つまり「自己満足なんかしても仕方ない」とか「それは単なる自己満足にしか過ぎない」などというふうに、あまりその価値を認めようとしないのです。
これは自己満足が自分による評価であるからに違いありません。
一般的に評価とは他者によってなされるのが普通であり、それであってこそ正当な評価が得られると考えられているのです。
でも本当にそうなのでしょうか。自己満足はほんとうに良くないことなのでしょうか。
人は評価されることを好む動物だが
人が評価を好むのは、それによって安心や満足を得たいからです。
上でも書いたように評価は他者によってなされるのが望ましいのですが、他人による評価を望んでも、いつもそれが可能とは限りません。
つまり他人の評価を得られないことが往々にしてあるのです。
そんなときは仕方ありませんが自己評価に頼るほかありません。そしてその結果得られるのが自己満足なのです。
自分に甘いと正しい評価はできない
自己評価によって得られるのが自己満足である、と上で書きましたが、このやり方にはデメリットがあることを忘れてはいけません。
それは人は往々にして自分には甘いのが普通であるため結果として得られる評価も甘くなり、結果としてもたらされる自己満足には危うさが伴うのです。
これを避けるためには、自分に対する甘さを徹底的に排し、客観的な第三者的な立場での厳しい態度による評価が必要なのではないでしょうか。
自己満足があるから生きられる
評価は他人によってなされる事が多いのですが、自己満足は己の評価を他人ではなく自分自身で行うことで生まれるものなのです。
ここに自己満足の危うさの原因があるのではないでしょうか。
とはいえ、他人による評価を得ることが困難なときは自己評価に頼らざるを得ません。
その結果得られた自己満足でも、極力第三者目線に立った客観的評価なら、自己満足でも構わないのではないでしょうか。
これによって窮地から脱し再び生きる希望が湧いてくることだってあるのですから。
自己満足の反対語は自己嫌悪か
自己満足の反対語を考えてみると、自己不満、自己否定、自己欺瞞などが思いつきますが、どれももう一つしっくりきません。
それで更に考えていると、自己嫌悪という言葉を思いつきました。どうやら自己満足の反対語としては、この言葉がピッタリはまるようです。
でも自己嫌悪からはあまり良いことは生成されません。それなら自己満足にとどまっていたほうが良いような気がします。
自己満足は「ひとりよがり」ではない
自己満足を英語でどういうのかを考えているとself satisfactionという単語が思い浮かびました。
さらに今度は self satisfaction の意味を調べてみると「自己満足」「独りよがり」と出ていました。
でも「独りよがり」という訳には疑問があります。自己満足のことを決して独りよがりであるとは思えないからです。
厳しい第三者目線による客観的立場での自己評価によって得られた自己満足なら、決して独りよがりとは思えないからです。
自己満足できればそれでいい
自己満足に対しては、上のような考察から結論として言えることは「自己満足できればそれでいい」ということです。
これはあえて自分の評価を他に求めなくても、やり方次第では自分でやっても正しい評価ができるのですからです。
そうした方法によるものなら、自己満足で十分ではないかと思えるのです。
自己満足で失望から這い上がる
人は失望のどん底に追い詰められることがあります。そんなときに生きる勇気を与えれくれるのが希望です。
ではこの希望がどこから湧いてくるかといえば、それは自己満足ではないでしょうか。
これがあれば人は失望のどん底から這い上がることができ、生きる勇気が湧いてくるのです。
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