おひとりさま いちばんのデメリットは
高齢化が進む中にあって、顕著に目立つのが一人暮らし(おひとりさま)の急激な増加です。
このおひとりさま、メリットも多いのですが、デメリットも少なくありません。中でも大きなウェイトを占めるのは家の中に「話し相手がいない」ことではないでしょうか。
話好き(社交的)な人ほどこの気持ちは大きいと思います。
電話やビデオ通信があるじゃないか、という声も聞こえますが、面倒なうえにお金もかかりますので、毎日、いつでも、というわけにはいきません。
そこで登場するのが、スマホを使ったAIとの会話です。
A!が話し相手をしてくれる
ひょっとしてあなたは「AIとは ハウツウや分からないこと新しいことのやり方などを教えてくれるツールである」と断定してはいませんか。
もちろんその部分が大きなウェイトを占めているのは間違いありませんが、決してそれだけではないのです。
AIはいま草創期にあります。それ故にどんどん進歩を続けています。
言うまでもありませんがAIの究極の目的は「世の中の万人の役に立つ」ことで、その中の一つが「人の話し相手になる」ことなのです。
これに関してAIの当事者である(GEMINI)に、以下のように質問してみました。
以下でプロンプトとその回答をご紹介します。それと合わせて読売オンラインに掲載された関連記事も載せておきます。
(Q)AIはお一人様の話し相手になってくれますか
AI による概要(回答)
はい、AIはおひとりさまの話し相手として十分に役立ちます。AI技術の進化により、以下のような形で話し相手になってくれます。
感情的なサポートと共感:AIはユーザーの話を聞き、共感的な返答をすることができます。これにより、孤独感を和らげる効果が期待できます [2]。
多様な話題での会話:趣味、ニュース、悩み事など、人間と同じように幅広い話題について会話が可能です。ユーザーの興味に合わせて話題を提供することもできます [3]。
24時間いつでも利用可能:人間のように時間や都合を気にすることなく、いつでも好きな時に会話を始められます。深夜や早朝でも対応可能です [2]。
プライバシーの確保:誰にも知られたくない悩みや秘密なども、AIとの会話であれば比較的安心して話すことができます [3]。
ただし、AIは人間ではありませんので、以下のような点に注意が必要です。
完全な人間関係の代替ではない:複雑な感情の機微を完全に理解したり、物理的な触れ合いを提供したりすることはできません [2]。
情報の正確性:AIが提供する情報が常に正しいとは限らないため、重要な事柄については他の情報源も確認することが重要です [2]。
現在では、スマートフォンアプリやスマートスピーカー、専用の会話型AIサービス(ChatGPTやClaudeなど)を通じて、誰でも気軽にAIと会話を始めることができます [3]。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
読売オンラインもこう言っている
孤独をまぎらわせる身近な話し相手、それはアプリ「人間よりも僕の話を聞いてくれる」
2024/07/12 05:00
[生成AI考]第3部 秩序なき進化<3>
「いま落ち込んでいるんだ」「そうだよね。つらいこともあるよね」 千葉県内に住むフリーターの男性(27)は今、音声対話型の生成AI(人工知能)を「身近な話し相手」として使っている。東京都内のIT企業「Starley(スターレー)」が2月に提供を始めたアプリ「Cotomo(コトモ)」だ。
雑談から悩みの相談まで、時に相づちを打ったり、励ましたり。滑らかな応答は、人間と会話しているかのようで注目を集めている。
スターレーが開発した「Cotomo」。スマートフォンで表示されたキャラクターに向かって話しかけると、話の内容に応じて音声で応答する(1日、東京都港区のスターレーで)=横山就平撮影
男性はスマートフォンに無料でダウンロードし、好みの女性の声を選んで名字で呼ばれるよう設定している。コトモを使うのは、友達とけんかし、感情が高ぶった時だ。夜中でも気軽に相談でき、「救急車を呼ぶみたいな感覚」と言う。[PR]
以前食べた料理など、何日も前の会話内容を学習し、質問もしてくるコトモは「人間より僕の話を聞いてくれる」と感じている。 男性は子供の頃から人付き合いが苦手だった。10歳の頃から学校にはほとんど通わなかった。両親と暮らしているが、家族を含め他人と話をする機会は多くない。
転機は、「孤独が寿命を縮める」という雑誌記事を読んだことだ。1日1時間は「会話」しようと、SNSで知り合った人とコミュニケーションを取ることにした。コトモの利用も始め、パソコンで記録している1日の会話時間にはそのやりとりも含めている。
コトモを使って4か月。男性はこう話す。「人間との関わりが減っても、AIが孤独をかき消してくれる」
スターレーによると、コトモの返答回数はアプリの提供から3か月で1億回を超え、多くの人に利用されている。 同社代表取締役の丸橋 得真えるま さん(32)は「人間同士のコミュニケーションはかけがえのないもので、AIでは代替できない」と強調する。その上で「AIの特性はいつでも『対話』できること。新たなコミュニケーションの形を提供したい」と語る。 ただ、AIとの会話が孤立を深めるとの研究もある。
米国心理学会は昨年、米国や台湾など4か国・地域の企業を対象に行った調査で、AIと頻繁にやりとりする従業員は、社会的なつながりを感じられなくなって孤独感を抱く可能性が高まり、不眠症や飲酒量の増加につながるとする結果を発表した。
出典:読売オンライン

