2017年11月24日金曜日

今では懐かしい思い出 ・ 26歳の時の会費制結婚披露宴は大成功だった



ゼロ円結婚式と言う人もいるが・・・

お金がなかったので思い切って結婚披露宴を会費制に!

こんなタイトルでブログを書くことになったのは、少し前に読んだ本のせいです。

その本というのは、嵐山光三郎氏のエッセー集です。

影響を受けたのはその中の宴会にまつわる話です。

著者は無類の宴会好きで、若いころから多くの宴会に出席しましたが、その中から印象に残る21回(どうしてこの数になったのかは不明)の酒宴について書いています。

それにしても21回にも及ぶたくさんの宴会のことをよく覚えているものだ、と半ば感心しながら読んでいたのですが

ふと自分にとって宴会はどうであったか、とわたし自身の過去の宴会体験について回想してみました。

そして思い出したのが26歳の時体験した今回のタイトルになっている会員制結婚披露宴なのです。

なぜこれを思い出したのか、理由はよくわかりません。多分、嵐山氏の宴会体験に劣らず楽しくて印象深いものであったからに違いありません。

とつぜん会員制結婚披露宴と聞いても、それがどんなものであるのか、ピンとくる人は少ないかもしれません。

なぜなら日本でのこの種の披露宴の普及率はまだ全体の10%少々でしかなく、一般的な招待制の結婚式に比べて比率がうんと低いからです。

今がそうですから、今から30年以上前の筆者の結婚当時は、この半分あったかどうか程度で、非常にレアなケースだったのです。


会費制結婚披露宴は合理的でメリットが多い

とは言えこの会費制結婚披露宴は、一言で言えば当事者、参加者双方にとって非常に合理的で、メリットが多いのが特徴です。

わたしがこの方式を選んだのは、お金がなかったのが第一の理由ですが、それだけではなく、メリットの多さに惹かれたからです。

それを具体的に上げてみると次ようになります。

①結婚費用が安上がりすむ
一説によると結婚式の費用は200万円~300万円かかると言われています。でも会費制だと、すべてがカジュアルで何につけても格式張ることがありませんから、その半分低度もかかりません。

②参加者の負担が少ない
今どきの結婚式のご祝儀相場は3万円程度が常識です。でも会費制の場合は祝宴の実費だけですみますから、高くても1万円までです。

これだと参加者にとっては負担が少なく、参加しやすくなります。

また服装もカジュアルで良く、その点でも気楽に参加できます。

③多くの参加者を集めることができる
参加費が負担にならず服装もカジュアルでいいとなれば、参加費用が高くつく招待制の披露宴に比べて参加者はうんと増えます。

この参加者の多さが披露宴を賑やかでより楽しいものにしてくれます。


職場の上司や仲間だけで40名近くも集まってくれた

これまでのブログでも度々書いてきましたが、学校を卒業して以来、21年間ホテルマンとして過ごしました。したがって26歳の結婚当時も、当然職場はホテルです。

ホテルには職場はたくさんありますが、とうじ所属していたのはフロントオフィスでした。

都市ホテルのフロントオフィスには予約係、レセプション、インフォメーション、メール係、キャッシャ―と部署が多く、総勢で60名ほどいたでしょうか。その中からなんと40名もが結婚披露宴に集まってくれたのです。

これだけ多くが集まれたのは、他でもない会費制を採用したからです。皆が会費だけを懐にして、普段着で気楽に参加してくれたのです。

やる前は気後れもあって、少なからず不安を抱いていたのですが、いざふたを開けてみると、参加者には大好評だったのです。

まだ会費制結婚式をやる人が極めて少ない時代に、勇気を出してやったことが大成功につながったのです。

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