ターゲティング広告は不気味で気持ち悪い
ある項目についてネットを検索してしばらくすると、見ているサイトにとつぜん検索した項目に関連する商品(サービス)の広告が出てくることに驚いた方は少なくないはずです。
最初は偶然かと思って深く考えず見過ごしていたのですが、そんなことが連続して起こるとなんだか気味が悪くなってきます。
なぜなら検索内容を誰かに知られて追跡されているような気がするからです。
ターゲティング広告とは何か
まず、本題に入る前に、このタイトルにある「ターゲティング広告」について、少し説明しましょう。
ターゲティング広告は別名パーソナライズド広告とも言われますが、これはインターネットの広告の一つです。
パーソナライズというように、広告を個人向けにカスタマイズするのです。
例えば、ある検索サービスで、ある人が頻繁に「キャンプ」の検索を行ったとしましょう。
この検索行動は、検索サービスを行っているサーバーにログとして記録されます。そして、同じコンピューターから、アクセスしたときに、検索サービス会社が、この「コンピューター」は、キャンプに興味があるので「キャンプ場」の広告を見せる。これが、ターゲティング広告です。
参考記事:COMEMO
ターゲティング広告の何が問題なのか?
ターゲティング広告はネット広告の一種です。
このところ人々のテレビ離れもあって、広告の主流であるテレビからネットへシフトするものが次第に増えてきています。
それゆえにネット広告が目立ってきたことから標的として指摘されやすくなっているのです。
ネット広告の問題のひとつがターゲティング広告です。でもターゲティング広告の何が問題なのでしょうか。
もっとも大きいのは、この広告が差別につながるという点です。それゆえに放っておけないのです。いま人々は差別問題にとても敏感なのです。
ターゲティング広告が差別につながるのは何故なのか?
でも何故ターゲティング広告が差別につながるのでしょうか?
その理由について日経系のサイト「COMEMO」によると、フェイスブックで使われているターゲティング広告に原因があるようです。
フェイスブックのシステムでは、例えば「低所得者層が多い郵便番号地域の人」を恣意的に広告対象から外すといったことが可能になっているからです。
フェイスブックではこれは明らかに差別につながると指摘され、その後システムの見直しに着手しています。
何はともあれ、ターゲティング広告はありがた迷惑
世の中には一見するといかにも行き届いているようなサービスがあり、これはユーザーにとってはありがたいようにも思われるのですが
実は過剰サービスの他の何者でもなく、ありがたいどころか迷惑にすぎない場合が多いのです。
ターゲティング広告がまさにこれであり、広告会社はユーザーのためと思ってやっているのですが、実はユーザーにとっては喜ぶどころか、むしろ迷惑千万なことなのです。
まさに「過ぎたるは及ばざるが如し」とはこのことを言うのかもしれません。
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