なぜ日本の教師は世間知らずなのか
当事者の教師 このグラフをどう思うのか
上のグラフを見て「やっぱりか」と思うのは、人々による「日本の学校の先生は世間知らず」という噂をよく耳にするからです。
世間知らずとは文字通り世の中の人や物事のことをよく知らないことで、無知とか非常識と言い換えることもできます。
でもこれは本当なのでしょうか。人にものを教える教育という職業に携わる教師に対してこんなことを言っていいのでしょうか。
悲しいかな、日本の教師に関してはこの指摘は間違っていないようです。というのはこのことを証明するしっかりしたエビデンスがあるからです。
ここではその元になるデータを示しながらこの問題を検証してみることにします。
日本の教師は世間知らず 原因はこの3点
・教師になる年齢が若すぎる
下の表は公立学校教員採用試験における新卒者の合格率である。そもそも今回の「日本の教師は世間知らず」というテーマfだが、この問題の最大の原因は教師になるのが早くて年齢が若すぎる点にあるのだが下の表がそれをよく証明している。
5行目の採用試験合格率でわかるとおり、大学を出たばかりの若者の合格者が小学校では実に43%にも達しているではないか。
なんの社会経験もない若者がいきなり学校の先生になるのだからこれが世間知らず教師の最大の原因になっているのは明らかだ。
出典:eduhouse
・民間企業経験者の学校教師への登用は進んでいない
日本の教師の世間知らずを解消するためには実社会で色々な経験を積んだ民間企業等経験者を教師として迎えることだと気づいている関係者は少なくなく、そうした人たちによって経験者採用のためのいろいろな対策が取られてきている。
しかし下の表を見るとわかるように、悲しいかな過去13年間の実績は右肩下がりで下降しているではないか。
関係者の熱意が足らないのか、やり方がまずい野かはわからないが、こんなことではいつまでたっても「日本の教師が世界一世間知らず」の汚名を晴らすことはできない。
・同僚との職場結婚が多すぎる
かねてより教師は職場結婚が多すぎ、てそれも世間知らずの教師をつくる原因だとされているが、下の調査データがそれをはっきり証明している。特に数が最も多い小学校の女性教師が同僚の男性教師を伴りょに選ぶ場合が多いと言われている。
要するに世間知らずの新卒教師同士がカップルになるのだから、世間知らずから脱却できない。世間知らずを少しでも改善するためにも、せめて伴侶だけは社会経験豊富な民間企業人を選んでほしいのだが。
既婚者の人(男性849人、女性684人)に、「どのような職業の人と結婚しましたか」と聞いたところ、男女ともに「教員」(男性38.2%、女性38.9%)が最多に。
2022/08/16 google
問題は「経験値が低い」ということだけではない
インターネットのnoteの記事(https://note.com/nekoyanagi_haru/n/nc0b30aaa12db)
この記事によると、日本の教師 世間知らずの原因は経験値が少ないこと、とされているが、これはあまりにも見方が狭すぎるのではないだろうか。上の種々のデータを見てわかるように、原因は多岐にわたっているのだ。
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