうか。
だとすれば、嘘をついて客を騙す詐欺商法にあたります。
デパートの「忘れ物市」がいまやスーパーや量販店でも定番に
もう何十年も前からある、いわば古典的とも言っていいほどの古い商法なのですが、なぜか最近は以前にも増してよく目にするようです。というのも以前はデパートだけで行われていたものなのに、昨今はスーパーや大型量販店にもち込まれているからです。
つい先日も行きつけのスーパーの店頭に「JR,私鉄大忘れ物市セール」と銘打って、おびただしいの数の商品が陳列されていました。
目に付いたのは傘、バッグ類、時計などですが、近づいて見てみると値段はさほど安くはないのです。
まず傘ですが、いずれも500円前後の値段がついており、安さが売りの忘れ物商品らしくありません。いまどき100円ショップでも200円で折りたたみ傘が買えるというのに、なんといった価格設定なのでしょうか。
次は時計ですが、陳列されている豊富な品揃えには圧倒されてしまいます。時計の忘れ物がとうていこれほど多くあるとは思えず、見ていると笑いさえこみ上げてきます。
あきらかにこれは忘れ物などではなく、訳あり品か何かに相違ありません。要は忘れ物市と偽ったいわば詐欺商法の一種なのです。悲しいかな、今はこんなことまでしなければ商品が売れない時代なのです。
なおデパートの忘れ物商法については、このブログで10年近く前に取り上げた記事がありますから、参考までにご一読ください。
「デパートの忘れ物市、その商法に疑問」 https://tuneoo.blogspot.com/2010/08/blog-post_26.html
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