「加納愛子」は いま人気の女性お笑い芸人であるが、恥ずかしいことに、この女性のことをこれまで知らなかった。
しかも新人ではなくデビューして15年にもなるベテランだというのに。
これまで知らなかったことはうかつであるが、知ったきっかけがお笑い番組ではなく、エッセイ集であったことが嬉しい。
お笑いより文芸の才能の方が、より大きな彼女の魅力だと思うからだ。
「impossible ⇒ I am possible」 は優れたお笑いネタ
このエッセイがむちゃおもしろかったので、さっそくYouTubeで彼女の動画を観たのだが
その動画の中で語っていたのがタイトルにも書いた英単語「impossible」に関する話題なのだ。
でも凄いではないか。一介の女性お笑い芸人(失礼だが)が英単語をもじって(かのうという自分の苗字にかけて)お笑いのテーマを作るとは。
この女性は間違いなく頭の良い人だ。
AIに訊いてみた 「impossible は I am possible の意味ですか?」
AI による概要
いいえ、「impossible」は「I am possible」のことではありません。
「impossible」は「不可能」という意味で、英語の「possible」に否定を表す接頭辞「im」が付いた言葉です。一方、「I am possible」は「私は可能だ」という意味で、単語の区切りを変えた造語です。
加納愛子はエッセイの才能がすごい
知ったきっかけは光村図書が毎年1冊づつ出している、シリーズ本「ベストエッセイ2024」で彼女の作品を見つけたことである。
そのエッセイは「親父が倒れた」というタイトルの作品である。
これがすごく面白いよくできた作品なのだ。
冒頭から2〜3行読んだだけで、「この作者 タダ者ではない」と思ったくらいだ。
加納愛子はエッセイ集を2冊出している