地方テレビ局のプロ野球中継をよく観ますが、健康食品のCMの多さには辟易しています。
最近特に多いのがしじみ系の健康食品のCMです。素人を装った人がインタビューで効果を大げさに謳っていますが、雇われたプロであるのが見え見えです。
しかしあれだけテレビでCMを流すと、広告費は莫大なものになるのではないでしょうか。
でもそれに見合う利益があるから、いつまでもCMが続いているのでしょう。でもいったい誰が買っているのでしょうか。
健康食品はサプリメントと呼ばれだして、一層人気が高まったようですが、はたして効果があるかどうかは疑わしいものです。
あなたもCMに騙されて安易に購入してはいけませんよ。
以下はこのところの健康食品ブームに警鐘を鳴らす朝日新聞の記事です。
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健康食品、狙われる高齢者 効果うそ・仕入れ値70倍…
「高血圧がよくなる」などと高齢者にうその効果を説明し、しつこく健康食品を売りつけていた業者に対し消費者庁は10日、特定商取引法違反(不実告知など)で、電話勧誘や契約などの一部業務停止(3カ月)を命じた。
業者は仕入れ値の最大約70倍で販売していた。高齢化や健康志向の高まりを背景に、利幅の大きな健康食品を巡るトラブルが後を絶たない。
名簿購入・社名変更… 健康食品トラブル、ある業者は
業務停止を命じられたのは東京都江東区の健康食品販売会社「I&Oファシリティーズ」。
消費者庁によると、同社は高齢者に電話をかけ、サプリメント「神薙(かんなぎ)」(120粒、税込み5万2500円)を「高血圧や糖尿病がよくなる」などとうそをつき、断られてもしつこく勧誘し代金引換などで売っていた。
国民生活センターが把握する2012年7月~今年5月の相談件数は166件あった。神薙はビール酵母や黒ウコンが原材料とされ、製造元からの仕入れ値は安い時で1本750円。2013年4月までの1年間に同社の売り上げの9割近い約1億7700万円を売り上げていた。
国民生活センターによると、健康食品をめぐる相談件数は11年度まで1万件台で推移していたが、12年度から急増し13年度は4万6791件。
しつこい電話勧誘などに加え、勝手に商品を届け代金を請求する「送りつけ商法」も増えているという。担当者は「高齢化や健康志向が背景にある。多くの業者が似た手口で営業していた」。
消費者庁は「業者には横のつながりがあるようだ」という。
小寺陽一郎、小泉浩樹
朝日新聞電子版 2014年6月11日
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