2018年12月12日水曜日

ちょっと ざんねん!な、野村元監督


野村元監督は球史に残る名監督だが

野村克也元監督といえばプロ野球でいくつもの球団を渡り歩き、チームを何度も優勝に導いた名監督です。
その名監督も今年で83歳を迎えられています。最近話題になったのは何と言っても長年連れ添ってきた愛妻の沙知代さんを亡くされたことです。
野村沙知代さんといえばサッチーとも呼ばれ、歯に衣を着せないなユニーク毒舌で多くの人に愛された方です。


野村元監督は日本一の愛妻家か?

世に愛妻家と呼ばれる人は少なくありません。でも何をもって愛妻家と決めるか、と問われてすぐに返事をすることは簡単ではありません。
そうした中でこの方は間違いなく愛妻家だと断定できるのが野村元監督なのですが・・・。


鼻につく、とはまさにこのこと

雑誌・文芸春秋の12月号に 「妻を亡くすとみじめなもので……」 いうタイトルの野村元監督とガンの名医・垣添忠生氏との対談が出ていました。
お二人には高齢になって妻に先立たれたという共通点があります。
タイトルに惹かれてはじめは興味津々で読んでいたのですが、読み進めていくうちに次第に野村元監督の談話が鼻につくようになり、途中で読むのをやめようか、とも思いました。
でも今後こうした対談にあまりお目にかかることのないだろう、と思い直して、何とか最後まで読み通しました。
最後まで読んだ理由はそれだけでなく、ある目的がありました。それは読んでいる途中である事柄をカウントする目的が生まれたからです。
でも鼻についた、のはいったい何だったのでしょうか?


サッチー、サッチーと

雑誌対談で亡き妻の愛称を34回も口にしていた

こんなことについて数を数えるとは、よほど暇人のすることだ、と笑われそうですがカウントしたのははいったい何でしょう。
それはこの対談中に野村元監督の口から出た亡き妻の愛称、サッチーです。
さて、このわずか6ページ余りの対談でいったい野村元監督は何回ぐらいサッチーを口に出したと思いますか? 
5回、10回、それとも20回でしょうか。残念ながらすべてはずれで正解は34回です。
それほど長くないこの対談の中で野村元監督はサッチー、サッチーと亡き妻の愛称をなんと34回も口にしたです。
これだと談話という談話にほとんどサッチーが出てくるほどなのです。いかにに愛妻家のことだとはいえ、ここまでくると異常で、読む人が食傷気味になるのは仕方ないことでしょう。
たぶん本人は気づいてはいないことなのでしょうが、球史に残る名監督と呼ばれている人だけに、ちょっとざんねんなことに思えました。

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(文芸春秋12月号目次)抜粋

「今生陛下は靖国を潰そうとしている」発言の真意
小堀邦夫前宮司独占手記 「靖国神社は危機にある」
特集「孤独」のすゝめ 人生百年時代の「極上の処方箋」
五木寛之「ひとりで死ぬこと」の幸福論
下重暁子「群れない時間」を過ごすための十冊
久住昌之×酒井順子『孤独のグルメ』流「ひとりメシ」入門

野村克也×垣添忠生妻を亡くすとみじめなもので……」

大谷翔平、鈴木誠也、髙木美帆からバドミントン、NBAまで
「羽生結弦世代」最強伝説 松原孝臣
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