お人よしは褒める点がない
お人好し
とは以下のような人たちの総称です。特徴を上げるといろいろありますが、その多くは悪い点で、良い点はほとんど見つかりません。
こんなにあるお人よしの特徴
・人が良い
・気が弱い
・だまされ易い
・なめられやすい
・相手に合せるだけ(イエスマン)
・純粋すぎる
・純粋すぎる
・生真面目
・人間が甘い
・人間が甘い
・考えが幼稚
・ドジ
・優柔不断
・温室育ち
・頼りない
・頼りない
・鈍い
・未熟
・はがゆい
・ひ弱い
・ひ弱い
お人好しはノ-と言えない
お人よしの人には上に挙げたように、どちらかと言えばデメリットな特徴がいろいろありますが、最大の欠点は「ノー」と言えないことです。
ノーと言えない人は、人にものを頼まれたら断ることができなかったり、人の意見を否定できず賛同ばかりしています。要するに反論ができないのです。
その結果相手からは、意志が弱いとか、自分の意見を持たない人というふうに思われ軽んじられます。
それ故に大事な相手と思われなくなるのです。こうなると軽蔑の対象にさえなり、次第に遠ざけられるようになります。
お人よしは苦情も言えない
人間社会にいると、自分の意が相手に沿わないことが往々にしてあります。こうした場合は黙っていないで相手に自分の考えをぶつけなければいけません。
要は反論したり、苦情を言ったりするのです。意見を戦わせると言っていいかもしれません。こうすることにより、相手は自分の非に気づくことができるのです。
でもお人よしにはこれができません。反論や苦情を述べることができず、いつも相手の言うままになるのです。
ということは、相手が間違ったことを言っても、そのまま通ってしまうのです。これでは人を良い方向に導くことができないばかりか、悪を助長することになります。
お人よしは人をスポイルしてダメにする
スポイルとは人を甘やかし、その結果ダメにしてしまうことです。
テレビでアジア大会の実況を見ていて思ったことですが、ある陸上競技でメダル候補と言われていた日本選手が3位以内に入れずメダルを逃してしまいました。
競技の後で、普段はコーチをしている解説者がこう言っていました。「仕方ないですね。もろもろの条件が悪かったのでしょう。4位でも良く頑張りました。」
これを聞いて、この人なんとお人よしだろう、と思ったのは私だけでしょうか。負けたのには原因があります。コーチなら真っ先のそれに気が付かなければいけません。それを指摘して反省してこそ改善への道が開かれるのです。それでなく安易に負けを認めてしまったのでは明日はありません。
物事を疑わない人はお人よし
人のいうことを信じなかったり,物事を疑うことを悪く思う人があります。たぶん信じる者は救われる、などという格言を信じている人に違いありません。
しかし本当にそうでしょうか? 疑う気持ちはwhyいったいなぜだるとと疑問を持つことから始まるます。要するににどうして?とその理由を問う気持ちです。
こうした気持ちこそ物事を発展させるのです。何でもすぐ認めてしまうお人よしは、発展になんら役に立ちません。
やたらプラス思考の人もお人よし
物事を良い方にばかり考えることをプラス思考と言います。理由などは考えず、とにかく物事は良い方向にばかり進むと信じこむのです。
こうした一見前向きに生きているとも思える彼らがお人よしというのは何故でしょうか。
その理由はこうです。世の中には良いことがある反面悪いこともあります。良いこと悪いことが相反するのが世の中なのです。
でもプラス思考の人はどうでしょう。彼らは物事を常に自分に都合がいいように考えます。これは悪いことの存在を否定してしまっているとも言えます。
これは世の中を真正面から見ておらず、何事に対してもノーと言わないお人よしの姿となんら変わりありません。
≪結論≫お人よしは物事の改善や改革ができないだけでなく犯罪を助長する
人からノーと言われたり苦情を言われたりすると、たいていの人は「なぜ?」とその理由を考えます。それがその人の物事を改善したり進歩したりするきっかけになるのです。
言うまでもなく、物事は、Why(なぜ?)と疑問を持つことから、改革が始まるのです。
お人よしにはこれが無く、何でもすぐ認めてしまうのです。それ故に改善や改革ができないのです。
それだけではありません。人のいうことを安易に信じてしまうことから詐欺などの犯罪に巻き込まれやすくなります。
このところ社会的に大きな問題なっている振り込め詐欺の被害に遭うのは気の弱い人が多くいます。いうまでもなく、こうした人の多くがお人よしなのです。
これから考えれば、お人よしは犯罪を助長するとも言えるのです。
このように、お人よしは悪いところだらけで良いところが少しもありません。これだと存在自体に意味がありません。それどころか存在そのものに疑問を感じてしまいます。
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