2025年10月10日金曜日

アドトラックって見たことありますか

 

街を走るアドトラック(2025/10月 姫路)



近頃、奇妙なトラックが市街を走っている


近頃街中で見慣れないトラックを目にすることがよくある。昨日も見たが写真のように荷台ボックスに派手な文字が大きく書かれている。


宣伝用のトラックらしいがこれまで見たことのない異様な車である。いったいこれは何というトラックなのだろうか。


ネットで調べてみると、意外に2010年の少し前に現れた宣伝目的のトラックで、名前はアドトラックというのだそうだ。


2010年頃から走っているのに最近目にするようになったのは、多分地方都市だからであろう。きっと大都市ではもっと早くから走っていたに違いない。


ご多分にもれずアメリカ発祥のものだというが、さっそく真似して取り入れているのが抜け目なく、いかにも日本らしい。



アドトラックとは


AI による概要

アドトラック(広告宣伝車)とは、商品やサービスの宣伝を目的として街中を走行する広告媒体です。荷台に大きな広告を掲示したり、LEDビジョンで映像を流したり、音楽や音声を流したりして、人通りの多い繁華街などで多くの人々の注目を集めます。新商品のプロモーションやイベント告知など、幅広い目的に利用され、SNSでの二次拡散も期待できます。


アドトラックの主な特徴

移動する広告媒体:固定された看板とは異なり、街中を走行することで幅広い層に広告を届けることができます。

視覚と聴覚に訴求:車両の側面や荷台を広告面とし、デザインやラッピングで視覚的にアピールします。また、LEDビジョンによる動画広告や、BGM、音声メッセージで聴覚にも訴求します。

ターゲット設定:走行エリアや時間帯、ルートを細かく指定することで、特定のターゲット層に効率的にアプローチできます。

SNSでの拡散:SNS映えする広告デザインにすることで、利用者が写真を投稿し、さらなる情報拡散を狙うことができます。

法規制と申請:公道を走行するため、運行するエリアを管轄する警察署で道路通行許可申請が必要です。


アドトラックの種類

内照式アドトラック:内側からライトアップされ、夜間でも視認性を高く保つことができる車両です。

LEDビジョン搭載トラック:大型のLEDディスプレイを搭載し、動画広告を放映するタイプの車両です。

ディスプレイタイプ:荷台に宣伝したい商品などを実際に載せて走行するタイプで、立体的にアピールするのに適しています。


活用される目的の例

新商品のプロモーションや店舗のオープンの告知

イベント(コンサート、花火大会など)の集客

キャンペーン広告の実施




 アメリカのアドトラック


          


          

    


2025年10月9日木曜日

T.Ohhira エンタメワールド〈3〉ナイトボーイの愉楽(13)最終回

   

   adobe stock

                       

13

 朝から飲んだビールのせいか、この日の森下さんは饒舌だった。そんな彼につられてか、さっきは恥ずかしくて言えなかった数日まえの夜間巡回の時のことを道夫はついにしゃべってしまった。 


「それでお前、終わるまで聞いていたのか?」

「いいえ、しばらくは立ち止まって聞いていたんですが、声がだんだん大きくなるもんで、なんだかこちらの方が恥ずかしくなって、途中で聞くのをやめて下におりました」


「駄目だなあお前も、俺だったらそういう時はドアにぴったり耳をつけるとか、フロアにはいつくばってドアの下の隙間に耳を寄せるかして、もう徹底的に聞いてやるんだけどなあ、ああもったいない」 


「へえ、ずいぶん大胆なことをするんですねえ、でも森下さん、そんなことして、もし気配で相手に気づかれたらどうするんですか?」 


「だいじょうぶ、だいじょうぶ。どうせ相手は裸で絡み合ってるんだろう。仮に気がついたとしてもすぐに出てこられる訳がないんだから、もっとも別の部屋の客がふいにドアを開けたりしたら面食らうけどな、気を使うのはむしろそちらの方だよ」  


