アクティブな高齢者にはなくてはならい超エコノミーで便利な乗車券
7月3日、7月に入って最初の月曜だが、この日は待望の山陽電車シニアパス夏版の発売日である。春夏秋冬年4回発行されるこの切符、たしか使い始めたのは去年の秋からだから今回で4回目になる。
今更ながら思うのはこの乗車券の抜群の経済性と利便性だ。ことに経済性の点では、例えばこの日は姫路駅からこのキップが販売される明石駅までやってきたのだが、その運賃はといえば、往復でたったの400円しかかからない。
これが通常運賃だと片道680円だから往復だと1360円で、なんと3倍以上にもなる。割引になるのは明石までではなく、さらにこの先神戸の西代駅まで同じ400円(往復)で行けるのだ。
これをエコノミーといわずになんと言おう。このシニアパス、上の4枚の写真でわかるように、今回のものを使い切るとちょうど1年になる。
「山陽電車シニアパス」と「JR青春18きっぷ」のお得感を比較してみると
1年間4枚使っても料金は合計16000円である。これだとJRの青春18きっぷと12050円とあまり変わらない。
なぜここで青春18きっぷを引き合いに出すかといえば、両者のお得感を比較したいからだ。
はっきり言ってこのシニアパスを知るまでは電車のキップで一番お得なのは青春18きっぷだと思っていた。
それもそうだろう1日利用なら日本中どこまで乗っても2400円しかかからないのだから経済的なことこの上ない。こんな安い鉄道運賃、世界のどこにもないかもしれない(インドやアフリカならあるかも?)と思っている。
でもこの山陽電車シニアパスを知って、そうしたこれまでの思いは少し変わってきた。つまり近距離とはいえ4000円で10日間自由に乗れるこのキップは経済性で12050円で5日間の青春18きっぷを上回っているのでは、と思えてきたのだ。
安くて便利な電車のキップは高齢者の宝物
たいていの高齢者は仕事に行かないから電車に乗ることが少なくなる。電車に乗らないと遠出ができないから行動範囲が狭くなる。行動範囲がせまくなると体力的にマイナスになるだけでなく、それ以上のデメリットは社会と接することが少なくなるので人や情報に対して疎くなることだ。
要するに人間音痴、情報音痴に陥るのだ。そうなると老化を早めるだけでなく最も恐れている認知症を呼び込むかもしれない。それだけはなんとしても避けたいものだ。そうならないためにも電車を利用して遠出したい。
それに役立つのが超安くて便利な山陽電車シニアパスなのである。
このすばらしい電車のキップこそ、高齢者にとっての何にも代えがたい宝物になるに違いない。
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