ゴーン氏の年俸の額で気づいたこと
ニッサンのゴーン社長の逮捕は日本国内だけでなく世界中に波紋を広げています。
日本人がこの問題に注目するのは日本を代表する企業のトップが逮捕されたことだけでなく、その驚くべき額の年俸です。
年に10億円という額だけでも桁違いなのに、さらに隠された報酬が10億円もあったというのですから、これを驚かずにはいられないでしょう。
とはいえ、これを驚く人はおそらく日本国内の年俸だけしか頭になく、いわゆる世界基準で考えているのではないと思います。
グローバル社会の今は、これでは正しい判断ができません。つまり日本の基準だけを見てゴーン氏の年収を高すぎると判断することはできないのです。
なぜならゴーン氏の年俸が高すぎると思っている人は世界の会社トップの年俸額を知らないからです。
もしこうした人たちがグローバルスタンダード(世界基準)での会社トップの年俸を知った後でも、なのかつコーン氏の年俸が高すぎると主張するかどうかは、はなはだ疑問です。
おそらく知った後では、多くの人は考え方を改め、ゴーン氏の年俸は高すぎることはない、と思うに違いありません。
国内基準だけでの物事の判断は片手落ち、世界基準で見ないと真相には迫れない
これで分かる通り、グローバルスタンダードが重視される今では、物事は国内の基準ではなく国際基準で判断されなければならない時代になっているのです。そうでなければ何を主張しても世界に通用しないのです。
ちなみに高いと批判されているゴーン氏の年俸(仮に20億として)は、アメリカの会社トップと比較すると、なんと50位にも入らないのです。
下が東洋経済オンラインが発表しているアメリカトップの年俸ランキングです。
ちなみに高いと批判されているゴーン氏の年俸(仮に20億として)は、アメリカの会社トップと比較すると、なんと50位にも入らないのです。
下が東洋経済オンラインが発表しているアメリカトップの年俸ランキングです。
米国企業役員報酬ランキング
次の項目をグローバルスタンダードに照らしてみると
私たちは日ごろメディアなどが発表するいろいろなデータや数値を見て物事を判断します。しかし、それで満足してしまっていないでしょうか。
例えばデータの数字が高いとか低いと判断してもそれを国内基準だけで見て終わってしまっているのです。
グローバル社会の今はこれだけでは不十分です。正しい判断のためには、それを一歩進めてグローバルスタンダード(世界基準)に照らし合わせてみる必要があります。
ここでは下の4項目について、世界基準で見てみましょう。
例えばデータの数字が高いとか低いと判断してもそれを国内基準だけで見て終わってしまっているのです。
グローバル社会の今はこれだけでは不十分です。正しい判断のためには、それを一歩進めてグローバルスタンダード(世界基準)に照らし合わせてみる必要があります。
ここでは下の4項目について、世界基準で見てみましょう。
・空家の数
いま日本の空家は増える一方でその数800万戸に達しており、実に7軒に1軒の割合になっています。
これだと石を投げれば空き家に当たる、といってもいいようなすごい状態です。
世界に目を向けてみると、日本の空家が異常な状態にあるこつぉがよくわかります。
これだと石を投げれば空き家に当たる、といってもいいようなすごい状態です。
世界に目を向けてみると、日本の空家が異常な状態にあるこつぉがよくわかります。
世界の空家状況
ドイツ(人口8,110万人) 空き家率およそ1%
イギリス(人口6,451万人)空き家率およそ2,5%
アメリカ(人口3億1,905万人)空き家率およそ11%
シンガポール(人口553万5千人)空き家率およそ5%
日本(人口1億2,693万3千人)空き家率13.5%
イギリス(人口6,451万人)空き家率およそ2,5%
アメリカ(人口3億1,905万人)空き家率およそ11%
シンガポール(人口553万5千人)空き家率およそ5%
日本(人口1億2,693万3千人)空き家率13.5%
(出典)海外の空家事情
・高齢者比率
いま日本の65歳以上の人口比率は25%を超えています。つまり日本人の4人に1人が高齢者なのです。このままの状態はしばらく続きますから、30%を超えるのもそう遠くのことではありません。
では世界と比較した今の日本の状態はどうなのでしょうか。以下は世界高齢化率が高い15ヵ国ランキングです。
では世界と比較した今の日本の状態はどうなのでしょうか。以下は世界高齢化率が高い15ヵ国ランキングです。
世界高齢化比率ランキング
・政治家の給料
日本の政治家は給料が高いことで知られていますが、世界と比べるとどうなのでしょうか。
以下は世界6か国比較です。
世界の政治家の給料比較
・医療費
国家予算に占める医療費の割合が毎年すごい勢いで上がっています。このままでいくとこの先どうなっていくのか心配です。では世界と比べた日本の医療費はどうなのかを見てみました。
医療費の国際比較
あらゆる事柄を国際基準で考えたい
いかがでしたでしょうか、今回はわずか4項目だけの比較でしたが、グローバルスタンダードに照らしてみたい事柄はいくらでもあります。
日本の基準だけで高いとか低いと考える前に、あらゆる事柄について世界基準を知り、その上で日本の立ち位置を判断することが大切です。
日本の基準だけで高いとか低いと考える前に、あらゆる事柄について世界基準を知り、その上で日本の立ち位置を判断することが大切です。
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