2024年9月10日火曜日

「検索検定」って ご存じですか?

 



「検索力」ネット時代の必須能力なのでは

テレビのクイズ番組に検索力を試す問題が

テレビのクイズ番組で、出演者(回答者)にある建物の写真を見せて、それがどこにあって、なんという建物かを検索で調べて当ててください。という問題が出題されていた。

インターネッの検索能力を試すクイズである。

うまく回答を導き出せるかどうかは、検索枠に入れるワードやフレーズで決まってくるのだ。

これを見て改めて思ったのは、「ウーン、なかなか良い問題だ! 今の時代『検索力』は人々にとって必要不可欠な能力ではあるまいか」ということである。

こう思ったのも、今は学習に仕事に、ネット検索は避けて通れない時代だからだ。

対象が何であれ、学習や仕事に必要な能力なら、それを身に付けるためにセミナーに参加したり、指導してくれる教室に通うのが人々の常識だ。

だが、「検索力」に関してのセミナーや教室はあるのだろうか。

 

検索検定とは

検索検定(正式名称: 検索技術者検定)


本試験の目的は、企業、大学、組織等において、研究開発やマーケティング、企画等のビジネスで必要とされる)信頼性の高い情報を入手して活用できる専門家を育成することです。


情報を入手して活用できる専門家を育成する)ことです。これらの高度なスキルを持った人材は、大学、企業等の情報管理部門で情報調査の支援や利用者教育、)情報分析と提供等が期待される「情報プロフェッショナル」であり、マネジメントの能力も必要とされます。


1級・2級・準2級はこのようなプロフェッショナル能力を検定するものですが、3級は情報調査のリテラシー)能力を検定するものであり、上位の級への入門的な位置づけとなります。(「検索検定」は「検索技術者検定」の略称です。)

出典・情報科学技術協会

 

受験者数に驚いた なぜこんなに少ないのか

検索検定があることを知ってまずは一安心したが、問題はその受験者数である。

たぶん多いに違いないと期待しながらサイトで調べてみたのだが、期待とは裏腹にその数の少なさにはすっかり驚かされた。

その数字を見て「なに、この数字は、まさか一桁間違っているのでは?、と思ったくらいなのだ。

そして次に思ったのは、数字が事実なら。この受験者数の少なさこそがが人々に知られていない原因に違いない。ということだ。


受験/合格者数 実績

2014年度からの実績を紹介します。

試験区分/年

2014年

2015年

2016年

2017年

2018年

2019年

2020年

2021年

2022年

2023年

累計(注1)

3級

受験者数

613

564

558

463

358

421

372

445

377

352

18,051

合格者数

517

475

468

393

305

348

347

304

287

264

14,445

合格率

84.3%

84.2%

83.9%

84.9%

85.2% 

82.7%

-(注2)

-(注2)

-(注2)

-(注2)

-(注2)

2級

受験者数

150

159

186

141

172

162

150

159

112

98

14,066

合格者数

65

70

86

65

84

75

70

79

55

45

5,866

合格率

43.3%

44.0%

46.2%

46.1%

48.8% 

46.3%

46.7%

49.7%

49.1%

45.9%

41.7%

1級

受験者数

10

20

13

12

19

21

18

10

9

9

1,897

合格者数

7

8

5

6

14

8

5

5

3

5

384

合格率

70.0%

40.0%

38.5%

50.0%

73.7%

38.1%

27.8%

50.0%

33.3%

55.6%

20.2%




PRを大々的にして、試験場をアクセスのよい場所に

受験者の少なさを知って、なぜこんなに少ないのだろうと考えてみたのだが、思うにその原因はPR不足や受験料が若干高いこと、それに試験場へのアクセスの不便さなどにあるのではないだろうか。したがってこれらについての改善が必要である。

 

オンライン教室の開設や自宅学習用の問題集の普及が望まれる

試験場のアクセスの不便さをカバーするためにも他の学習対策が必要である。その一つは自宅にいながら学習できるオンライン教室の開設、または独学用の解説書、問題集などの普及が必要だ。


