JR姫路駅から北方向に道幅が50メートルもある大通りがある。世界遺産姫路城へ続く「大手前通り」である。
この通りを駅前から東側歩道をお城に向かって進むと、最初の交差点を渡ったコーナーのところに牛どん「松屋」がある。
松屋の券売機 スピーディな操作がで手際よいフランス男性
松屋は店先の券売機で発券すると、それがすぐ注文として自動的に厨房へ伝わるため料理が出るのが非常にスピーディだ。
姫路城観光の外国人客も多い店なので「サービスが速い」と喜ばれることだろう。
今日もここで2組6名の外国人客に出会った。でも店に入ってから出るときまで、この店の入り口前にある券売機がまさか3カ国の外国語に対応していることを知らなかった。
それもそうだろう、券売機はどの店でも日本語だけが当たり前、と思い込んでいたからだ。
3分待つだけで注文の品ができて「牛どんはいつ食べてもうまいなあ」と、いつもの並盛に舌鼓をうっているところへ、姫路城観光帰りらしいフランス人とおぼしき4人連れの客が店に入ってきた。
男性3人と女性一人のグループで、その中のいちばん若い30㈹に見える男性がおもむろに券売機の前に立ったのだが、驚いたのはその操作のスピードだ。
慣れている日本人だってこれほど速くはできないだろう」そう思えるほど、動作がすこぶるスピーディなのだ。
「でもどうしてこんなに速いのだろう。ひょっとして、この人は日本に長く住んでいていつも牛丼屋に通っていて、こうした券売機に慣れているのだろうか」と思わせるほどであったのだ。
券売機操作が速いだけでなく
はしを上手に使って牛どんを食べるフランス人に感心
驚いたのはそれだけではない。彼が席について注文の品を食べる姿にチラッと目をやってみると、なんとお箸をすごく上手に使い日本食の丼物を、これまたスピーディかつスマートに口に運んでいるではないか。
箸の持ち方も正しいし、ぎごちなさがまったくない。
これで思ったのは「ひょっとしてこの人、お国のフランスで住まいの近くにも日本の牛丼屋があって、いつも通っているのではないか」ということだ。
中国人夫婦は券売機に少してこずっていたが
そのフランス人が牛どんをほぼ食べ終わったころになって、今度は中国人らしき中年カップルが入ってきた。
中国人か韓国人かと最初はわからなかったが、券売機前での会話から中国人と分かったのだ。
二人は券売機の前に立って会話を交わしながら夫の方が券売機を操作していた。でも先ほどのフランス人ほどスピーディではなく、どちらかといえばまどろっこしさを感じるほどで、機械に手こずっている様子がよくわかった。
中国人なら漢字が理解できるだろうから、フランス人より遅いわけないはずだが、と思ったのだが、二人は5分ぐらいも券売機の前に立っていたのだ。
牛どん「松屋」の券売機は4か国語(日英中韓)に対応
店に入ってきたフランス人と中国人 二組6名の客のことがまだ少し気になっていたが、先に来たのだから長居はできない、と思い、退出することにした。
店を出るとき、念のためと思って、券売機上部の説明文を見てみた。
すると目に入ってきたのは、日本語、英語、中国語、ハングル4カ国語対応という文字だった。
これでよくわかった。なるほどこういうことだったのか。これならフランス人でもスピーディに操作できるはずだ。
牛どんは 今や寿司,、ラーメン と同じように世界中の人々に愛されているのだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