リーダーとはいえ、まだ二十四歳。普段はよく小言を言われたりするけど、こんな話を聞かされ、彼とて興味の対象はあまり変わらないんだと、道夫は妙な安心感を覚えていた。


 「ところで森下さん、近ごろマッサージ師の十一番さん見ませんねえ。どうしたんでしょう?」 道夫はこの一週間ずっと気になっていたことを聞いてみた。


 上六で会ったあと、三日間ぐらいはときどきロビーなどで目にしていたが、その後ピタッと姿を見せなくなった。気になって仕方なく、これまで何度も電話してみた。でもいつも返事はなかった。 


もう一度あのマンションへ行ってみようか。そういうふうにも何度も思った。でもそう思うたびに、あの激しいノックの音と男の人のだみ声が脳裏をかすめ、それが道夫をためらわせていたのだ。


 「十一番さんか、あの彼女ならもう登録されていないよ。フロントが係の上村さんが言ってたけど、なにかもう大阪にはいないらしいよ」


 それを聞いて道夫は驚いた。それまでは気になったとはいえ、せいぜい休暇でもとって旅行へでも行ってるのだろうなどと安易な想像をめぐらせていただけに、辞めて家を引っ越したというのは寝耳に水である。 でもそんな驚きをストレートに表して森下さんに二人の関係を気づかれるのはいやだった。


 「へえ、辞めたんですか、でもなぜ急に?」 「うん、これも上村さんが、マッサージ師の親方から聞いたそうなんだけど、あの女、前からたちの悪いヒモにつきまとわれていたらしく、それから逃れるための急な引越しだったらしいよ」


 〈たちの悪いヒモ〉と聞いて、道夫はいっそうビックリした。

 あの朝の激しいノックとだみ声はやはりその男のものだったのだ。


 「でもお前、えらく気にしているようだけど、ひょっとしてあの女となにかあったじゃあないだろうな」 森下はニヤニヤしながら勘ぐるような目つきで道夫を見た。


 「と、とんでもない。あんな歳上の人とそんなことあるわけがないじゃないですか。ただエレベーターの中でよく話したことがあるもんで、それで」


 「そうだろうな。お前じゃなあ」 森下は、今度は見くだすようなセリフを道夫に投げた。


 「それにしてもあの女色っぽかったなあ。実はこの俺もチャンスがあれば一度と思っていたんだ。やめちゃって残念!」

 

 桜橋で西の方に向かう路面電車に乗った森下とわかれた。


 一人になった道夫は梅田のほうへ向かって歩きながら、しきりと十一番さんのことを思い出していた。


 たちの悪いヒモから逃れてもう大阪にはいない。 僕にはひとことも言わなかったけど、やっぱりそういうことだったのか。


 エレベーターで話しかけるときの、ことさら色っぽい表情とハスキーで甘いあの声、そしてベッドで言ったあの言葉。 


「ねえ、もう一回できる?」

 道夫の耳に、この上なく心地よく響いたあの十一番さんのセリフが、ふいに雑踏の中から聞こえてくるようであった。


(  おわり)



次回からは「直線コースは長かった」をお届けします。ご期待ください。


第1回 10月23日(木)




2025年10月6日月曜日

これは何でしょう?


横15cm、縦10cm、厚さ1.5cm(手のひらサイズ)のプラスチックケース

中に何かはいっているようです





フタを開けてみると 



  ケースの中から出てきたのは




   ケースは分かりましたが、中身が何かはまだわかりません




さらに開けると



ポータブル性抜群  
これぞまさにスマートキーボード


そうなのです!折り畳み式 携帯キーボードだっだったのです




こんなふうにケースがスタンドになり、スマホやタブレットをたてかけて使います




購入時のパッケージです

2025年10月4日土曜日

遠藤周作 中学生の修学旅行に物申す

 

遠藤周作のエッセイに「修学旅行」という作品があって、その中で彼は中学生の修学旅行プログラムの定型になっている「寺院見学」に強く反対していますが、私個人としてもこの意見には全面的に賛成です。

すこし古いエッセイですが、実態は今もそれほど変わっていないのではないでしょうか。

以下はその全文です。

 

修学旅行

「日本修学旅行協会」(社会事業会館内)から発行している「修学旅行」172号を見ていると、一昨年五月の教育長協議会で締結した修学旅行改善案の大要が書かれてあった。教育専門家ではない筆者などは、平生から中学生の修学旅行をやめて遊覧旅行にせよ、と思っている。自分の悪童時代の思い出では、修学旅行の時、先生に引率されて京都や奈良の文化財を見せられても、何が何だかわからず、ただ宿屋に戻って騒ぎたいという気持ちしかなかった。

