演奏者が女性より男性が多いのはなぜ?
駅ピアノとか街頭ピアノと呼ばれ、今は駅のコンコースや街中のビルなどでよく目にするが、なぜか3度のうち2度は演奏者が男性である。
あえてこう言うのも、ピアノを弾く人は男性より女性の方が多いからだ。それ故に駅ピアノや街頭ピアノの演奏者も当然男性より女性の方が多いはず、と人々は思っている。
しかし実際はそうでなく、どこのピアノも男性の方が圧倒的に多いのだ。
もともと弾く人が少ない男性が駅ピアノに限ってなぜ女性より多いのだろうか。これって、とても不思議なことだと思いませんか。
ちなみにピアノ経験者の男女比率を見てみると下のようになっている。
ピアノ経験者の男女比率
2021のピアノ経験者の割合は,53.8%と高い数値を示した。男女別の学習率は、男性23.6%、女性 68.0%である。
上の比率でみれば、ピアノが弾ける人は男性より女性の方が圧倒的に多く、その数は女性3人に対して男性1人である。
ピアノの経験者 男性は女性の3分の1しかいない
上で見るようにピアノ学習者の男女比率は1対3、つまり男性より女性の方が3倍も多いのだ。
学習者の男女比がこうであれば、当然演奏者もこれに準じて女性の方が多いのは当然のことである。
にもかかわらず駅ピアノの演奏者は男性が女性の倍以上に及んでいるのだ。
これはいったいなぜなのか。誰だってその理由が知りたくなるのではなかろうか。
「駅ピアノ なぜ演奏者は女性より男性の方が多いのか」理由を考えてみた
ピアノ教室などでピアノの学習を続けていると、年に一度は発表会という催しがあって、学習の成果を聴衆に聞いてもらう機会がある。
人は誰にでも自分の能力を他人に認めてもらいたい欲求がある。つまり自慢したい気持ちである。
これが簡単にできるのが駅ピアノなのである。申し込みもいらず、審査もなしに、いつでも好きな時、自由に人前でピアノ発表会が出来るのだ。
駅ピアノが流行っているのは、こんな単純な理由によるものではないだろうか。ではなぜ女性より男性の方が多いかというと
それは「男でもこんなにピアノが弾けるんだよ」という自慢なのではあるまいか。
なぜ男性にこうした自慢欲求が強いかと言うと、女性より男性の方がピアノ学習者が少なく、希少価値がある。
それ故に、この事実を世の人々に知ってほしいという思い(自己顕示欲「注」)からの行動に違いない。
「注」自己顕示欲とは
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