書くことが仕事になっている人は書くスピードを考えないわけにはいかない
手書きとタイピングではどちらがスピードが速いか、という問題は、物を書く人なら一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
パソコン全盛時代の今では、誰でもがワードなどを使ってパソコンで気軽に文章が書けるからです。
とはいえ文章を書く機会が少ない人にとっては、スピードはそれほど大きな問題ではないかもしれません。
ましてや今は携帯電話の時代ですから、書く代わりに通話で簡単に用件を伝えることができます。
つまり伝達のためにあえて文章を書く必要がないのです。
したがってこういう人たちは文章を書くスピードには関心がないのです。
しかし書くことが仕事の一部であったり、また書くことそのものが仕事である人にとっては、スピードは大きな問題です。
なぜなら仕事というものには絶えず効率が求められるからです。
したがって、こうした人が仕事の効率を考えたとき、手書きとタイピングのスピードの違いについて思いを馳せるのは当然のことなのです。
タイピングの方が手書きより数倍速い
もちろんタイピングスキルによって異なってきますが、少なくてもタッチタイピングをマスターしている人なら、手書きよりタイピングの方がスピードが速いのは明らかです。
普通の人でもそうですから、これがタッチタイピング上級者にもなると手書きより5倍ぐらい速いと言われています。
5倍と言えば、手書きで単語を10書くうちに、タイピングでは50も書けることになるのです。
それに一度書いたものは削除や訂正のための作業が必ずと言っていいほど必要になってきますが、手書きの場合とタイピングの場合では、これにかかる時間が大きく違います。
もちろんタイピングのほうがうんと速くできることは言うまでもありません。
タッチタイピングを習得すれば、考えながら文章が書ける
「タイピングで文章を書くときは考えながら文章を書くことができないと」という声をときどき聞くことがあります。
理由はキーボーで文字を探すのに気を取られ、考えることに集中できないから、というものです。
でもそうでしょうか。もしそうだとすれば、それはタッチタイピングスキルがない人で、キーボードを見ながらタイピングをする人のことを言っているのではないでしょうか。
確かにこの場合ならそう言えるでしょう。
キーボードの文字を探しながらのタイピングではスピードが半減します。
それだけでなく、文字探しに気をとられるため、思考力が鈍りますから創造的な文章を書くには適していません。
でもタッチタイピングのスキルのある人なら、そんなことはまったくありません。
タッチタイピングとはキーボードを見ないで文字を打つ技術です。
したがって文字を探すことに気を使うことはありません。ということは、絶えず考えながら文章を作っていくことができるのです。
ですからタッチタイピングさえ習得していれば、どのような文章でも手書きより速く書けるのは明らかです。
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