今の中学生は我々とは違うとも言えるが、しかし、やはり同じらしく京都や奈良の寺院や庭で連中に会うと、カメラをバチバチうつしあっているか、ワイワイ騒いでいる点では今も昔も変わりないようだ。彼らの騒がしさのために静かにこれを鑑賞しようとする大人たちがかなり迷惑しているのも事実だ。京都の龍安寺では、そのため中学生以下の修学旅行の見学を断っている。

だが教育長協議会の修学旅行改善案を見ると、やはり文化財の理解が修学旅行の目的の大きな柱の一つになっている。全部の中学生に古美術が理解しえるとは筆者には思えない。

それより修学旅行を廃止して彼らを海か山につれて行きキャンプでもさせて、存分に遊ばせてやったらどうだろう。無理をして古い寺に行かせ、他の鑑賞者に迷惑をかけさせるよりは、この方がはるかに自他共栄という感じがする。少なくとも修学旅行で寺院につれていくなら彼らを静かにさせ、まわりに迷惑をかけぬ規律を教えてからにしてほしい。


            出典:遠藤周作「フランスの街の夜」河出書房新社



             


2025年10月2日木曜日

T.Ohhira エンタメワールド〈3〉ナイトボーイの愉楽(12)

   

   adobe stock                     

       

12

大通りを左に折れて細い路地を何度か曲がったところに、さっき頭にちらついた赤いネオンがあった。


 「あなた先に入って」 そこまでは躊躇なく歩いてきた十一番さんだが、ホテルの前まで来ると、そう言って道夫の肩をおした。


 中年の女の人に案内されたのは通路に入って三つ目の部屋だった。

 さほど立派な部屋ではなかったが、奥にあるバスルームは周りが透明のガラスでおおわれており、中が透きとおって見えるのが、道夫の目に生々しく映った。


 「ねえお風呂はいるでしょう?」 「はい。でもお先にどうぞ」

 透明のガラスを見て、別に下心をおこした訳ではなかったが、敬意を表すつもりでそう答えた。 

「あら、一緒じゃいやなの?」 そう言って彼女はあやしげな表情で道夫の顔をのぞき込んだ。 まったく中年女性ってすごいもんだ。この大胆さ、この積極性。僕なんかの青二才ではとうてい太刀打ちできそうにないな。

 その透きとおったガラスの風呂の中で、モジモジ、ドキドキしながらも、十一番さんと向き合って湯船につかっていた。すぐ前には彼女の豊満な両の乳房があり、目のやり場に困ってしまい、仕方なく上を向いて天井のほうを眺めていた。


 まだ時間のことが頭にあった。 風呂から上がるとあと一時間半くらいしかない。

帰る支度に十五分、だとすると正味一時間と十五分か。


 湯船を出て、「洗ってあげましょうか」という十一番さんをふり切って先に出た。

 恥ずかしいという気持ちばかりではなく、時間が惜しいという気が強かったからだ。


 そんな道夫の気持ちを知ってか知らずか、十一番さんはずいぶん丹念に体を洗っており、やっと出てきたのはそれから十五分もたってからだった。


 ベッドの中で待っていた道夫の中心部の血は、もうどうしようもないほどたぎりたっていた。

 だから、彼女がベッドに入ってきて、肩を抱いてキスしただけで、もう爆発してしまいそうになっていた。 

この前の、二度目の時のように乳房を吸ったり顔を下方にうずめたりする余裕はまったくなく、いっときも早くいっきに分身を彼女の中に埋没させてしまいたかった。 

道夫が「いいですか?」と聞いたとき、十一番さんは「あせらないの」と言ったが、 そんな道夫を察したらしく、すぐ体を開いて応じてくれた。


めくるめく快感が脳天をついた。それでも踏みとどろうと努力した。 畳の目の数でも数えようと横を見たが暗くて何も見えなかった。

もう駄目だ。道夫は激しい勢いで果てたかとおもうと、彼女の上にドサッと全体重をかけて覆いかぶさっていた。


  それから十分くらいたった時、耳元で十一番さんのハスキーな声がした。 

 「ねえ、もう一回できる?」 この前、彼女のマンションで聞いたなつかしいあのセリフが再び耳元でささやかれた。

 さっきからまだいくらもたっていないのに、この小気味いいセリフのせいか、道夫はみるみる回復してくるのを感じた。

  そして、「はいできます」と、まるで小学生のような素直ないい返事をして、再び十一番さんに覆いかぶさっていった。

 

