財津一郎『♪ もっと、も~っと、タケモット~』のCMは今も健在
数日前なにげなしに見ていたテレビで、あの誰もが知っているタケモトピアノのCMがいまだに流れているのを知ってびっくりしました。
このCM、プロ野球中継(特に巨人戦)などで今も時々放映されているそうですが、それにしてもあまりにも長い期間続いているようですが、一体どれくらい前に始まったのでしょうか。goolge検索で調べてみました。
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タケモトピアノCMの放送開始時期について
現在のタケモトピアノのCMは、《1997年1月》に放送が始まりました。
公式動画がないので実際のCM動画は紹介できませんが、
· 『♪ もっと、も~っと、タケモット~』の歌詞
· 『♪ みんな、まぁるくタケモトピアノ~』の歌詞
の2パターンがあって、いずれも財津一郎さんと4人の女性が出演してるのが特徴です。
ずっと同じ内容のCMを流し続ける理由について放送関係者は
《赤ちゃんが泣き止む効果で話題になったから》
《放送業界関係者からも重宝され、信頼関係を築いているから》
と2つの理由を述べています。
こういったこのCMを肯定する人に対して「このCMが怖くてキモいと否定的な人たちがいることも確かです。
タケモトピアノのCMを怖いと感じる人が挙げている理由とは
タケモトピアノのCMを怖いと感じる方が、主に指摘されてるポイントは、
・CMの独特な雰囲気
・女性ダンサーの衣装や表情
・歌
などだそうです。
出典:令和のCM図鑑
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この25年間にピアノをめぐる事情は大きく変化しているのに
上の記述のように、このCMが始まったのが1997年、そして今は2022年なので、通算で25年間も続いていることになります。
25年とは4半世紀とも呼ばれるように実に長い期間です。とは言え、これぐらい長期間、同じようなCMを流している例が皆無とは言えません。
スポンサーの業態は違いますが、よく似たトーンのものに「高須クリニック」のCMがあります。でもこちらの方は全体的なトーンは同じでも細部では少しずつ変えてきており、タケモトピアノのように長年まったく同じ内容ではありません。
気持ち悪く感じる理由はもう一つあります。それはこの25年間にピアノをめぐる事情が大きく変わってきたことです。
このCMが始まった25年前といえば、日本のバブル期の終わりぐらいに当たりますが、その匂いはまだ幾分残っており、それ故に例えば団地の集合住宅でも、あちこちの窓からピアノの練習の音が聞こえていた時代です。
つまりピアノがぐっと庶民に近づいていたのです。ところが今はどうでしょう。一部の例外を除いてピアノは元の姿のように、音楽好きでその道を目指す人達、裕福な家庭子女が愛好する楽器になっているのです。
つまりあちこちの団地の窓からピアノの練習音が聞こえたあの時代は、いわばパブルが生んだあだ花だったのです。
そういう時期に合致してヒットしたのがタケモトピアノのCMであったわけで、時代が大きく変わったいま、それが合うわけがないのです。
したがってこのCMを見て気持ち悪さや怖さを感じるのは、普通の感性を持つ人にとってごく当たり前のことなのではないでしょうか。
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