最大の理由は生産性の低さ
かねてより、日本の賃金が低いことに関連して日本の生産性の低さが問題になっている。
どれくらい低いかといえば、国際ランキングを見ればよく分かるのだが、なんとその順位は世界第26位という低さなのだ。
つまり日本は物を生産するためにかかるコストが世界で26番目に高いのだ。
単純に考えただけでわかるが、生産性が低ければ企業はもうからない。企業がもうからなければ社員の料は上がらない、それどころか、赤字続きだと逆に下がるほことさえあるのだ。
多く日本の企業はこういう状態をバブル以降20年ぐらい続けており、一向に改善の気配がないのだ。
要するに日本の会社は、企業の成長に最も大切な生産性におて劣等生に成り下がってしまったのだ。
給料、物価、不動産、何でもかんでも安い日本
何でも安い日本だが、人は安っぽくならないで!
しかし日本はどうしてこんなに安い国になってしまったのか。かつては韓国や中国にはあらゆる面で10年以上差をつけ、米国をはじめ欧米諸国と肩を並べるほど高い水準をキープしていたはずなのに、ここへきてあれよ、あれよという間にサラリーマン給与はお隣の韓国より安くなり、中国にも肩を並べる水準にまで追い上げられているのだ。
韓国や中国の一部は、ともにかつては日本が統治していた国だ。それゆえに経済分野で優位に立っているのが当然のことと人々は思っており、追いつかれたり、追い抜かれたりすることは、はっきり言って屈辱的に他ならないのだ。
でもなぜこんな状態になってしまったのだろうか。いったい原因がどこにあるのだろうか、その一端を探ってみたい。
何でも安い日本、いったいなぜ?
サラリーマン給与が韓国に抜かれたことは上に書いたが、問題なのは給料だけではない。
いは日本は先進諸外国に比べて物価が極端に安くなっている。諸外国の物価がこのところ急激に上昇を続けているのに日本の上昇率はゆるやかでその差は大きくなるばかりだ。
たとえばニューヨーク、人々にとってなくてはならない食材の一つである卵が、1ケースが9ドルだという。円安の今、日本円に換算すると1300円程度になる。日本だと高くても200円態度だから実に7倍余である。
物価が安いのは生活の面からは一面ありがたくもある。しかし問題は、給料が上がらずいつまでも安いことである。
日本はバブル崩壊後20年ぐらい給与が上がってないといわれている。つまり20年間同じ給与水準なのである。これは世界に例を見ない異常なことである。
いま日本は安い国として、世界から次第に甘く見られ、軽んじられてきつつあるのだ。そのよい例が次の記事である。
バイデン大統領 日本より韓国を上に見ているのか?
この春米国の売大統領が来日したが、同時に韓国も訪れている。問題はその順序である。これまで米国大統領が同時期に日韓を訪れる際は、どの大統領も必ず日本を先に訪れていた。つまり日本を先に訪れて,その後韓国を訪問する日程なのだ。
ところがどうだろう。今回の訪問ではその順番が逆になり、韓国が先で日本が後回しにされたのだ。
これについて、米国サキ報道官は「順番について深く考えないでほしい」と事前に語ったが、決してそんなわけにはいかない。
物事は順番が極めて大事で、先に行うことのほうが大切なんことであるのが当たり前だからである。
だから、先に韓国を訪問したということは、日本より韓国を大事に考えていることは自明の理だ。
要は、バイデン大統領はこのところの韓国の台頭ぶりだけを見て、日本より韓国を重視しているのではないだろうか。
安い日本、中国人が買いあさる
安い日本はこのところの円安側をかけてさらに物の価値を下げている。その代表的なWもののひとつ不動産である。
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