五月中旬の爽やかなその日の朝、仕事を終えて道夫が地下のロッカールームで私服に着替えているとき、そばをリーダーの森下さんが通りかかった。彼のロッカーは通路ひとつ向こうの壁ぎわにある。


 「おやっ浜田君、いまお帰りかい?今日は日曜日だし学校ないんだろう。久しぶりに一緒に帰ろうか。お前このごろ遅刻もないし、感心だからビールでも一杯おごるよ」


 朝からビールだなんて、森下さんもたいしたものだ。さすがはリーダーだと、変なところで感心しながら道夫は聞いた。


 「ビールだなんて森下さん、こんなに朝早くからアルコール出す店あるんですか?しかも日曜日に」  


「それがあるの。ついて来ればわかるよ」

 二人は連れ立って外へ出た。 キラキラとした初夏の太陽が夜勤明けのよどんだ目にはことさらまぶしかった。


 「新地の近くだよ」 森下はそう言って先に立ち、堂島の方へ向かってスタスタと歩き始めた。 

 新地か、そう遠くはないな。 普段だと仕事が終わると、すぐ喫茶店へ行ってしばらく休息をとる習慣のついていた道夫だけに、できたら早くどこかへいって座りたかった。 でも新地だとここから近いと、少し気をよくして、やや速足で前を歩く森下に追いついて並んで歩いた。

                             

 五分ほどで着いたその店の軒先には〈お好み焼きいろは〉という看板がかかっていた。


 「お好み焼き屋さんですか。でももうやってるんですか?」

 「あれっ、おまえ初めてだったかなあ、みんなとときどき来るんだ。ここへは」

 「ええ、僕いつもは十時から英語学校なもんで、誘われても行けないことが多いんです」


 「ああそうだったな。この店なあ、営業は十一時からなんだけど、ここの主人、昔うちのホテルで働いていたんだ。それで我々には特別のはからいで、九時になったら入れてくれるんだ」 


「へえ、そうなんですか」と、こんな溜まり場を確保している森下さんを、今度はまともに感心しながら、お好み焼き屋にしてはたいそうこぎれいな玄関を入っていった。


 森下さんの 「まいど」というずいぶん親しげな挨拶に、奥から中年でやや小太りの男性が新聞を片手にひょっこり顔を見せた。


 「やあモリさん、いらっしゃい。いまお帰りで」 その人は森下さんのことをモリさんなどと呼んでいて、そのしゃべり方からしてもずいぶん親しげだった。


 「そうなんですよ。なにぶん太陽が東から上がったばかりの今ごろ終わる因果な商売でして」 森下さんは日頃聞いたことのないくだけた口調でそう言いながら何故か道夫を振り返ってニコッと笑った。


 「谷さん、これ、うちで二年目の浜田君。以後お見知りおきを」

 「へえ二年目、じゃあ歳は二十そこそこか、モリさんに比べりゃだいぶん若いんだ。おもしろいかい、仕事は?」 「ええまあ、少し眠たいことをのぞけば、まずまず」

道夫は胸のうちを正直にこたえた。


 「眠たいねえ、職種がナイトボーイじゃあ、それも仕方ないなあ。でもいいじゃないの。少しは眠れるらしいし、それにまだ若いんだし、夜の仕事だといろんな人間の裏側なんかもよく見えて、大いに社会勉強になるだろう?」


 「そうなんです。それはもうなりすぎるぐらいで」と答えて、続けて「この前の、夜の巡回のときなんか・・・」と、あの女のすすり泣きのような声のことを言おうとした。でも次の瞬間、口に出すのが恥ずかしい気がして、そのまま口ごもってしまっていた。