解説書や問題集はすでに出てはいるがPR不足と価格(2750円)に問題があるのか、あまり普及が進んでいない。


したがって不足点を改善したうえで、積極的にPRを勧めることが必要だ。



・・・・・・・・・・・


         検索検定概要

2024年度より、試験制度および試験方式が変わります

2024年度より、従来の2級試験を2つに分割し、新たに「準2級」を設定します。「準2級」は、従来の「2級前半試験」に相当し、合格すると2級試験の受験資格を得られます。
1級一次および2級、準2級の試験方式は、全国にある試験会場にてコンピューターを利用した方式で受験する「会場型CBT(Computer Based Testing)方式」となります。
1級二次の試験方式は、従来と同じオンラインによる面接試験です。

2024年度試験の概要

1級、2級、準2級の試験の概要は下記の通りです。
申込方法、受験日は、決定次第、当ページにてご案内します。

準2級(新設、従来の「2級前半」に相当)

試験方法: 会場型CBT
出題方式: 選択式
分野: 共通(変更なし)
試験日: 2024年10月7日(月)~2025年1月31日(金)
試験時間: 60分
受験機会: 指定期間内に何回でも受験可能(毎回受験料が必要)
受験料: 7,000円(税別)/回
試験会場: 全国47都道府県の会場から選択
合否通知: 試験終了後、即時通知
受験資格: 問わない
出題内容: 試験範囲(2級)

2級(従来の「2級後半」に相当)

試験方法: 会場型CBT
出題方式: 記述式
分野: ライフサイエンス&化学、特許、ビジネス、図書館情報(4分野)
試験日: (1回目)2024年10月27日(日)、28日(月)、(2回目)2025年1月26日(日)、27日(月)(うち1日を選択)
試験時間: 60分
受験機会: 指定日内の再受験が可能(毎回受験料が必要)
受験料: 8,000円(税別)/回
試験会場: 全国47都道府県の会場から選択
合否通知: 試験終了後、約5週間後に通知
受験資格: 準2級合格者
出題内容: 試験範囲(2級)

1級(一次)

試験方式: 会場型CBT
出題方式: 記述式
分野: ライフサイエンス&化学、特許、ビジネス、図書館情報(4分野)
試験日: 2024年12月15日(日)、16日(月)
試験時間: 90分
受験機会: 年1回、2日間から1日を選択
受験料: 14,000円(税別)※二次試験を含む
試験会場: 全国47都道府県の会場から選択
合否通知: 試験実施後、約5週間で通知
受験資格: 2級合格者
出題内容: (一次試験、二次試験)共通
・インフォプロとしての経験、考え方、企画力
・マネジメントスキル
・ユーザー教育
・指導育成力
・部門間調整力、問題解決力
・プレゼンテーション能力

1級(二次)

試験方式: オンラインによる面接試験
出題方式: プレゼン発表+質疑応答
分野: ライフサイエンス&化学、特許、ビジネス、図書館情報(4分野)
試験日: 2025年3月2日(日)
試験時間: 30分
受験機会: 年1回、指定された1日
受験料: 二次のみ受験の場合は 10,000円(税別)
合否通知: 試験実施後、1週間以内に通知
受験資格: 1級一次合格者(前年度試験を含む)
出題内容: (一次試験、二次試験)共通
・インフォプロとしての経験、考え方、企画力
・マネジメントスキル
・ユーザー教育
・指導育成力
・部門間調整力、問題解決力
・プレゼンテーション能力

※従来と2024年度からの試験方式の相違点については、こちらをご参照ください。

試験にあたって

1級2級準2級試験の領域および受験のための学習方法は、以下の「受験の手引き」をお読みください。

準2級・2級公式参考書

試験範囲と求められる能力

過去の試験問題

※ 2014年度から、1級および2級の解答例を会誌「情報の科学と技術」に掲載しています。

出典:情報科学技術協会 


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           検索検定教本






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