矢野経済研究所はこんな数字まで押さえている
矢野経済研究所といえば、経済分野の大手シンクタンクの一つである。
経済研究所といえば銀行や証券会社を筆頭にお金の集まる大企業などメジャーなところをターゲットに、金の流れを調べるものとばかり思っていた。
だがそれは勘違いで、どちらかといえばマイナーな存在と言っていいサブカル分野のオタク族のお金問題にまで焦点を当てて調べているとは驚きだ。
オタクの中でいちばんお金を遣うのはアイドルオタク
一言でオタクといってもその分野は多くマイナーなものも入れると十指で数えられないくらいもある。
アイドルオタクはその中ではメジャーなものの一つである。とはいえ数の上では、漫画オタクやアニメオタクに大きく水を開けられており大体の数は300万人弱である(300万人も!)。
にもかかわらず別表のごとく消費する金額がダントツにトップであるのはいったいなぜなのだろうか。
お金をよく使うオタクのトップスリーは?
1人当たり年間消費金額のトップは「アイドルオタク」で、その金額は10万3,543円、2位は「メイド・コスプレ関連サービスオタク」で6万8,114円、3位は「鉄道模型オタク」で6万3,854円。
素人考えでは電車など値段の高い模型を買う鉄道模型オタクがトップでも不思議でないのだが、それを抑えてアイドルオタクがトップを占めているのは意外な気もする。
なお「アイドルオタク」は、2016年、17年度の調査でもトップを占め、3年連続で1位だった。
アイドルオタクの消費金額がいちばん多いのはなぜ?
アイドルの消費はコンサートや会員費、グッズ等にかなりの費用が掛かる仕組みになっており、他のオタク分野よりお金がかかる構造になっている。
それに他の分野と比べてのめり込みの度合いが強いのも理由のひとつになっている。
アイドルオタクの特徴とは?
世帯年収が高い、低いに関わらず、消費額が平均して高いのがアイドルオタクの消費の特徴です。
通常、お金に余裕があれば、それだけ消費額が増えるというのが道理でしょうが、「アイドルオタク」は世帯収入にあまり左右されず、高い消費額という傾向があります。
生活に余裕があってもなくても、アイドルにそれだけ人生を賭けている人が少なからずいるのでしょう。
「アイドルオタク」の平均年齢は30.6 歳。既婚率 22.0%。未婚かつ過去にも恋人がいない方の出現率 39.6%。男女比は、男性34に対し、女性は66。
特に、未婚率や恋人がいない人の率が高そうに世間では見られやすい「アイドルオタク」ですが、実際にはそれほど極端ではないです。
出典:FNNプライムオンライン、矢野経済研究所
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