2017年11月18日土曜日

これが結婚相談所の真実の姿 ・ 利用者にはとても厳しい婚活市場の現状



50歳の独身ライターが結婚相談所に体験入所して本を書いた


「アラフィフ婚活」  石神賢介著  飛鳥新社

の本を書いた著者は50歳で独身です。30代で一度離婚経験がありますが、50歳を機に一念勃起して再婚のための婚活をはじめました。

対象は婚活パーティだけにとどまらず、より効果を上げようと、高い費用もいとわず結婚相談所の会員にも登録しました。

著者が婚活に踏み切ったのは、50歳を過ぎていまだ独身なら、余程のことがない限りこのまま結婚しないでま独身が続き、その結果生涯独身の可能性が高いと判断したからです。

というのも生涯独身率は50歳まで一度も結婚したことがない人のデータが元にして作られているからです。

50歳で独身の男性の数は次第に増えており、2015年の独身率(生涯独身率)は次のようになっています

 ・男性23.37 5年前より3.23ポイント増)
 ・女性14.06 5年前より3.45ポイント増)

これで分かる通り男女とも前回2010年の調査より3%以上増加しています。


これはひと昔前からすると考えられないほど高い比率です。

ちなみに1970頃の50歳は「結婚しているのが当たり前」で、男女とも未婚率は1%台でした。

しかしそれ以降は増加の一途、今回過去最高を更新したのです。

結婚相談所のお見合い成立率はわずか1.5%という超狭き門

著者が入会した結婚相談所は規模の大きなところで女性会員だけでも2万名もいます。

これだけ数が多ければ、選ぶ側にとっては、より取り見取りでお見合い相手には不自由しないだろう、とたいていの人は思うに違いありません。

ところが現実はまったくその逆で、結果は以下のような惨憺たるものでした。

次の数字で実態がよくわかります。

〇著者がお見合いを申し込んだ件数⇒193件
〇お見合いに応じてくれた件数⇒3件

著者が女性会員のお見合い希望者リストを見てお見合いを申し込んだ件数は193名です。

しかし相手の反応は想像もできないほど厳しいもので、申し込みに応じてくれた人は一桁の数字の3名でしかありませんでした。

申込件数に対して僅か1.5%というこの数字を、いったい誰が予想できたでしょうか。

一方,下の数字のように、相手方(女性会員)からお見合いを申し込まれた件数は意外と多く100件に及んでいます。

〇相手から著者にお見合いを申し込まれた件数⇒100件
〇お見合いに応じた件数⇒11件

しかしこうした女性会員は、申込検討段階ではいずれも著者の好みに合わずお見合い相手としてスルーした人がほとんどです。

したがって著者が申し込みを受けた件数は11件でしかありませんでした。

これで分かるように結婚相談所のお見合いシステムは、男女ともコンピューターの画面により相手のプロフィールだけを閲覧してお見合い相手を決めますから、お互いの希望が合わないミスマッチが生じることが多くなります。

つまりプロフィールに載った写真や、記載された学歴、職業、年収などだけで判断され、性格や人間性などが評価されることはありません。

これは同じ婚活でも、相手の前で自分の長所を積極的にアピールできる婚活パーティとは非常に異なります。

この点は結婚相談所お見合いシステムの大きなデメリットと言えるでしょう。


これはすごい! 婚活パーティにはこんなに多くのパターンがある

著者が参加した婚活はじつに多彩で、こんな婚活があったのかと、名前を聞いて初めて知った人が多いのではないでしょうか。


〇婚活パーティの種類

・バスツアー(いちご狩り)婚活

・バスツアー(ミカン狩り)婚活

・クルージング婚活

・ランチ婚活

・たこ焼き婚活

・料理婚活

・お寺婚活


どうですか、このレパートリーの多彩さを見れば、「一度参加してみたい」と思うのではないですか?

出典 : 「すべての婚活やってみました」  石神賢介著


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