文章の書き方と聞いて、まず思い浮かぶのは「起承転結」です。これについてはおそらく多くの人が小学校の高学年で学んだのではないでしょうか。
ということは起承転結は日本人ならほとんどの人が知っている文章作法ということになります。
したがって多くの人は作文などの文章作成の場面では、この起承転結を頭においているに違いありません。
起承転結は最強なのか? 起承転結にもデメリットはある
「起承転結」で構成された文章は、読みやすいというメリットがあります。でもその反面、長い文章を最後まで読まなくては結論を導き出せない、というデメリットがあります。
これだと、時間が十分あるときはいいのとしても、忙しいときには、忠実に起承転結に沿って書かれた長い文章だと読むのに困ってしまう場合があるからです。
起・結・承・転だって悪くはない
起結承転は起承転結の文字の順番を入れ替えたものです。
このに沿えば、起承転結に比べて最初の起以外の順番がすべて異なってきます。
例えば起承転結にそった次のような文章があります。
起・女性にとって日焼けは大敵です。
承・きれいなお肌が台無しになるからです。
転・怖いのは日焼けが原因で起きる肌の黒ずみやシミです。
結・これを防ぐためには日焼け防止クリームなどを用いた徹底的な予防が必要です。
これを起結承転に変えてみると
起・女性にとって日焼けは大敵です。
結・これを防ぐためには日焼け防止クリームなどを用いた徹底的な予防が必要です。
承・きれいなお肌が台無しにしてしまうのが
転・怖い日焼けが原因で起きる肌の黒ずみやシミなのです。
いかがでしょうか。これはこれなりにインパクトのある良い文章ではありませんか。
「序破急」や「PREP法」なども知っておきたい
人々によく浸透している起承転結ですが、これだけ知っておけば万全か、といえば、決してそうとも言い切れません。
起承転結にも上にあげたようなデメリットがああるからです。
文章にはTPOに応じて切り口を変える必要があります。切り口を変えるためには違う手法を用いると効果的です。
そのためにあるのが「序破急」や「PREP法」などの方法です。
起承転結にも上にあげたようなデメリットがああるからです。
文章にはTPOに応じて切り口を変える必要があります。切り口を変えるためには違う手法を用いると効果的です。
そのためにあるのが「序破急」や「PREP法」などの方法です。
・序破急とは
「序破急」とは三部構成のこと
「序破急」は「じょはきゅう」と読みます。三部構成のことを指し、全体を「序」「破」「急」の3つに分けて展開する概念です。
「序」には「いとぐち」「物事の始まり」で、
「破」は「序」の静かさを破り、内容が急展開していきます。
続く「急」ではクライマックスへと一気に盛り上がり、速やかに締めくくるという様子を表します。
出典・TRANS.BIZ
・PREP法とは
PREP法は次の4つの要素の順番で構成される文章のことを言います。
1.Point 要点
2.Reason 理由
3.Example 具体例
4.Point 要点
それぞれの要素の頭文字をとってPREP法と名付けられています。
プレゼンやブログの書き方としてよく使われています。
出典・Web活用術
文章作法は講演やプレゼンの方法と大差ない
これまで書いてきたように、文章はただ書けば良いのではなく一定の方法に則って進めなければいけません。なぜならば文章には人に伝える役目があるからです。
伝える以上相手に理解させ納得させる必要があります。そのためには説得力が大事です。その説得力に必要なのが文章作法なのです。
これは話し方に作法があるのと変わりません。講演やプレゼンでも、ただマイクを握って話をすれば良いのではなく、聞き手を説得するためには、話し方にそれなりの方法があるのです。
文章作法もこれと大差はありません。
伝える以上相手に理解させ納得させる必要があります。そのためには説得力が大事です。その説得力に必要なのが文章作法なのです。
これは話し方に作法があるのと変わりません。講演やプレゼンでも、ただマイクを握って話をすれば良いのではなく、聞き手を説得するためには、話し方にそれなりの方法があるのです。
文章作法もこれと大差はありません。