2019年3月22日のこのブログに
「日本がどんどん劣化していく」
続いて5月7日火曜日には
「日本をこれ以上劣化させないために」
という、2回連続で、あえて「日本、劣化」というキーワードをタイトルにつけた記事を載せました。
これらの記事で分かるとおり平成の時代は、日本という国がブランドとしての価値を大きく下落させた時代でした。
令和という新しい時代を迎えたこれからは、なんとしても劣化で失った国力を回復しなければならないのですが、平成の余韻なのか、劣化はいまだに後を引いているようです。
以下はごく最近の日経新聞デジタル版に載った記事です。
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令和になっても止まらない!劣化を続ける日本の国力
日本経済新聞電子版(2019年5月29日)
スイスの有力ビジネススクールIMDは28日、2019年の世界競争力ランキングを発表した。日本の総合順位は30位と前年より5つ順位を下げ、比較可能な1997年以降では過去最低となった。
企業の生産性の低さや経済成長の鈍化などが理由で、アジアの中での地盤沈下も鮮明になっている。
調査対象は63カ国・地域。1位はシンガポールで、先進的な技術インフラやビジネス環境が高く評価された。
一方、前年に1位だった米国は3位に転落。IMDは燃料価格の上昇やハイテク輸出の減少が米経済に打撃を与えていると指摘したほか、トランプ大統領の税制改革の効果にも懐疑的な見方を示した。
日本は判断基準となる項目別で、「ビジネスの効率性」が46位と低く、ビッグデータの活
用や分析、国際経験、起業家精神は最下位と厳しい。
用や分析、国際経験、起業家精神は最下位と厳しい。
IMDは企業の生産効率の向上に向け、働き方改革や人材開発を一層進める必要があると指摘した。「政府の効率性」も38位で、巨額の政府債務や法人税率の高さなどが重しになっている。
アジアではインドネシアの勢いが目立つ。総合順位は43位から32位に急浮上し、日本を猛追している。首都ジャカルタでは今春、同国初の地下鉄が開業するなど、インフラやビジネス環境の改善が寄与した。
欧州では、欧州連合(EU)離脱に揺れる英国は23位と3つ順位を落とした。IMDは欧州の競争力は景気減速の影響で厳しくなっていると指摘した。
競争力ランキングは1989年から公表している。4つの項目を基準に、235の経済指標などを使い分析している。【ジュネーブ=細川倫太郎】
出典・日本経済新聞電子版(2019年5月29日)
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この記事の要点を整理すると
・日本の国際競争力は世界30位で1997年以降最低
・ビジネスの効率性は46位
・政府の効率性38位(巨額の財政赤字や法人税率の高さが重荷になっている)
・先進国中最下位だけでなくアジアも中国、韓国に追い抜かれた
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