インターネット全盛のいま、あふれかえる情報が人々を混乱させている
人気のニュースサイト ヤフーニュースが1日に扱うニュースの数をご存知でしょうか。その数なんと6000件、日本にあるあらゆるニュースサイトから毎日これだけ沢山のニュースが届けられているのです。
たった1日でこれだけあるのです。でもこれほど多いニュースですが、はたしてすべてが価値ある情報なのでしょうか。
いいえ決してそんなことはありません。どんなものでも数が多ければ、その中にはムダで価値のないものが含まれているのが世の常です。
ニュースも例外ではありません。6000件のニュースの内、読むに足る価値あるものはいったいどれくらいあるのでしょうか。
ネット情報氾濫のいま、大事なのは選択のセンス
インターネット全盛の今ほど情報が溢れている時代がかつてあったでしょうか。言い換えれば今は情報インフレの時代と言ってもいいのです。
経済のインフレがお金の価値を落とすように、情報インフレは「読みもの」の価値を落とします。
つまり流れてくる情報があまりにも多いため個々のコンテンツが質を下けているのです。
ということは、私達にとって情報との関わり方が問われます。今必要なのはあり余る情報の中なから価値のないものを捨て、真に有益なもせのだけを選び出す情報選択のセンスなのです
人々の読みものに対する取捨選択センスが試されている
モノであれ、お金であれ、情報であれ、それが多すぎれば価値が下がるのが世の常です。
モノ、お金、情報、これら3者のうち、今注目すべきは情報です。
モノ、金、の氾濫については過去に何度も経験しており、それなりの対処法が身についています。でもインターネットがもたらした情報過多は初めての経験です。
それ故に対処方法がわからずに翻弄されている人が多いのです。ずばり、情報インフレのいま、人々に必要なのは読みものに対する取捨選択のセンスです。
今ほど読みものに対する取捨選択能力が必要なときはない
人それぞれ自由にできる時間は限られています。それ故に無駄にはできません。もちろん情報を得るために割り当てられる時間も限られています。したがって無駄な情報に時間を費やすわけにはいきません。
そのために必要なのが情報選択のセンスなのです。
いま多くの人が情報を得るために使うツールとして最も多いのがスマホによるインターネットサイトの閲覧ではないでしょうか。
それは昼間カフェに入れば一目瞭然です。どの席を見渡しても、スマホを手にしていない人を探すのが難しいくらいです。
そうなのです。今ほとんどと言って良い人々がスマホによって情報を得ているのです。つまりあらゆる情報の収集がスマホによってなされているのです。
ということはこのスマホ検索に無駄な時間を費やしているのではないかが疑われます。
情報の取捨選択で大事なのはスマホ依存から離れること
上述の昼間のカフェの光景でも分かるように、いま人々がスマホを手にする時間はあまりにも長くて多いのではないでしょうか。
何事も多すぎると、それに比例して無駄が潜んでいることが多いはずです。ということは人々がスマホを手にするときにこそ多くの無駄な時間があるのではないでしょうか。
昼間のカフェも含めて、人々はいったい1日にどれくらいの時間をスマホに費やしているのでしょうか。
2~3時間? いやもっと多いでしょう。もちろん人によって差はありますが、平均4~5時間は費やしているのではないでしょうか。
睡眠と仕事に費やす16時間を差し引くと、人が自由にできる時間は8時間しかありません。その8時間のうち4~5時間をスマホに費やすと、残りは3~4時間しかありません。
1日3~4時間では大事なことをするには短すぎる
一日24時間で、睡眠と仕事に16時間、それにスマホに4~5時間を費やすとの残り3~4時間しかない。私達には毎日やらなければいけないことは、睡眠、仕事、スマホの他に山程あります。いったい3~4時間で足るでしょうか。
いや足るはずがありません。ではどうしたら良いのででしょうか。それは睡眠、仕事、スマホに費やす時間を削るしかありません。問題は睡眠、仕事、スマホのうちどれを削るかです。
とはいえ、3つのうち仕事だけは無理です。自営業でない限り、自分の意志ではどうにもなりません。
残りは睡眠とスマホになります。まず睡眠ですが、これだと熟睡を前提にすれば1時間は削れます。
次はスマホですが、いかに情報収集とはいえ4~5時間は多すぎます。つまらない情報に関わっているなど、きっと無駄が多く含まれているはずです。なんとしても見直さなければいけません。
前述のようにインターネット情報が溢れかえっている昨今だけに、情報の取捨選択が大事なのです。なんとしても無駄な情報に振り回されるべきではないのです。
それには捨てる勇気が大切です。この「捨」に心がければ1~2時間は浮いてくるはずです。
浮かせた2~3時間をスマホ以外の情報収集に当てる
いかに今がインターネット全盛時代だとはいえ、ネット以外でも情報収集手段はあります。その第一は「本」です。
前述の昼間のカフェの光景ですが、スマホに比べて本を手にしている姿の少ないのは驚きです。
仮にスマホを手にしている人が30人程度だとすると、それに対して本の方は2~3人いるかいないかです。
なんと10分の1もないいのです。
はっきりいいましょう。仮にあなたが仕事のプレゼンのためにで情報を得るとしましょう。希少価値があるのはスマホによるものか、それとも本(書籍)によるもののどちらかといえば、それは間違いなく本によるものです。
いうまでもなくスマホは今なら誰でも利用しているものなどで、それから得た情報は「誰もが知って」いて、価値が小さいのです。
その点本の方は利用している人が少ないだけに「人の知らない」希少価値のある情報になり得るのです。これこそ価値ある情報収集の手段なのです。
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