 「さあ浜田、すわったすわった。話はそれからにしようや」

 森下はカウンターの隅のほうに腰かけると、となりの椅子をさして道夫を促した。


 「谷さん、とりあえずビール二本、あては適当に」

 谷さんはビールを運んできた後、目の前の鉄板でイカとか肉とか野菜類をいっぱい焼いて、それを大きなお皿に盛って出してくれた。その後 「じゃあモリさん、俺これから仕込みがあるもんで失礼するよ。ごゆっくり」と言って奥のほうへ引っ込んでいった。


つづく


次回(最終回) 10月9日(木)


2025年10月1日水曜日

国の地位が危うくなってきた日本だが、世界に誇れるものがまだあった 《再掲載シリーズ No.15》

 初出:2023年1月9日月曜日

更新:2025年10月1日



このところ様々な分野で日本の地位が急激に下がりつつあり、ことに経済面での沈滞は目を覆うばかりだ。

最近では労働者の賃金がお隣の韓国に抜かれたということが報道され、まさか韓国に!と、人々はショックが隠せない。


それはともかく、このまま停滞が続けば、これまでかろうじて地位を保ってきた「世界先進7か国」のメンバーも危うくなるのでは、という声もちらほら出はじめている。


これでは国民の気分が落ち込んでも仕方ないのだが、そんな中で少しだけ勇気を与えてくれるようなニュースが最近流れた。


そうなのだ、日本にはまだこんな分野で世界に誇れることが残っていたのだ。

 

世界の長寿企業ランキング・日本が創業100年、200年の企業数で第1位

世界の長寿企業ランキング。創業100年企業、日本企業が50%を占める

  2022年10月20日

日経BPコンサルティング・周年事業ラボでは、世界の企業の創業年数が100年以上、200年以上の企業数を国別に調査した。

2020年に発表した調査結果に続き、今回が2回目となる。日本は共に企業数で世界1位となった。世界の創業100年以上企業のうち日本の企業は50%、創業200年以上の企業では65%という結果となった。

創業100年企業の国別ランキング

創業から100年以上を経過した企業の数を国別に調査した。最も100年企業が多かったのは日本で3万7085社。

世界の創業100年以上の企業総数、7万4037社に占める比率は50.1%となった。2位は米国の2万1822社(29.5%)、3位にドイツの5290社(7.1%)が続いた。スウェーデンを除くと、実質的な順位は10位まで変動なしとなった。

創業200年以上までさかのぼっても1位は日本の1388社。世界の200年企業2129社の中での比率は65.2%となった。2位は米国の265社(12.4%)、3位はドイツの223社(10.5%)、4位は英国の81社(3.8%)となった。

前回調査と比べて順位に大きな変動はないが、10位に今回公表除外国となったスウェーデンの代わりにフランスが入った(前回比プラス5社)。創業200年以上で5位のロシアは、創業100年だと16位(327社)と大きく順位を下げる。

 1  創業100年以上の企業数と比率

 

 

企業数

比率

1位

日本

37085

50.1%

2位

米国

21822

29.5%

3位

ドイツ

5290

7.1%

4位

英国

1984

2.7%

5位

イタリア

1182

1.6%

6位

オーストリア

649

0.9%

7位

カナダ

594

0.8%

8位

フィンランド

474

0.6%

9位

オランダ

467

0.6%

10位

オーストラリア

425

0.6%


表2  創業200年以上の企業数と比率

 

 

企業数

比率

1位

日本

1388

65.2%

2位

米国

265

12.4%

3位

ドイツ

223

10.5%

4位

英国

81

3.8%

5位

ロシア

38

1.8%

6位

オーストリア

34

1.6%

7位

オランダ

17

0.8%

8位

ポーランド

16

0.8%

9位

イタリア

14

0.7%

10位

フランス

11

0.5%

 

 

 

 

 

※企業特定の条件は以下の通り。企業活動ステータス=活動中。法人形態=事業所、公的機関、外国企業、宗教法人、小中高校を除く。所在地、売上高(年商100万円以上)情報が収録されている企業


※公表除外国(データ信ぴょう性が疑われる国)=スウェーデン、コロンビア、ウクライナ

※日本企業の集計=帝国データバンクのCOSMOS2収録の企業情報(100年企業の算出は2022年8月時点で創業・設立いずれかが100年を超えている企業。200年企業は同条件で200年を超えている企業)


※海外企業の集計=ビューロー・ヴァン・ダイク社のorbisの企業情報(2022年9月調査)

            出典:周年事業ラボ