立ち飲み屋といえば、立って飲むところだから座って飲む居酒屋などに比べると見た感じがいくぶんせかせかしていることがあって、よく人が動いて威勢がよく、それだけにことさら活気があるように感じる。
この日初めて訪れた神戸元町の「ばん」という店で特にその感が強かった。
スクエアーのづくりの店内は超満員で客同士の肩が触れ合うぐらいて、これぞまさに立ち飲み屋、といういい雰囲気。
フロアーの真ん中辺に料理カウンターがあり、そこにマスターらしき男性一人が陣取って、あらゆる注文を一人でこなしていたが、てきぱきしていて見ていて実に気持ちいい。
きびきびとしたコミュニケーションの良さに感心した
このマスター以外には女性スタッフが2名いた。いずれも二十歳前後のようで若い。でも二人とも動きはよく、マスターに負けないぐらいてきぱきと仕事をこなしている。
客席から見てい特に感じたのは、この店の店内コミュニケーションの良さである。
中央に陣取ったマスターが、ときどき女性スタッフに指示を与えるのだが、その次の女性の行動が素早いのだ。
これはおそらくマスターから伝えられてことを瞬時に正確に理解し適切に処理しているからに違いない。
ということは、指示を与えるマスターのコミュニケーション力にあるのかもしれない。
要するにコミュニケーションに最も大切な《伝える》という要素の使い方が優れているに違いない。
伝える力(コミュ・力)の重要性がよくわかった
居酒屋へ入って今日のようなことに気づくこともめずらしい。
たいていは料理や設備の質についてとかがが気になるのだが、今日はまったく違って、なんとスタッフのコミュニケーション力についてだったのだ。
飲食を楽しむための居酒屋だから、もちろん料理や設備が大切なことは間違いない。
しかし総合力としてとらえれば、今回とりあげたスタッフのコミュニケーション力も決して無視することはできないのではないだろうか。
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